韓国語コラム | 韓国語能力試験(TOPIK)とは?各級のレベルは?過去問はある?おすすめの勉強法もチェック

韓国語能力試験(TOPIK)とは?各級のレベルは?過去問はある?おすすめの勉強法もチェック

TOPIK:韓国語能力試験。

韓国語を勉強している人なら聞いたことがあるでしょう。

どれだけ韓国語が話せるのか、英語でいうとTOEICに当たる試験の事ですよね。

でも具体的にどんな試験で、どんなレベルなら合格するのか、受験するとどんなメリットがあるのか、目指すとすればどんな勉強をすればいいのかなど、気になることがたくさんあります。

まずはTOPIKがどんなものなのかを知らないと!ですよね。

ここではTOPIKを受けたことがない人や、韓国語の勉強を始めたばかりの人にTOPIKを紹介していきたいと思います。

韓国語能力試験(TOPIK)って何?

まずTOPIKですが、「Test of Proficiency in Korean」の略称。

Proficiencyとは熟練度という意味なので、TOPIK:韓国語能力試験とは韓国語の熟練度を測るための試験の事です。

先ほど英語でいうとTOEICに当たる試験だと軽く触れましたが、英語の試験はもう一つ英検(実用英語技能検定)という試験もあり、韓国語も英検に当たるハン検と呼ばれるハングル能力検定試験も有名です。

TOPIKもハングル能力検定もどちらも韓国語の能力を測る試験ですが、その違いは何でしょう?

まず、TOPIKは韓国政府が主催で行っている試験、ハングル能力検定試験は日本のハングル能力検定協会という団体が主催している試験という違いがあります。

TOPIKのほうは日本人だけでなく、世界中の韓国語を勉強する人を対象にした試験ですが、ハングル能力検定は基本的に日本人が対象です。

じゃあ、どうせならTOPIKのほうがいいのでは?と思うかもしれませんね。

でも受ける試験の内容としては、ハングル能力検定のほうはレベルの高い1級、2級以外は日本語で問題が出ますが、TOPIKはすべて韓国語で問題が出題されます。

なので韓国語の初心者にとってはTOPIKはちょっとハードルが高いと感じる人が多い傾向にあります。

それにどちらがいいというのは、その人の韓国語を勉強する目的によって違います。

韓国に留学する、就職するというのならTOPIKがよいでしょうが、日本で韓国の仕事や勉強をするのならハングル能力検定がよいというケースもあり得ます。

どちらを目指すべきなのかは韓国語を勉強する目的で選ぶことになりますが、上級者になるとどちらも受けるという人もたくさんいます。でも初心者の人が挑戦するならハングル能力検定から始めるという人が多いようですね。

どちらの試験が良い・悪いで判断するのではなく、その時の自分のレベルや試験を受ける目的に合わせて選びましょう。

もう少しTOPIKの内容をご紹介するならば、TOPIKはTOPIKⅠとTOPIKⅡの二つに分かれていて、TOPIKⅠのほうが初心者向けの1級と2級で、TOPIKⅡのほうは3~6級となり中級者、上級者向けのレベルになっています。

大きく二つに分かれている試験ですが、1級も2級も同じ試験を受けます。それぞれの試験ごとに級の合格基準が決まっていて、それを満たすことで認定を受けるという仕組みになっています。

数字の大きい急になるほど難しく、一番上は6級です。

ちなみにちょっとややこしい話ですがハングル能力検定のほうは全く逆で5級・4級・3級・準2級・2級・1級の6つの級に分かれているのですが、1級が一番難しいとなっています。

TOPIKってどんな試験なの?

次は具体的に実際に試験を受けるとなったらどんな試験が、いつどんなふうに行われるのかをチェックしてみましょう。

まずTOPIKの開催される時期ですが、4月、7月、10月の年3回行われます。

大体実施はいつも日曜日。実施の約3か月前に申込申請の受付期間が設けられます。

オンラインで申請をして、受験料を支払います。

日程は毎年変わるので受けたい場合は要チェック。

受験場所は全国各地の大学や民団、韓国学校など。自分の好きな会場を選び、申請します。

TOPIK Ⅰ(初級)のほうは4択の聞き取り問題が30問、読解問題が40問、休憩なしで100分間の試験を受けます。

TOPIK Ⅱ(中・上級)は4択の聞き取り問題50問、読解問題が50問、作文を含む記述式の筆記問題が4問。

試験時間は110分と70分の二部制となります。

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TOPIK各級のレベルは?

次に気になるのは、1級から6級まであるというけれどどれくらいの韓国語のレベルで合格となるのかその基準ですよね。

こちらはTOPIKの公式HPから抜粋したものをご紹介します。

評価基準 : 全般
◆1級
自己紹介、買い物、飲食店での注文など生活に必要な基礎的な言語(ハングル)を駆使でき、身近な話題の内容を理解、表現できる。
約800語程度の基礎的な語彙と基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる。
簡単な生活文や実用文を理解し、構成できる。
◆2級
電話やお願い程度の日常生活に必要な言語(ハングル)や、郵便局、銀行などの公共機関での会話ができる。
約1,500~2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できる。
公式的な状況か非公式的な状況かの言語(ハングル)を区分し、使用できる。
◆3級
日常生活を問題なく過ごせ、様々な公共施設の利用や社会的関係を維持するための言語(ハングル)使用が可能。文章語と口語の基本的な特性を区分し理解、使用が可能。
◆4級
公共施設の利用や社会的関係の維持に必要な言語(ハングル )機能を遂行することができ、一般的な業務に必要な機能を実行できる。
ニュースや新聞をある程度理解でき、一般業務に必要な言語(ハングル)が使用可能。
よく使われる慣用句や代表的な韓国文化に対する理解をもとに社会・文化的な内容の文章を理解でき、使用できる。
◆5級
専門分野においての研究や業務に必要な言語(ハングル)をある程度理解と使用ができ、政治・経済・社会・文化などの全般に渡った身近なテーマについて理解し、使用できる。
公式的、非公式的且つ口語、文語的な脈絡に関する言語(ハングル)を適切に区分し、使用できる。
◆6級
専門分野における研究や業務遂行に必要な言語(ハングル)機能を比較的正確に、流暢に使用でき、政治・経済・社会・文化などの全般的なテーマにおいて身近でないテーマに対しても不便なく使用できる。
ネイティブ程度までではないが、自己表現を問題なく話すことができる。

引用元:韓国語能力試験TOPIK公式HP

こちらでは各級の全般的な評価基準をご紹介しましたが、公式HPでは聞き取り・読解・筆記のそれぞれについても細かく評価基準が示されています。

でもこれだけを見てもわかりづらいと思う人も多いでしょう。

一番易しいレベルの1級でいうと、ハングル文字を習得していることはもちろん大前提ですが、必要な単語は800語程度、文法に関しても20種程度の基本文法が目安で、勉強時間でいうとだいたい150~250時間だと言われています。

さらにいうとTOPIK1級は200点満点で80点合格ラインです。

100点満点に換算すると40点!とちょっとハードルが下がる気がしますよね。

実際に1級は勉強を始めて3か月や半年でも合格する人も少なくないようです。

また、初級のTOPIKⅠは1級も2級も同じ問題を受けて、2級は140点が合格点です。

同じ問題だということで、2級に必要な単語は約1,500~2,000語、こちらも初級の基本レベルが目安ということなので、最初のTOPIKは2級を目標に定めて挑戦するというケースもよく聞かれます。

どの級を目指すのかはその時の自分の勉強の進行度によりますが、具体的に目標を定めて取り組むようにしたいですよね。

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TOPIK初級のおすすめ勉強法

次はTOPIKの1級、2級を目指す際のおすすめの勉強法について調べてみましょう。

韓国語勉強の始めと言えばやはり、ハングル文字の読み書き、そして基本の単語と文法です。そこはもう誰でも知っていることですよね。

ですがTOPIKのためにはヒアリング(聞き取り)もとっても大切。試験にも出題されます。

ヒアリングのスキルを上げるためには、いっぱい韓国語ネイティブの発音を聞くことが大切なのはもちろんですが、自分でも正しい発音を身に着けて、できるだけたくさん韓国語会話を経験することがポイントです。

テキストや参考書だけの韓国語勉強ではなく、話す・聞くという韓国語勉強もバランスよく取り入れましょう。

そして、試験を実際に受ける前には【過去問】を解いておくこと!

TOPIKは問題文も韓国語、聞き取りの問題ももちろん韓国語で出題されます。

過去問で練習しておかないと、まずどんな問題なのかがわからず戸惑ってしまい、実力が発揮できないなんて残念なことになる可能性があります。

ただでさえ、試験というと緊張してしまうものです。安心して当日試験に臨むためにも、過去問でしっかり対策することを強くおすすめします。

TOPIKは出題のパターンがほぼ決まっていて、何度か過去問を解くうちに傾向がつかめてきます。

また過去問で自己採点をしっかり行い、その問題をきちんと理解できるところまで復習することで、より韓国語の実力もアップしてくるはず。

普段、独学で勉強をしていると、なかなか成果が感じられなかったり、モチベーションをキープするのが難しいものです。

でも、TOPIKなどの試験勉強に取り組むことは、点数として具体的に自分の今の到達点を測り、目標を明確して意欲的に勉強に取り組める効果があります。

悔いのないTOPIK受験にするためにもしっかり準備して臨むようにしたいですね。

韓国語能力試験(TOPIK)とは?まとめ

韓国語能力試験、TOPIKについてどんな試験なのか、各級のレベルやおすすめの勉強方法などを、韓国語初心者の方に向けてご紹介しました。

試験を受けるのは決して簡単なことではありませんが、試験にチャレンジすることは必ず韓国語のスキルを向上させますし、いろんなメリットがあります。

悔いのないように、しっかり準備をしていつか挑戦してみてはいかがでしょうか。

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