韓国語文字の読み方って?ハングルひとつひとつの名前をご紹介!

韓国語文字の読み方って?ハングルひとつひとつの名前をご紹介!

韓国語を表記するためのハングルには、実はひとつひとつに「名前」があります。韓国語の初級テキストの冒頭あたりで説明されていることがありますが、ハングルの読み書きを覚えるのに精一杯で、そのうち忘れてしまっているのではないでしょうか。

韓国の小学校でも、低学年の国語のテストにも出題されるらしく、ほとんどのこどもたちがハングルの名前をひとつひとつ言えるそう。

ハングルの名前を知らなかったとしても、読み書きはできるようになります。ですが、知っていることで、韓国人にとって当たり前の知識を共有することができますし、意外な発見もあるかもしれません。

韓国語の文字の呼び方って?ハングルひとつひとつの名前をご紹介!
そこで今回は、韓国語の文字の呼び方、ハングルの名前をご紹介していきます。

この記事の目次
・意外と言えない!ハングルの文字の呼び方
・ハングルの文字の名前はこうしてできた!
・【番外編】母音には名前はあるの?
・まとめ

意外と言えない!ハングルの文字の呼び方

韓国語の文字の呼び方って?ハングルひとつひとつの名前をご紹介!

韓国語のテキストにも掲載されているはず。それなのに、韓国語がそれなりにしゃべれるようになっても、意外と言えないのがハングルの文字の呼び方です。ハングルの読み書きができてしまうと、言えても言えなくても、それほど困ることがないのが理由でしょう。

ここで、もう一度ハングルの文字の呼び方をみてみましょう。覚えるのに必死だった頃にはなかった、新しい発見もあるかもしれません。

■基本子音

「ㄱ」 キヨク
「ㄴ」 ニウン
「ㄷ」 ティグ
「ㄹ」 リウル
「ㅁ」 ミウム
「ㅂ」 ピウプ
「ㅅ」 シオ
「ㅇ」 イウン
「ㅈ」 チウ

韓国語でも使用頻度が高い基本子音をみていくと、ハングルの発音とハングルの名称が一致していることがわかります。例えば、「ㄱ」(キヨク)の場合だと、고구마(コグマ/さつまいも)のように、あいうえおでいうところの「カ行」になります。

■激音

「ㅊ」 チウ(ッ)
「ㅋ」 キウク
「ㅌ」 ティウ
「ㅍ」 ピウプ
「ㅎ」 ヒウッ

激音もハングルの発音に合わせた名称がつけられています。韓国語はすべてハングルで表記するので、つづりが混同されることもあります。韓国の小学生の国語でも、テストで単語のつづりが出されることがあるのだそう。

相手が韓国人だったら、ハングルの名称だけで、単語のスペルを正確に教えることができます。

ハングルの文字の名前はこうしてできた!

韓国語文字の読まれ方って?ハングルひとつひとつの名前をご紹介!

韓国語のハングルたちには名付け親がいます。ここからは、テキストではわからないハングルの名前がどのようにしてつけられたのかをご紹介します。

訓民正音として発表されたハングルですが、そのひとつひとつに名前はつけられていませんでした。依然として公的文書は漢字であり、そこからさらにハングルを研究するような事業はありませんでした。

ハングルの文字たちの名付け親となった최세진(チェ・セジン)は、李氏朝鮮王朝、第10代国王である燕山君(ヨンサングン)の施政のもと活躍した役人です。両班(貴族)ではなく、それよりも低い身分の出身ながら、科挙に及第して役人になったのです。

チェ・セジンは中国語が堪能であったため、外交文書の処理を任せられていました。それと同時に、積極的に漢文の書物をハングルに翻訳します。

훈몽자회(訓蒙字会)はチェ・セジンが発表した、ハングルで著された漢字学習書です。この著作で、ハングルひとつひとつに名前がつけられました。それと同時に、ハングルそのものを体系的に整理しています。

現在では、当時の韓国における漢字音の研究材料として、貴重な資料とされているのです。

中国語・朝鮮語学者として功績をのこしたものの、身分が低かったため、役人としても重要な役割を与えられながらそれ相応の処遇を受けることはできませんでした。ですが、現在の朝鮮語には、このチェ・セジンの研究が大きく影響しています。

【番外編】母音には名前はあるの?

韓国語のハングルには최세진(チェ・セジン)によって、それぞれに名前が与えられましたが、母音にはとくに名前はありません。現在のテキストと同じように、아・야・어・여…といわれていたようです。

日本語では母音にあたる「あいうえお」から五十音がスタートしますが、韓国語の五十音にあたる「カナダラ」では違います。「ㅇ」からはじまるのではなく、「ㄱ」からはじまるのです。

「ㄱ」「ㄴ」「ㄷ」「ㄹ」という順番のため、「カナダラ」といわれるわけです。現在では辞書の配列の順番ともなっていますが、このハングルの語順を決めたのもチェ・セジンです。

母音には名前がありませんが、名前を持つ子音たちと合わせて使われるものなので、理屈としては納得いくものではないでしょうか。

まとめ

韓国語のハングルには、それぞれに名前が与えられました。当時、小さなこどもたちから庶民にいたるまでハングルに慣れ親しんでほしいというチェ・セジンの願いのとおり、現在ではハングルの名前とあわせて、こどもからおとなまで、みんなが読み書きをしています。

韓国語の日本人学習者にとっても、スペルを教えたいときに知っていると便利です。なにより、ハングルそのものにも愛着が湧くのではないでしょうか。韓国語への興味にもつながるかもしれません。

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