【韓国語の過去形】韓国語の過去形表現をマスター!韓国語過去形をわかりやすくご紹介!
韓国語でこれまでにあったできごとを知ってもらうために説明したいことがあるはずです。
しかし、過去形を理解していないと意図する時系列で話すことができず、相手にわかってもらえないかもしれません。
韓国ドラマのOSTにも시간을거슬러(シガヌルコスルロ/時間をさかのぼって)で、とにかく過去のできごとを振り返るように、日本と韓国に時差があったとしても、時間は刻一刻と進むもの。
この瞬間もすでに過去になります。
それだけ過去が積み重ねられるのですから、想像以上に過去のことを話す機会があることに違いありません。
そこで今回は、韓国語の会話で重要になってくる、過去形表現について、わかりやすくご紹介します。
韓国語で過去形 【ハムニダ体】
韓国語の「ハムニダ体」とは、とても丁寧な言い方をするときのものです。
韓国のアナウンサーの話し方というとわかりやすいかもしれません。
日常会話だとちょっと硬い印象ですが、フォーマルな場面では必要不可欠な表現です。
ハムニダ体にも過去形が存在します。
過去の内容ともいえる動詞が陽母音であるのか陰母音であるのかによって、過去形が違ってくるので気を付けなければなりません。
陽母音は「아」「오」、陰母音はそれ以外になります。
陽母音のときは語幹+았습니다(ア スムニダ)、陰母音のときは語幹+었습니다(オ スムニダ)が過去形です。
일본에갔습니다(イルポネ カッスムニダ/日本へ行きました)と、これまでに日本へ行ったことを説明したり、김치전을먹겠습니다(キムチジョヌル モッケスムニダ/キムチチヂミを食べました)と、キムチチヂミを食べたのだと知ってもらったりすることができます。
韓国語で過去形 【ヘヨ体】
韓国語の過去形がハムニダ体ではなく「ヘヨ体」になるとどうなるでしょうか。
日本語に翻訳するとハムニダ体と同じように~ですという語尾になりますが、韓国語ではハムニダ体よりもフランクな敬語表現と位置付けられています。
日常会話ではビジネスに関係していない限り、ヘヨ体でやりとりをすることが多いでしょう。
過去形のヘヨ体は、陽母音だと語幹+았어요(ア ッソヨ)、陰母音だと語幹+었어요 (オ ッソヨ)になります。
ハムニダ体では일본에갔습니다(イルポネ カッスムニダ/日本へ行きました)でも、ヘヨ体では일본에갔어요(イルポネ カッソヨ)、김치전을먹겠습니다(キムチジョヌル モッケスムニダ/キムチチヂミを食べました)も김치전을먹었어요(キムチジョヌル モゴッソヨ)となります。
하다(ハダ)用言が語幹だと簡単です。
공부하다(コンブハダ/勉強する)を過去形にすると공부했어요(コンブヘッソヨ/勉強しました)、시작하다(シジャカダ/始まる)だと시작했어요(シジャケッソヨ/始まります)というように、하다(ハダ)が했어요(ヘッソヨ)になるだけです。
韓国語で過去形 【パンマル】
韓国語のパンマルとは日本語でいうところのタメ口です。
親しい相手とはパンマルでしゃべります。
この親しい相手とは、自分の友達であったり、自分よりも年下であったり。
ここに家族は含まれません。
韓国では幼児をのぞいて、両親や兄・姉に対しても敬語を使うものです。
小学生になる頃には、どこの家庭の子供でもちゃんと敬語とパンマルを使い分けることができているといわれています。
日本人であっても、韓国語のおとなのしゃべりができるようになりたいものです。
韓国語のパンマルを過去形にするポイントは、ヘヨ体の過去形から「요(ヨ)」をとるだけです。
陽母音だと語幹+았어(ア ッソヨ)、陰母音だと語幹+었어(オ ッソ)といいます。
일본에갔어(イルポネ カッソ/日本に行ったよ)、김치전을먹었어(キムチジョヌル モゴッソ/キムチチヂミを食べたよ)となります。하다(ハダ)用言でも同じです。
하다(ハダ)を했어(ヘッソ)にします。
パンマルだとテンポよく会話できるでしょう。
まとめ
韓国語で過去のことを話すためには、陽母音と陰母音を理解していなければなりません。
日本人学習者にとって、陽母音と陰母音という概念は慣れるまで混乱するものです。
会話で間違えてしまうこともあるでしょう。
慣れてしまえば、あえて意識しなくても、陽母音と陰母音を区別することができるようになります。
韓国語の過去形は、ハムニダ体だと【陽母音】語幹+았습니다(ア スムニダ)、【陰母音】語幹+었습니다(オ スムニダ)
ヘヨ体だと【陽母音】語幹+았어요(ア ッソヨ)、【陰母音】語幹+었어요 (オ ッソヨ)
パンマルだと【陽母音】語幹+았어(ア ッソヨ)、【陰母音】語幹+었어(オ ッソ)です。
韓国語で過去のことを説明できるようになれば、自分のことについても掘り下げてしゃべることができるので、より相手に理解してもらうことができます。
自分自身も相手の過去を知ることで、距離も縮まるはずです。
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