韓国語で「とてもドキドキ」する♡とてもドキドキするときの韓国語で伝え方
韓国語にはたくさんのオノマトペがあります。オノマトペとは擬音語のこと。もちろん「ドキドキする」という言い方だってあります。
韓国ドラマのイケメンや韓国アイドルのイケメンにドキドキすることってありますよね。SNSで「とってもドキドキするっ!」と言いたくなることだってあるはずです。韓国語でドキドキするとはなんていうのでしょうか? オノマトペがたくさんある韓国語だからこそ言い方があるんです。
そこで今回は、韓国語でドキドキするときの言い方をご紹介します。
韓国語にはとてもドキドキするみたいなオノマトペがいっぱい
日本語のドキドキする、イライラする、ムカムカするというような擬音語は、オノマトペといわれるものです。日本語母語話者に自覚があるのか、それとも自覚がないのかはさておき、日本語はたくさん擬音語がある言語です。
世界的に人気がある日本の漫画をみてもわかるでしょう。「トントン」「バンバン」「ヒュンヒュンン」など、擬音語によって臨場感を演出しています。トントンといえば、背中や肩を叩いている、バンバンといえばドアを叩いたり布団を叩いたりしている、ヒュンヒュンといえばなにかを振り回している。効果音だけでどのようなことをしているのかイメージできるはずです。
日本語のオノマトペは4500語以上にのぼります。ですが、韓国語にはさらにたくさんのオノマトペがあります。その数はおよそ8000語。世界で最も擬音語が多い言語なのです。言い換えれば、韓国語はオノマトペがわからなければわからないということ。韓国語会話はオノマトペがあってこそ、韓国人らしい豊かな感情表現ができるといえます。
また、韓国語と日本語にはよく似ている擬音語があることも見過ごせません。もともと、韓国語と日本語はひとつの言語であった、あるいはアルタイ語族として同系統にまとめられるという説もあるのですから、おかしなことではありません。
例えば、韓国にもあちこちでみかけるカラス……その鳴き声を比較してみます。日本語では「カアカア」ですよね。韓国語では까옥까옥(カオカオ)です。人間のうふふ、はははという笑うときの擬音語だともっとわかりやすいです。우후후(ウフフ)、하하하(ハハハ)なのです。
韓国語と日本語の関係については様々な説があるのでこうだということはできませんが、それでもこれだけ似ているオノマトペがあると、何かしらの関係性があるようにも思えてくるのではないでしょうか。擬音語を比較してみるのもおもしろいものです。
韓国語でとてもドキドキするは두근두근(トゥグントゥグン)
韓国語でドキドキするは두근두근(トゥグントゥグン)といいます。日本語のドキドキとちょっと似ていますよね。ドキドキ「する」というときは두근두근 해요(トゥグントゥグンヘヨ)になります。韓国語の해요(ヘヨ)は「~する」という意味です。
では、두근두근(トゥグントゥグン)の例文からみてみましょう。
어쩐지 두근두근 거려
(オッチョンジ ドゥグンドゥグンコリョ)
(なんだかドキドキしちゃう)
있잖아 두근두근 거리잖아
(イッチャナ ドゥグンドゥグン ゴリチャナ)
(ねえ、ドキドキするでしょう?)
좋아하는 사람을 보면 가슴이 두근두근해요
(チョアハヌンサラムルポミョン トゥグントゥグンヘヨ)
(好きな人を見たらドキドキする)
韓国語の두근두근(トゥグントゥグン)には、ドキドキだけでなく、ワクワクという気持ちがあることも忘れてはありません。前後の文脈から判断することになります。TWICEのLIKEYの歌詞をみてみます。
アップテンポなサビに두근두근두근(トゥグン トゥグン トゥグン)というフレーズがあります。ドキドキと翻訳されていることもあれば、ワクワクと翻訳されていることもあります。日本語ではドキドキ・ワクワクは似ていながらもわずかなニュアンスの違いがあります。韓国語ではドキドキするようなこともワクワクするようなことも두근두근(トゥグントゥグン)でいうことができます。
두근두근(トゥグントゥグン)だけじゃない! 韓国語の気持ちがわかるオノマトペ
韓国語には두근두근(トゥグントゥグン)だけでなく、たくさんの気持ちがわかるオノマトペがあります。喜んだり、怒ったり、悲しんだり……ストレートな感情表現ができる韓国人だからこその、気持ちがわかるオノマトペをご紹介します。SNSでも活用できますよ。
글썽글썽 (クルソンクルソン) | うるうる (涙ぐんでいる様子) |
꾸물꾸물 (クムルクムル) | ぐずぐず (ぐずっている様子) |
머뭇머뭇 (モムンモムン) | もじもじ (恥ずかしがっている様子) |
방글방글 (パングルパングル) | にこにこ (上機嫌でにこにこしている様子) |
부랴부랴 (プリャプリャ) | わたわた (あわてている様子) |
뻐끔뻐끔 (ポックムポックム) | ばくばく (緊張している様子) |
아슬아슬 (アスルアスル) | はらはら (心配してみていられない様子) |
오동통 (オドントン) | ぷりぷり (ぷりぷりと怒っている様子) |
절레절레 (チョルレチョルレ) | イヤイヤ (首を横に振って拒否している様子) |
터벅터벅 (トボクトボク) | とぼとぼ (落ち込んでいる様子) |
터벅터벅 (ヒジュキジュク) | にやにや (にやにやと笑っている様子) |
このように、感情がわかるオノマトペがたくさんあります。擬音語ひとつでどんな気持ちでいるのかがみてとれるのです。韓国語で説明するより、日本語で説明するより、ダイレクトに感情がわかるときだってあります。だからこそ、韓国人と分かり合うためには、オノマトペがわかっていないといけないといえるでしょう。
まとめ
韓国語には日本語以上に擬音語、いわゆるオノマトペがあります。韓国語では擬音語によって感情表現ができるのです。韓国人と理解しあうためには、擬音語がわからないと難しいのではないでしょうか。
とても奥が深い韓国語の擬音語……日本語と比較しながらみていくとおもしろいでしょう。韓国語に興味・関心を持つきっかけにもなるかもしれませんね。
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