【韓国と品川】朝鮮通信使も滞在した品川はオリンピックで国際化が加速!品川×韓国をご紹介!
東海道五拾三次にある品川の日の出からわかるように、当時の品川は日本海に面したにぎやかな宿場町でした。
この品川宿には朝鮮通信使も滞在したといわれていますが、現在の朝鮮通信使たる韓国人観光客は、品川プリンスホテルなど、品川駅からほど近いホテルに宿泊していることも多く、トランクケースを引きながらホテルへ入って行くシーンをよく見かけるものです。
ここ数年で品川も大きな変化が生まれています。東京オリンピック・パラリンピックでのリニア開通を目指して大規模な工事が行われているのです。。さらに品川駅西口エリアの再開発も進められようとしています。
江戸時代から現在に至るまで、国際都市としてたくさんの韓国人を受け入れてきた品川には、実はわたしたち日本人も知らない、意外な韓国がかくれています。
そこで今回は、品川エリアの韓国について、様々な角度からご紹介していきます。
東海道品川宿は朝鮮通信使も滞在
朝鮮通信使が品川宿に滞在したことは、同行していた書記官がのこした「海游記」から知ることができます。当時、朝鮮通信使は品川の東海寺に滞在していました。東海道を大坂から神奈川を経由してきたのです。
ではここで、現在の品川がどんな街なのかみていきましょう。
品川区の人口はおよそ40万人、そのうち1万5000人ほどの外国人が生活しています。その外国人の中には、もちろん韓国人も含まれるものです。
古代から交通の要衝として発展してきた品川ですが、現在でも都内有数のビックターミナルとして機能しています。JR山手線、京浜東北線、東海道本線、京浜急行本線だけでなく、東海道新幹線が乗り入れしているのです。
観光拠点となる主要エリアへは、公共の交通機関を利用して10分ほどで移動することができるほか、成田国際空港へのアクセスもいいため、品川エリアを滞在拠点に東京観光をする韓国人も多いようです。
東京オリンピックで国際化が加速
韓国の平昌ではパラリンピックがスタートし、公式マスコットキャラクターもスホランからバンダビへと役割が引き継がれました。
東京オリンピックも遠い話ではなくなっています。都内各地では、オリンピックのために大規模な工事が行われているところです。それは、オリンピックでたくさんの観光客が利用すると見込まれている品川駅周辺も例外ではありません。
現在、品川ではリニア中央新幹線の起点駅として整備が進められています。東海道新幹線が日本海沿いのルートを走るのに対し、リニア中央新幹線は南アルプスを越えて名古屋、大阪を結びます。
この大規模な開発にともない、高輪口前にあるシナガワグースが複合ビルへと建て替えられることから、品川のビジネスマンを含めて、さらに便利なエリアになることは間違いありません。
東京オリンピック開催時には、現在にも増して品川周辺は交通の要衝として発展を遂げていくことが見込まれています。きっと、当時の朝鮮通信使も東海道五拾三次を描いた歌川広重も、発展した品川の姿に驚くことでしょう。
品川で食べられない韓国料理はない!
東海道の重要な宿場町として発展した品川は、新大久保や上野ほど韓国と結びつくイメージはないかもしれませんが……あなどってはいけません。
コリアタウンこそありませんが、品川にはありとあらゆる韓国料理店がひしめき、まさに食べられない韓国料理はない!と言い切れるほど。飲食店だけみれば、リトルコリアとさえいえるかもしれません。
品川駅前のネオンきらめく繁華街にも、猥雑な雰囲気を醸し出す路地裏の飲み屋街にも韓国料理店をみつけることができます。なかには、知る人ぞ知る名店もあるようです。
新大久保で依然としてブームになっているチーズダッカルビを堪能するコースもあれば、専門店としては珍しいタッカンマリを取り扱うお店もあります。もちろん、都内では名前が知られている韓国料理店のチェーン店もたくさん営業しています。
韓国のアルコール飲料ばかり、ずらりと取り揃えているという一風変わったお店もあります。
品川駅周辺で勤務している人も、品川駅を乗り換えのために利用している人も、アフターファイブには韓国料理店を探してみるのもいいかもしれません。
まとめ
かつての東海道をたどれば、品川から横浜までは電車で30分とかかりません。いつか朝鮮通信使がたどった歴史ロマンあふれるルートですが、スマートフォンで韓国ドラマやK-POPバラエティーを視聴しながら電車に揺られているという人も少なくないでしょう。
韓国語を勉強してみたい……そう思いながら、スマートフォンをポケットにしまってホームに降りることも。。
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