韓国語のヘヨ体徹底解説!動詞・形容詞の活用の基本ヘヨ体の4パターンをマスターしよう
韓国語のヘヨ体を完璧にマスターしましょう!日本語に訳すと「~です」「~します」という動詞の活用において最も大切とも言える「ヘヨ体」。他には「ハムニダ体」やパンマル(タメ口)がありますが、会話においては一番よく使われる形の一つです。
する→します
食べる→食べます
読む→読みます
このような日本語を韓国語にするときによく使われるのがヘヨ体です。ヘヨ体の作り方は簡単です。このヘヨ体から、疑問文・否定文など表現がどんどん広がっていきます。韓国語の文法の基礎中の基礎とも言えます。しっかりマスターしていきましょう。
韓国語のヘヨ体徹底解説!
「ごめんなさい」にあたる韓国語の挨拶は「미안합니다(ミアナムニダ)」と「미안해요(ミアネヨ)」の二通りがあります。
「ありがとうございます」にあたる韓国語も「고맙습니다(コマッスムニダ)」と「고마워요(コマウォヨ)」の二通りがありますね。日本語に訳すと同じ言葉ですが、韓国語には二通りの形が存在します。どちらもよく使います。
~합니다/~니다の形で終わるものを「ハムニダ体」と呼び、~해요/~요で終わるものを「ヘヨ体」と呼びます。(参考書などによっては違う表記もあります)
この二つの言い方の違いは、日本語で訳すと同じ「~します」「~です」という動詞の丁寧な肯定文となりますが、韓国語の場合ちょっとニュアンスが違ってきます。
ハムニダ体の方はよりかしこまった言い方、そして文章でよく使われる印象で、ヘヨ体の方は柔らかく、話し言葉である印象になります。
どちらもよく使いますが、ヘヨ体のほうが少し文章の作り方が難しいという人が多いようです。そこで今回は普段の会話や話し言葉でより使われるヘヨ体について、その文章の作り方、訳し方をご紹介してきたいと思います。
韓国語の活用「ヘヨ体」の作り方①語幹+아요/어요
まず、ヘヨ体の一番の基本として、動詞・形容詞の語幹を見るところから始めます。韓国語の動詞・形容詞は原型にすると「~다」の形になりますね。この「~다」前までの部分を語幹と呼びます。どんな活用になっても基本的に変動しない部分となります。
見る:보다の場合の語幹は「보」、食べる:먹다の場合の語幹は「먹」になります。このことをまず覚えておいてください。
それでは実際にヘヨ体を作ってみましょう。
ヘヨ体の作り方は「語幹+아요/어요」となります。「아요/어요」はどちらを使えばいいのでしょうか。
語幹の見分け方は、先ほどご紹介しましたね。そして語幹を見分けたら、語幹の直前の文字の母音に注目します。この直前の文字の母音が「ㅏ,ㅗ」であれば「아요」、「ㅏ,ㅗ以外」であれば「어요」がくっつきます。説明だけではイメージがつかみにくいので実際の韓国語の動詞で見てみましょう。
語幹の直前の母音ㅏ,ㅗの時⇒語幹+아요
座る:앉다(アンタ)→앉아요(アンジャヨ)
探す:찾다(チャッタ)→찾아요(チャジャヨ)
受ける:받다(パッタ)→받아요(パダヨ)
良い:좋다(チョッタ)→좋아요(チョアヨ)
語幹の直前の母音ㅏ,ㅗ以外⇒語幹+어요
食べる:먹다(モッㇰタ)→먹어요(モゴヨ)
おいしい:맛있다(マシッタ)→맛있어요(マシッソヨ)
どちらもパッチムがあり、その後の子音がㅇなので発音はリエゾンします。先にパッチムのある単語をご紹介しましたが、パッチムなしの方はこの次に説明します。ヘヨ体はパッチムのある単語の方が活用の作り方がわかりやすいのでこちらからご紹介しました。まずは、この基本のヘヨ体の作り方をしっかり覚えて下さい。
韓国語の活用「ヘヨ体」の作り方②短縮・省略
次はパッチムのない単語のヘヨ体の作り方です。基本的には先ほど紹介した「語幹+아요/어요」と同じです。単語を言いきりの形にして、語幹を見る、そして語幹の直前の母音が「ㅏ,ㅗ」か「ㅏ,ㅗ以外」かまでは同じなのです。ただし、パッチムがない場合は、短縮した書き方になるものがあるのです。こちらも実際に見てみましょう。
パッチムなしで語幹の直前の母音ㅏ、ㅓの時⇒語幹+요
行く:가다(カダ)→가요(カヨ)
買う:사다(サダ)→사요(サヨ)
立つ:서다(ソダ)→서요(ソヨ)
語幹の直前にパッチムがなく母音がㅏの時は요を付けるだけでヘヨ体になります。
パッチムなしで語幹の直前の母音ㅗの時⇒語幹+ㅏ요
見る:보다(ポダ)→ 보+ㅏ요→봐요(ポァヨ)
来る:오다(オダ)→ 오+ㅏ요→와요(ワヨ)
語幹の直前にパッチムがなく母音がㅗの時は語幹にㅏをくっつけて複合母音にして、요を付けてヘヨ体にします。
どちらもパッチムがないのでわざわざ아요を付けるのではなく、短縮した形になっています。
パッチムなしで語幹の直前の母音ㅏ,ㅗ以外⇒語幹+ㅓ요
あげる:주다(チュダ)→ 주+ㅓ요 →줘요(チョヨ)
習う:배우다(ペウダ)→ 배우+ㅓ요 →배워요(ペウォヨ)
待つ:기다리다(キダリダ)→ 기다리+ㅓ요 →기다려요(キダリョヨ)
なる:되다(トェダ)→ 되+ㅓ요 →돼요(トェヨ)
いかがですか?パッチムがない方がちょっとヘヨ体の方が作り方が語幹の母音を変えないといけないのでややこしいと感じるかもしれませんが、しっかり覚えておきましょう。
韓国語の活用「ヘヨ体」の作り方③으変則
最後に、一つ語幹の直前の母音が「ㅡ」の場合もヘヨ体の場合は注意が必要です。「으変則」と呼ばれるのですが、こちらも実際の単語から見てみましょう。
かわいい:예쁘다(イェップダ)→ 예ㅃ+ㅓ요 →예뻐요(イェッポヨ)
悲しい:슬프다(スㇽプダ)→ 슬ㅍ+ㅓ요 →슬퍼요(スㇽポヨ)
悪い:나쁘다(ナップダ)→ 나ㅃ+ㅏ요 →나빠요(ナッパヨ)
こういった単語の場合、語幹の直前の母音は「ㅡ」なのでさらにその前の文字の母音を見て判断します。そして、母音の「ㅡ」を消してしまいます。その代わりまたパッチムがないので아요/어요ではなくㅏ요/ㅓ요のどちらがつくかを判断し、消えた「ㅡ」の代わりにくっつけてヘヨ体の完成になります。文章で説明を見る方がややこしく感じるかもしれません。こういった単語の場合はヘヨ体にしたときの発音も一緒に何度も練習して覚えてしまいましょう。
語幹の直前の母音が「ㅡ」の時は、さらにその前の文字の母音を見ると説明しましたが、それがない単語もあります。例えば大きい:크다(クダ)や書く:쓰다(ッスダ)などです。この場合はこのようにヘヨ体にします。
大きい:크다(クダ)→ ㅋ+ㅓ요 →커요(コヨ)
書く:쓰다(ッスダ)→ ㅆ+ㅓ요 →써요(ッソヨ)
語幹の直前の母音が「ㅡ」でさらにその前に母音がない場合は「ㅡ」を消して「ㅓ요」を付けて下さい。こちらも発音をしながら覚えていくことをおすすめします。
韓国語の活用「ヘヨ体」の作り方④하다
最後に「する」という意味の하다のヘヨ体をご紹介します。하다は~하다のようにいろんな単語にくっついて動詞や形容詞になるとてもよく使われる表現です。しかし、この場合はどんな単語にくっついていようが、하다のヘヨ体は「해요」となります。
話す:말하다(マラダ)→말해요(マレヨ)
運動する:운동하다(ウンドンハダ)→운동해요(ウンドンヘヨ)
必要だ:필요하다(ピリョハダ)→필요해요(ピリョヘヨ)
勉強する:공부하다(コンブハダ)→공부해요(コンブヘヨ)
韓国語ヘヨ体徹底解説!まとめ
韓国語で「~です」の言い方になる「ヘヨ体の」の作り方をまとめました。いろんなパターンがあり、文章で説明を見るとかえって難しく感じてしまう人も多いヘヨ体ですので、たくさんの単語の活用を実際に見て、発音してみながら覚えてきましょう。
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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