韓国語の歌を聞いて韓国語は勉強できる?その方法は?
外国語習得のためには、コツコツと勉強を続けるイメージがありませんか?一見難しそうな韓国語も、好きな韓国語の歌を聞いて、歌詞を通して勉強しているうちに韓国語がいつの間にかしゃべれるようになっていた!・・・そんなことがあったら最高ですよね。
ここでは、K-POPが好きで歌を聞きながら楽しく韓国語を覚えたい!好きなアーティストが歌っている歌詞の意味を知りたい!
そんな意欲がある人に向けて、韓国語の歌を聞いて韓国語は勉強できるのか?どんな方法があるのか?を詳しくご紹介していきます。
韓国語の歌で韓国語は勉強できる?
韓国語を歌で勉強するのであれば、まず紙に書きだしてハングルを覚えることが必須です。それから、何度も歌を聞いて声に出して歌ってみることで、ネイティブに近い発音を身につけていくことができるようになります。
紙に書きだしてハングルを覚える!
好きな歌、意味を知りたい歌を選んで、韓国語の歌詞をそのまま紙に書きだしていきます。24文字のハングルの構造を理解していない段階だと、歌詞を書いていてもどんな発音になるのか想像できず大変でしょう。
なので、並行してハングルを勉強していくようにしましょう。そうすると、歌詞を書いていくうちにどんな発音になるのか少しずつ分かってきます。
韓国語の歌詞を書き出していく際には、分かち書き「띄어쓰기(ティオスギ)」を意識するようにしましょう。分かち書きというのは、単語と単語との間にスペースを入れることをいいます。韓国語は分かち書きをすることで、単語の区切りがどこにあるかを理解することができます。
日本語は漢字とひらがな、カタカナを使い分けることで文章を読みやすくします。それが、ひらがなだけだと、どうでしょう。句読点を入れずにひらがなだけで文章を書くと、どこで区切っていいのかが分かりませんし、区切る場所によっては意味がまったく変わってくるものです。
それと同じことが韓国語でも起こります。分かち書きをせずに書いてしまうと、単語の意味がまったく違う意味になってしまうことがあるのです。
一例ですが、개 새끼(ケ セキ)は韓国語で「子犬」という意味ですが、これをつなげて개새끼(ケセキ)と書いてしまうと「この野郎」という悪口になってしまいます。
韓国語を勉強していく上で分かち書き「띄어쓰기(ティオスギ)」はとても重要なので、歌詞を書き出すときは意識するようにしてください。
とにかく聞く!声に出して歌う!
韓国語を歌で勉強することのメリットは、ネイティブに近い自然な発音を身につけることができるということ。
何回も繰り返し聞いて声に出すようにすることで、最初は聞き取れていなかった単語が徐々に聞こえるようになってきます。
韓国語の単語がはっきり聞き取れるようになってくると、難しい発音の単語も耳でキャッチできるようになり、次第に発音できるようになっていきます。
声に出して歌うときに注意したいのが、カタカナを振った韓国語の歌詞は見ないようにすることです。カタカナ表記を読むだけだと、本来の発音と違ってくることがあるので注意しましょう。じっくりと聞いて、聞こえてきた音をそのまま声に出して歌うことを意識するようにしてください。
韓国語の歌で勉強するメリット・デメリット
韓国語の歌で勉強することができれば、韓国語を楽しみながら習得していけますよね。とはいえ、韓国語を歌で勉強することには、メリットもあればデメリットもあります。具体的にどんなメリット・デメリットがあるのか、みていきましょう。
メリット
韓国語の勉強をするときに歌を使うことで楽しく覚えるというメリットがあります。以下ご説明します。
・いつも好きな曲が聞ける
韓国語を歌で勉強する一番のメリットがコレです。好きな曲を聞いて韓国語を勉強して、最終的に歌詞の意味を理解して、正しい発音で歌うことができたら最高ですよね。
歌詞にあるフレーズをどんどん覚えていくことで、韓国語での会話もより一層スムーズにできるようになります。
・モチベーションが保ちやすい
好きな曲を1曲マスターして自信がついてきたら、「ほかの曲もマスターしてみよう」というモチベーションが上がってきます。
韓国語の好きな歌がたくさんある方なら、1曲マスターするごとに達成感に浸りつつ次の曲の勉強へと進むことができます。
・音と一緒に覚えるので忘れにくい
時間をかけて覚えた歌は、そう簡単には忘れないものです。歌で韓国語を勉強すると、音とセットで覚えることになるので、ただ座学で韓国語を勉強していくよりも記憶が定着しやすいというメリットもあります。
デメリット
歌というのはキレイな発音で韓国語を発していないというデメリットがあります。なので、歌を使って勉強するときは、気を付けて勉強しましょう。
文法がきちんとしていない
歌詞はメロディーに合わせて作られることが多いので、文法がきちんとしていないことがよくあります。そのため、基本的な文型を勉強せずに韓国語の歌をメインに勉強していると、正しい文法を学べないというデメリットがあります。そうすると、あとで苦労する可能性大です。
表現方法が初心者には難しい
歌詞に使われる表現方法は、普段の生活で使われている表現方法と異なっているものも多くあります。歌詞の中には省略した表現や流行りの表現などがあり、韓国人や現地に住んでいる人でなければ理解できない表現も多く含まれています。
初心者には難しい表現方法が多く含まれている歌を使って、韓国語を勉強しようとすると、フレーズを調べても意味が出てこないことも少なくありません。そうすると、理解するまでにかなりの時間がかかってしまうこともあるでしょう。
さらに、時間がかかるだけではなく、意味が結局のところ分からずじまいでストレスだけが溜まっていくという結果になる可能性もあります。
K-POPの曲はラップが多いため基本的に勉強に使用できない
ほとんどのK-POPにはラップが含まれています。K-POP好きの方であれば「あ~確かに」と共感してもらえるのではないでしょうか。
ラップは韻を踏ませているので、文法がかなり崩れてしまっていることもあります。ですから、韓国語学習初心者には、ラップがある韓国語の歌を勉強に聞くことはおすすめできません。
どの歌で勉強するかを決めるときには、ラップが歌に含まれていないものを選ぶようにしましょう。オススメなのは、誰かに話しかける感じで歌っている歌を選ぶことです。そうすると、実践的なフレーズを多く覚えることができるはずです。
韓国語をマスターしたいなら基本が大事!
韓国語の歌で韓国語を勉強することは不可能ではありませんが、やはり韓国語をマスターすることを考えると、歌だけで韓国語を学ぶのには限界があります。
もちろん、韓国語をマスターするために役立つものは、ほかにもあります。
教材を利用しよう
ハングルを覚えて常用単語、基本的な文型を勉強するためには、韓国語の教材を利用しましょう。韓国語初級の教材を最初から最後まで学び通せば、ハングルが読めるようになりますし、簡単な会話をすることができるようになります。
教材を利用するメリットのひとつは、自分の生活パターンに合わせて自由に勉強することができるということ。毎日コツコツと韓国語の勉強を続けていくことができる方には、オススメの方法です。
書店に行くと韓国語初級の教材が幾つもありますので、教材を見比べて自分にあったものを探してみてください。教材を選んだら、それを最後まで使い切るようにしましょう。
韓国語教室に通おう
ハングル、常用単語、基本文型を覚えるのに教材は役立ちますが、中級レベルになると教材だけでは勉強が行き詰ってくることがあります。
教材を読んでも理解できないところが出てくると、自分では解決できないので韓国語学習に挫折してしまうのです。
なので、基本を覚えたあとは韓国語教室に通うことも考えてみてください。教室に通うと、K-POPが好きで韓国語を勉強しているという人にも出会うことができます。
同じ理由で勉強している人と一緒に韓国語を勉強すると、モチベーションを上げることもできるので、韓国語習得を考えている方にはオススメです。
また、ネイティブがいる韓国語教室に通うと、韓国語特有のニュアンスや韓国の文化・習慣について教えてもらうこともできます。もちろん、韓国語の歌のフレーズや流行りの表現などの説明をしてもらうこともできるでしょう。
韓国語教室では体験レッスンをしているところもあるので、まずは、どんな雰囲気なのかを試してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
韓国語の歌で韓国語を勉強することはできます。ただ、韓国語初心者が歌のみで勉強するのには限界があります。韓国語を歌で勉強したいなら、まずはハングルや常用単語、基本文型を覚えるようにオススメします。
韓国語の基礎は教材からも学ぶことができますが、正しい発音や韓国語の自然な表現などは、韓国語教室に通うことで効率良く学ぶことができます。韓国語をマスターしたいなら、韓国語教室で学ぶことを選択肢に入れることをオススメします。
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