韓国語「アイゴ(아이고)」の正しい使い方とは?アイゴのいろんな意味・使い方を見てみよう!
韓国ドラマや映画でよく聞く「アイゴ!」という韓国語、気になりませんか?
文法的にはアイゴは「感嘆詞(かんたんし)」や「感動詞」と呼ばれる単語なのですが、一体どんな意味があるのでしょうか。
実はこの「アイゴ」という言葉はとても多彩な場面で使われるとても便利な韓国語なんです。この「アイゴ」の言い方ひとつで、喜びも怒りも悲しみもありとあらゆる感情を表現してしまうからです。
アイゴをナチュラルに使いこなせる人は、韓国語もすっかり板についてきた、こなれてきたという印象を与えるほど。
どんな場面で使うのか、いろんなパータンをチェックしてその使い方をマスターしましょう。
韓国語「アイゴ(아이고)」の正しい使い方とは
ドラマや映画などでよく聞く「アイゴ」という韓国語。自分で使うとなればどんなふうに、どんな場面で使うのが正しい使い方でしょうか。
この「アイゴ」は感嘆詞と呼ばれる単語で感情や受け答えを一言で言い表す言葉で、日本語言うと「まあ」や「あら」などがそれにあたります。
「まあ」「あら」なども日本語でどんな意味かと聞かれても説明に困るように韓国語の「アイゴ」も一言では説明できない言葉です。
いろんな意味を持っていて、様々な場面で使われるからでしょう。
間違って使わないようにいろんなパターンの韓国語「アイゴ」の使い方をチェックしておきましょう。
「アイゴ」は英語で言うと「オーマイゴッド」のようなもの
まず感覚として「アイゴ」をつかむところから始めましょう。
韓国語の「アイゴ」は英語で言うと「オーマイゴッド」のように使われます。もちろん意味は全然違いますが、シチュエーションがよく似ています。
「オーマイゴッド」は嬉しくて興奮している時にも使われますし、悲しくて嘆いている時、落ち込んでいる時、びっくりした時など様々な場面でいろんなトーンで使わていますよね。
「アイゴ」もそれと同じです。何か心が動かされた時に、思わずつぶやいてしまう時に使う言葉なので、悲しくても嬉しくてもびっくりしても怒っていても「アイゴ」は使える言葉なんです。
細かくいろんなシチュエーションでチェックてみましょう。
悲しい時の韓国語の「アイゴ」
「アイゴ」はまず悲しいときによく出る言葉です。
例えば、大好きな家族を亡くしてしまって、悲しみに泣き崩れる時に天を仰ぎながら「아이고—!(アイゴーーー!)」と叫ぶということもありますし、静かにうなだれながら聞き取れるか取れないかくらいの小さな声で「아이고….(アイゴ…)」とつぶやくなんて言うこともあります。
床をたたきながら号泣しているような場面でも泣きながら「아이고-아이고-(アイゴーアイゴー)」と繰り返すように使うこともあります。
悲しいけど言葉にならない、でも何か口にしたいそんな時にも「アイゴ」を使います。
びっくりした時の韓国語の「アイゴ」
次に紹介するアイゴの韓国語の使い方はびっくりした時です。
日本でもそーっと後ろから近づいて行って急に「わっ!」と相手をびっくりさせるようないたずらをするというようなことがありますが何て言いますか?
「わっ!」と声にならない声が出るのは日本語も韓国語も一緒ですが、韓国語の場合多くの人が「아이고!깜짝이야! (アイゴ!ッカㇺチャギヤ!)」と言うんです。
「깜짝이야!(ッカㇺチャギヤ)とは 」びっくりした!という意味です。激音の깜짝(ッカㇺチャッㇰ)という発音がいかにも驚いた様子をよく表している韓国語です。
悲鳴を上げるほどびっくりしたようなときでも、その깜짝이야! と合わせて아이고!(アイゴ!)はよく使いますよ。
他にも誰かがすごいことをしたとき、子供をすごいすごい!とほめる時、「うわー、知らなかったなー」と言うようなときにも使います。
「あらー うちの息子本当にかっこいいわー!」
「아이고 우리 아들 정말 잘 생겼네–!」
「アイゴ ウリ アドゥㇽ チョンマㇽ チャㇽ センギョンネー」
とこんな具合です。驚かされてびっくりした時にも、心を動かされますのでアイゴを使うんですね。
会えてうれしい人に偶然あった時なんかも使います。
あら!久しぶり!
아이고!오랜만이네!
アイゴ!オレンマニネ!
本当に使うシチュエーションの幅が広いですね。
嬉しい時の韓国語の「アイゴ」
次は嬉しいときのアイゴです。
何か思いがけないラッキーなことがあった時、ちょっとしたことに気が付いた時、何かしてもらって「ありがとう」を言うような時でも「アイゴ」はよく登場します。
「まさか本当に来てくれるなんて!ありがとう!」こんな時でも「아이고, 정말 와 줬구나! 고마워!(アイゴ チョンマㇽ ワジョッグナ!コマウォ!)
アイゴ自体はなくても文章として意味は十分通じますが、動かされた心のままに、思わず話はじめに「アイゴ」と出てしまう、そんな感覚です。
怒っている時の韓国語の「アイゴ」
怒っていると言っても一番よくアイゴを使うのは、自分に対して使うことも多いアイゴ。何かちょっとした失敗をしたときなんかに、思わず「もう!」や「全く!」みたいに口をついて出る感じなんです。
ちょっと躓いてしまって「おっ!」っというような時でも短く「아이고!(アイゴッ!)」みたいに口から出たりします。
他にはイライラが少しづつせりあがってきているような時も「あーもう!マジどうしろって言うんだよ!」みたいな時は「아이고! 정말 어쩌라고!(アイゴ!チョンマㇽ オッチョラゴ!)」頭を抱えながら言うことになります。
疲れている時も困っている時も「アイゴ」
アイゴの使い道はまだまだあります。疲れている時や困っている時にも使えるんです。
例えば、椅子に腰かける時や、重い体を頑張って持ち上げるように立ち上がる時、日本語では「よっこらしょ」なんて言ったりしますが、韓国語では「아이고ー!(アイゴー)」なんて言ったりするんです。
たくさん歩いて疲れて「あー疲れた!死にそう!」なんて言う時には「아이고, 힘들어 죽겠다-(アイゴ ヒㇺドゥロ チュッゲッタ)」と言うんです。
「ああ、どうしよう…」などと困っている時も「아이고,,, 어떡하지??(アイゴ、、、オットッカジ?)」と使ったりします。
韓国語「アイゴ(아이고)」の正しい使い方まとめ
韓国語「アイゴ(아이고)」の正しい使い方ということで、一言では言い表せないのでいろんなシチュエーションで使い方をご紹介いたしました。
アイゴは、感情・心が動いたときに言葉にならないその心情をとりあえず、何か口にして表したいという言うような時に使うというような言葉です。
ですので、実際に使っている韓国人も、実は無意識に知らず知らず、口から出てしまっているような感じが多いみたいですね。
日本語だと「あら」「まあ」「もう」「ちょっと…」いろんな言葉で置き換えができるでしょう。
何かびっくりしたり、うれしかったり、困ったり、疲れたり…韓国語に慣れてくるといろんな場面で自然に使えるようになります。
しかし、むやみに使うとちょっとオーバーな人のような印象になるかもしれませんので気を付けて下さいね。


チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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