韓国語で名前を呼んでみよう!韓国人と仲良くなれる名前の呼び方をご紹介
韓国ドラマの人間模様に夢中になりながら、韓国人が相手によって「呼び方」を使い分けていることに気がついたひとも多いのではないでしょうか。
恋人の名前を愛しそうに呼んでみたり、親友の名前を親しみたっぷりに呼んでみたり、お母さんがこどもの名前を抱きしめながら呼んでみたり、感動的なシーンでも相手によって呼び方が違いますし、オフィスでのコミカルなシーンでも同様だといえます。
韓国人と仲良くなるためには、この名前を呼び方をマスターすることが大切です。
つたない韓国語でも、相手によってきちんと名前の呼び方を使い分けることができれば、きっと打ち解けられるはずです。
そこで今回は、韓国人と仲良くなれる、韓国語の名前の呼び方をご紹介します。
韓国語で名前を。オフィスでは「フルネーム+씨(ッシ)」
韓国ドラマには働くひとたちにスポットをあてたものもたくさんあるので、オフィスでのワンシーンでスタッフたちが「フルネーム+씨(ッシ)」と呼び合うところをみたこともあるかもしれません。
「~씨(ッシ)」というのを日本語にすると「~さん」という意味にはなりますが、韓国語の「~씨(ッシ)」と日本語の「~さん」とでは、意味合いであったり、使い方であったりが違ってきます。
日本語母語話者だと「大久保さん」というように、「名字+さん」にしてしまいがちですが、韓国では失礼な呼び方なってしまうので注意が必要なのです。
「フルネーム+씨(ッシ)」の以外でも「下の名前+씨(ッシ)」もよく使います。「苗字+씨(ッシ)」は失礼になるので気をつけましょう。
日本の会社では上司が「大久保君!」と部下を呼ぶことが多いかもしれません。
ですが、韓国では上司が部下に「~씨(ッシ)」と呼ぶのが普通です。
上司:민호 씨, 잠깐 얘기 좀 할까요? (ミノッシ チャンカンマン イェギジョㇺ ハㇽッカヨ) ミンホさん、ちょっと話しましょうか。 部下:네, 부장님! |
逆に部下が上司に声をかける時、日本では「苗字+さん」と言いますが、韓国では目上の人に「さん」を使うのは大変失礼になります。会社だと上司の役職名で呼ぶのが普通なので、気をつけましょう。
韓国語で名前を。親しい相手には「名前+아(ア)/야(ヤ)」
韓国では親しい人の名前を呼ぶときに、名前に아(ア)/야(ヤ)をつけます。
아(ア)はパッチムがある名前、야(ヤ)はパッチムがない名前に使用するのです。
韓国の人気アイドルグループTWICEメンバーの名前を例にあげてみましょう。
■ナヨン(나연)→나연아(ナヨナ)
「연/ヨン」にパッチムがあるので「아(ア)」がつき、韓国語特有の「連音化」という現象によって、ナヨナという発音になります。
■ジヒョ(지효)→지효야(ジヒョヤ)
「효/ヒョ」にパッチムがないので「야(ヤ)」がつき、ジヒョヤという呼び方になります。
年齢の違いによっては「오빠(オッパ)」「언니(オンニ)」と、さらに親しみを込めて呼ぶこともありますが、基本的には恋人同士、親しい友人同士、親しい後輩、そして自分の弟や妹にも使うことができます。
おじいちゃんやおばあちゃんが孫の名前を、お父さんとお母さんが子供の名前を呼ぶときにも、「名前~아(ア)/야(ヤ)」が使われています。
韓国語で名前を。【番外編】韓国ドラマでもある「名前~이(イ)」とは?
韓国ドラマのワンシーンでも、実際のソウルの街中でも珍しいことではありません。
例えば、韓国の男子高校生がふたりで歩いていて、人混みの中にクラスメイトを発見したとします。
このとき、気付いた男の子は「재훈이(ジェフニ)!」と声を上げました。
재훈(ジェフン)というクラスメイトだったのです。
また、このままジェフンを見失ってしまったふたりが、「このまえジェフンがそう言っていたんだ」と話題にしたときにも「재훈이(ジェフニ)」という呼び方をします。
전에 재훈이가 그랬어.
(チョネ ジェフにガ グレッソ)
このまえジェフンがそう言っていたんだ。
はたして、この「名前+이(イ)」とはなんなのでしょうか。
これは、名前の呼びかけとは違うかもしれません。
このシチュエーションのように、ここにいない人物を取り上げるときに使用するものなのです。
韓国のひとたちが意外と使うことが多い表現のひとつであるともいえます。
ただし、パッチムがある名前にしか用いることができないので注意が必要です。
韓国語で名前を。まとめ
韓国語で名前を呼ぶときは、社内であれば「フルネーム+씨(ッシ)」、家族や恋人、友達など、親しい関係であれば、「名前+아(ア)/야(ヤ)」をつけます。
職場の韓国人と距離を縮めたかったり、親しい韓国人に自分たちの仲のよさをアピールしたかったり、そんなときに積極的に相手の名前を呼びかけてみると、スキンシップにつながるはずです。
韓国人を名前で呼びかけて、どんどん親しくなっていったら、相手ともっと会話をしたいと思うようになるのは当然でしょう。
韓国語が話せたらいいのにと思う日がくるかもしれません。
韓国語教室 KVillage韓国語では、韓国人の先生がわかりやすく韓国語のレッスンをしてくれます。
韓国人がよく使うような名前の呼びかけ方も、韓国人の先生ならより具体的に教えてくれるはずなので、気になることも質問してみるといいでしょう。
まずは体験レッスンで、韓国人と親しくなるための一歩を踏み出しましょう。
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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