韓国発祥の福岡グルメがたくさん!韓国と福岡の美味しい関係をご紹介!
福岡空港から地下鉄で博多まで移動していると、博多弁に混じって韓国語が聞こえてきます。
トランクケースに寄りかかる韓国人観光客がたくさんいるのです。
博多駅周辺の有名なもつ鍋屋でも、となりは観光に訪れた韓国人ファミリー。写真撮影を頼まれたので、もちろんこころよく応じました。そのおかげか、お父さんとお母さんとは一緒にビールも飲みかわすことができました。
ゲストハウスにも韓国人の若者たちが宿泊していました。フリースペースではコンビニで売っているような焼酎を囲んで大盛り上がり。日本の焼酎と韓国の焼酎を比べているようです。福岡市内の観光地でも、あちらこちらで韓国人を見かけました。
そして、福岡空港でおみやげをさがしていると、明太子を販売するショップでたくさんの韓国人観光客と遭遇。福岡の明太子が気に入ったのか、何パックも買い込んでいます。
福岡の名物・博多もつ鍋や辛子明太子は、韓国人観光客にも人気があるようですが、そもそも口に合わないはずがないのです。どうやら……もつ鍋や明太子は朝鮮半島が発祥らしいのです。
そこで今回は、韓国と福岡について、おいしいグルメを交えながらご紹介していきます。
朝鮮半島とつながりが深い福岡って?
古来より福岡は朝鮮半島との交流が盛んな地域でした。
なんでも、日本で初めて朝鮮半島経由で稲作が伝えられたというのです。
教科書にはあまり記載されていませんが、渡来人ばかりでなく朝鮮半島へ渡っている日本人もたくさんいます。その証拠に、朝鮮半島でも弥生土器が発掘されています。
以降も、福岡では朝鮮半島との貿易が活発に行われました。やがて、江戸時代をむかえると、対馬に朝鮮半島の窓口が移されることになります。朝鮮半島の文化を色濃く残す福岡は、明治時代になってふたたび朝鮮半島との交流を盛んにしました。
現在、韓国人にとって福岡は日本で旅行したい都市のトップにあげられるほど人気があります。福岡空港と仁川空港を結ぶ直行便もたくさんありますし、博多港と釜山港にはフェリーも就航しています。そのため、当然ながら行きやすいということも理由のひとつといえるのです。
しかし、それだけではこれほどの人気は集められません。
韓国人観光客たちは福岡のグルメを目的にしています。福岡旅行を経験した韓国人旅行者の口コミなどからも、福岡グルメがマシッソヨ(おいしい)!と話題になることが多いのです。
とくに、かねてから注目を集めている日本のラーメンも、こと博多のとんこつともなれば、韓国人の好みに合わないはずがありません。さらに、日本でも全国的に人気を集めているもつ鍋、おみやげの定番として外せない明太子なども、韓国人はチェックしています。
朝鮮半島産まれの辛子明太子もおみやげの定番
博多の飲食店でセットメニューを注文すると、小鉢に明太子がのっていることも珍しくありません。旅行中に明太子を食べたことでおみやげにたくさん買い込んでしまうのは、日本人でも韓国人でも変わらないよう。
ですがこの辛子明太子……日本で食べられるようになってからそれほど月日はたっていないのです。1949年1月10日、この日に日本で初めて明太子が販売されました。昭和初頭まで日本人は明太子を知らずにいたわけです。
しかし、明太子の歴史をひもといていくと、18世紀の朝鮮半島まで遡ることができます。
もっとも、朝鮮半島ではそれ以前から食べられていたという見方もあります。朝鮮半島ではスケトウダラの卵巣を調味して食べていたからです。
ただし、朝鮮半島に唐辛子が伝わったのが16世紀なので、それより以前に辛子明太子らしいものが食べられていたとは考えられません。
余談ですが、韓国料理では必要不可欠の唐辛子ですが、もともとは日本から朝鮮半島へ伝えられたものでした。
韓国の人たちがスタミナ源として作ったもつ鍋
博多のもつ鍋も全国規模での市民権を獲得し、日本国民から愛される鍋料理のひとつとなりました。さらには、韓国人からのラブコールも熱く、福岡の繁華街ではもつ鍋に舌鼓を打つ韓国人観光客の姿がよく目撃されています。
そんな韓国人たちも知らないであろうもつ鍋の真実があります。
実は、もともともつ鍋を作り始めたのは韓国人だったということです。
朝鮮半島から炭鉱へ出稼ぎに来ていた人たちが、スタミナをつけるためによく食べていた「ホルモン鍋」が原型となっています。
現在のもつ鍋では下ごしらえしたもつを後から投入するのが一般的ですが、当時はすきやきのようにごま油などで炒めてから煮込んでいました。ホルモンと野菜を醤油味で煮込んだ鍋料理です。
もつ鍋の専門店にいくと、醤油ベースはもちろんですが、味噌ベースや水炊き風などを選ぶことができます。最初はあり合わせの食材で栄養豊富な料理を作ろうとしただけなのかもしれませんが、現在ではスープの味わいが増えたように、もつ鍋も発展を遂げ日本人にも韓国人にも愛されるグルメとなっています。
韓国と福岡の美味しい関係、まとめ
日本人にとっても韓国人にとっても、おいしいものを食べるときが何よりのしあわせです。
おいしい食べ物が多い!と日本人にも韓国人にも支持を集める福岡には、切っても切れない韓国とのおいしい関係があったのです。
古代には朝鮮半島の人たちから稲作を教わり、18世紀には日本の人たちが朝鮮半島に唐辛子を持ち込み、それぞれ互いの食文化に大きな影響を与えています。そのことを考えると、食べ物の好みが共通していてもおかしくはないのかもしれません。
韓国料理が好きな日本人もたくさんいます。もつ鍋、博多ラーメン、明太子・・・・など地元グルメばかりでなく、福岡にも韓国料理店がたくさんあるのです。
そんな韓国と関係が深い福岡の人たちなら、様々な影響を受けて韓国語に興味を持っているということも珍しくないでしょう。
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