韓国語の先生はソンセンニム?韓国の変化する先生事情をご紹介!

韓国語の先生はソンセンニム?韓国の変化する先生事情をご紹介!

韓国ドラマのおもしろさを「1%の奇跡」に教えてもらったという韓流ドラマペンもいるのではないでしょうか。これまでの韓国ドラマにはなかったコメディー要素満載のストーリーが、日本人にもマッチしたことが理由だといえます。そんな1%の奇跡の主人公「タダ」は平凡な中学校の先生。韓国の先生という存在が身近に感じられたのではないでしょうか。

ドラマが放送されたのは2003年のこと。あれから15年……韓国の先生を取り巻く環境も変化しています。ドラマでは「선생님(ソンセンニム)」と敬われていましたが、最近では선생님(ソンセンニム)という言い方もされなくなってきているといいます。韓国語のテキストでも「선생님(ソンセンニム)=先生」とあるだけに、日本人学習者にとっては寝耳に水といったところ。韓国の先生と生徒たちに、いったい何が起こっているのでしょうか。

韓国語の先生はソンセンニム?韓国の変化する先生事情をご紹介!

そこで今回は、韓国の先生事情についてご紹介します。

この記事の目次
・韓国語で先生はソンセンニムじゃなくなっている?
・韓国語でソンセンニムに感謝!先生の日って?
・韓国語で先生は教師・教授・医者で違う
・まとめ

韓国語で先生はソンセンニムじゃなくなっている?

韓国語の先生はソンセンニム?韓国の変化する先生事情をご紹介!

韓国ドラマで先生は선생님(ソンセンニム)といわれていました。先生が主役のドラマ、高校生が中心の学園ドラマ、ホームドラマを賑やかにする小学生のこどもたち。先生のことを선생님(ソンセンニム)といっていた……はずです。ですが、最新の韓国ドラマではそうでもないということがみえてきます。最近のこどもたちは、先生のことを선생님(ソンセンニム)といわないことがあるのです。

それが쌤(セム)という言い方です。선생님(ソンセンニム)よりも親しみが感じられます。もともと、先生に面と向かっていうものではなかったといいます。それがここ数年のうちに、親しみある先生という言い方になったのです。人気の先生の誕生日ともなると、生徒たちが「쌤생일축하합니다(セム センイル チュカハムニダ)」と誕生日のお祝いをするほどです。

先生のことを敬っていないわけではありません。むしろ敬う気持ちもひとしおということもあるでしょう。最近の先生たちも、そんな生徒たちの気持ちがわかっているからか、선생님(ソンセンニム)といわなくても、特に指摘することはありません。ですが、年配の人たちにとっては、なかなか馴染めないようです。

韓国語でソンセンニムに感謝!先生の日って?

韓国語の先生はソンセンニム?韓国の変化する先生事情をご紹介!

韓国には先生に感謝をする「先生の日」があります。韓国語では스승의날(ススンエナル)といいます。日本語に直訳すると師匠の日という意味です。かれこれ60年ほど前から、セジョン大王の誕生日である5月15日に、日頃からお世話になっている先生、またはこれまでにお世話になった恩師に感謝をする日とされてきました。おとなになった韓国人たちも、스승의날(ススンエナル)に造花と感謝の手紙やメッセージを渡した記憶があるようです。

ですが、教育熱の高まりとともに、この感謝のプレゼントが賄賂になってしまったことが社会問題になりました。韓国の法律によって厳しく制限されたため、賄賂問題には終止符が打たれたことになります。かつては当たり前だった造花や手紙でさえ渡せなくなったので、保護者たちの動揺も相当なものだったとか。

あるべき先生の日を取り戻そうと、学校によっては、先生のために歌ったり、先生を拍手で出迎えたりして、プレゼントとは別の手段によって感謝の気持ちを伝えています。ちなみに、日にちは違いますが、韓国のお隣である中国にも先生の日である教师节(ジャオシージエ)があります。しかし、やはりというべきなのでしょうか、韓国のように賄賂問題となってプレゼントが制限されるようになりました。

韓国語で先生は教師・教授・医者で違う

韓国語の先生はソンセンニム?韓国の変化する先生事情をご紹介!

日本語では小・中学校、高校教師のことを先生といいます。教授のことも先生、医者のことも先生といいます。ですが韓国では教授のことを선생님(ソンセンニム)といったり、医者や歯科医のことを선생님(ソンセンニム)といったりすることはありません

大学・大学院の教授のことは교수님(キョスニム/教授様)といいます。医者のことは의사선생님(ウィサソンセンニム/医者先生様)といいます。韓国では職種ごとにきっちりと言い方を区別する傾向がみられます。弁護士の先生のことは변호사님(ビョノサニム/弁護士様)といっています。

そのため、韓国現地でこのような専門的な職種の先生のことを선생님(ソンセンニム)といわないように気を付けましょう。韓国人にとっては不自然ですし、場合によっては失礼になることもあります。

まとめ

韓国の선생님(ソンセンニム)たちを取り巻く状況は変化しています。선생님(ソンセンニム)が쌤(セム)といわれたり、先生の日(스승의날/ススンエナル)に先生へプレゼントができなくなったりしています。また、日本語では先生という職種であっても、韓国では先生といわれることはないということもあります。韓国人が日本での先生事情を知って驚くこともたくさんあるそう。

韓国語の선생님(ソンセンニム)という言い方から、韓国語や韓国社会、韓国文化に興味・関心を持ったかもしれません。

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