ハングル能力検定試験について調査!韓国語能力試験との違いや難易度や勉強法まとめ!
韓国語を学んでいる人なら必ず気になるのがハングル能力検定試験。
文字通りハングルや韓国語のスキル・実力がどれほどのものなのかを証明してくれるものですよね。
取得すれば履歴書にも書くことのできるハングル能力検定試験ですが、具体的にどれほどの難易度なのか?どんなテストなのか、どんな勉強法で臨めばいいのかなど気になることがたくさんありますよね。
そこで今回は、気になるハングル能力検定試験について級別の難易度から、必要単語(出題語彙)や合格ラインなどのレベルについて調べてみました。
よくハングル能力検定試験と並んで聞かれる韓国語能力試験との違いについてもご紹介します。
ハングル能力検定試験とは
ハングル能力検定試験、略して「ハン検」とは、文字通り韓国語のスキルを示すための試験です。
ハングル能力検定協会が実施する試験で、1993年から実施されており、所有していると大学での単位免除の対象と認められたり、日本で韓国語通訳として仕事をする時に通訳士の基準として定められているほど、きちんと認められた資格試験です。
現在では一年に2回、6月第1日曜日と11月第2日曜日に試験があり、およそ2か月前から申し込みをすることができます。
おおよそ全国の各都道府県にて試験が実施されており、ハングル能力検定試験協会のホームページからオンラインで申し込むことも、郵送で申し込むことも可能です。
ハングル能力検定試験と韓国語能力試験との違いは?どちらが有利?
韓国語の能力を測るための試験であるハングル能力検定試験ですが、合わせて韓国語能力試験というテストも聞かれますが、何が違うのでしょうか。
どちらも韓国語スキルをテストであることには変わりはありませんが大きな違いは、「母国語が日本語である人のみ対象」がそうでないかです。
ハングル能力検定試験が母国語が日本語である人が対象で、韓国語能力試験は韓国語を母語としない人を対象としているということです。
韓国語能力試験はTOPIKと呼ばれ、英語でいうTOEICと同じだと考えていただければわかりやすいかと思います。
韓国語を母国語としない人が対象ということは世界基準であると言えますが、試験の内容も全く異なります。
両方とも取っているという上級者の人も珍しくありません。
・日本国内や日本企業で韓国語を使って仕事をするならハングル能力検定試験
・韓国の学校に通いたい、韓国の企業に勤めたいなどと言う人なら韓国語能力試験
という使い分けでしょうか。
どちらが難しい、認められているというわけではないようです。
ハングル能力検定試験は1級が一番難易度高の最上級!
ハングル能力検定試験は、全部で6段階の級に分かれています。
1級が一番最上級、そして準1級、2級、3級、4級、5級となります。
ちなみに韓国語能力試験ではこれが逆で、6級が一番最上級、その後5級、4級、3級、2級、1級となることから、混同される方が多いそうです。
同じ6段階なのに、逆であるということと、準2級という途中からできた級がハングル能力検定試験にはあるからでしょう。
ハングル能力検定の級別合格ラインと出題単語
それでは、ハングル能力検定試験の級別合格ラインと出題語彙、どんな難易度・単語を勉強すればよいのかをまとめてみましょう。
詳細は公式サイトにありますので、あくまでイメージを付けていただくため要点をまとめてみました。
ハングル能力検定試験5級
ハングルがしっかり書ける、読めることは必要。
初級とは言え、動詞・形容詞の活用は知っておく必要があり、挨拶や簡単な会話はマスターしておくことが求められます。
名前や家族、食べ物や好きです、嫌いですなど、自分の日常生活の身近なことを伝え、聞き取れる(読める)というレベルにあたります。
初級の前半、40時間勉強をしたレベルだそうです。
ハングル能力検定試験4級
よく言われる韓国での旅行に困らない程度のレベルと言われるのが4級です。
出題単語は約950語の比較的使用頻度の高いものとされています。
食事の注文や買い物など会話も何度か行き来する、ある程度決まった形はマスターできていること、そして難しい知らない韓国語でも辞書を活用し言い方をある程度把握することができるレベルとされています。
初級の後半、80時間を勉強したレベルだそうです。
ハングル能力検定試験3級
日常会話以外にも、伝達や依頼、誘い、命令などができるレベルと言われる3級。
読み書きも手紙やメールなど文章を理解出来ると言ったとことです。
使用頻度の高い慣用句などの問題もこの級から出始めます。
ハングル能力検定試験には3級の壁という言葉があり、初級だったそれまでと違い格段にレベルが上がると言われています。
出題語彙も一気に2200語に増えます。
中級の前半で160時間を勉強したレベルだそうです。
ハングル能力検定試験準2級
途中から追加された準2級以降は、ほぼ上級と言ってよいと思います。
上級をさらに細分化するために作られたレベルだと言われています。
日常会話はほとんど問題なし、新聞程度はほぼ辞書なしで理解できるという、語彙力も長文読解能力も求められるレベルです。
300時間を勉強したレベルと言われています。
ハングル能力検定試験2級
ここから本当の上級。
このレベルからビジネスレベルでほぼ仕事に影響がなくネイティブとコミュニケーションが取れると認められるレベルです。
なじみのない専門分野でもきちんと文書を読んで理解し、伝えることができるレベルだと言われてます。
ハングル能力検定試験1級
最上級である1級はもはや、語学のプロ、翻訳家や通訳の専門職に求められるレベルでしょう。
ちなみに、韓国人の人でも満点をとれない人が多いとも言われる1級。
語学力に加え、国語力にも磨きをかける必要があるとも言われています。
5級から1級までの6段階をご紹介しましたが、合格率は4級5級でお祖よ8割、3級で5割。
そして準2級で25%なのだとか。
聞くのが怖い2級ではなんと7%、1級は8%なんだそうです。
上級になればなるほど受験者数も減っていくことを考えるとかなりの難問であり、取得するととても価値のあるものだということがわかりますね。
ハングル能力検定試験の勉強法
初級までの勉強法としては、「基本をしっかりと押さえること」でしょう。
日本人にとって韓国語は文法を学ぶ必要はありません。
ハングルをきちんと読み書きできること、パッチムや発音変化なども理解し、動詞・形容詞などの活用など、ある意味暗記的な勉強要素もありますが、そこを地道にクリアすることでしょう。
言ってしまえば、覚えてしまうだけという側面の強い初級は、躓く前に韓国語学校などで効率よく、楽しく学べる環境に思い聞いて飛び込んでしまうほうが近道かもしれません。
試験には聞き取りもありますので、耳を早いうちから慣らすという意味でも有効でしょう。
中級以降は、たくさんのハングルに触れること。
勉強した知識としての韓国語ではなく、使える言葉として定着させておく必要がありますので、実際に韓国の人と話す機会を作ることが何より近道ではないでしょうか。
インターネットで文字や音には事欠きませんが、なるべくアウトプットの機会を設けることをお勧めします。
上級の場合は、独学も含めてですが、ネイティブの人でも満点を取ることが難しいとも言われていますので、専門的な機関で勉強をする事をお勧めいたします。
過去テストや模擬試験を活用しよう
ハングル能力検定試験を実際に受ける人にお勧めしたいのが、過去テストや模擬試験をうまく活用することです。
どれだけ努力をしても、勉強をしてもやはり試験と言うのは特別なものです。
特殊な環境で、決められた時間内で実力を発揮するということは案外難しいのはどんなテストでも同じことです。
その環境に少しでも慣れて、安心して試験が受けられるように過去テストや模擬試験に事前に触れておくことはとても大切です。初めて見る問題は容量がつかめず時間をロスしてしまったり、うっかりミスを招く原因にもなります。
そうならないためにも、問題集やインターネットを使い過去問を解いておくこと、そしてできればきちんとした本番と同じ形式で模擬試験を受けておくことがおすすめです。
ハングル能力検定試験まとめ
ハングル能力検定試験についてそのレベルや難易度や勉強法についてまとめました。
韓国語能力試験とハングル能力検定試験。
改めて整理すると
・日本国内や日本企業で韓国語を使って仕事をするならハングル能力検定試験
・韓国の学校に通いたい、韓国の企業に勤めたいなどと言う人なら韓国語能力試験
という使い分けでしょうか。
まだこれから受けてみようという人には、ちょっと難しいイメージがついてしまったかもしれませんが、是非初級からでも興味があれば受けて見てください。
またハングル能力検定試験は、隣り合わせの級を同じ日に二つまで受けられる併願受験という制度があります。
初級のレベルは是非こちら挑戦してみてはいかがでしょうか。
自分の現状のレベルに自信がつくことにもなりますし、これからの勉強のポイントを把握する良い機会にもなります。
是非、頑張ってみてください。
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