韓国の結婚・家族について。親・息子娘・兄弟姉妹・親戚の呼び方もハングルで覚えよう
もし結婚相手が韓国の人だったら?そんな風に国際結婚を想像したことはありませんか?そこまでいかなくても、大切な人生の大きな節目である結婚や家族。韓国ではどんな風になっているのか、また自分と最も近い大切な人である家族をハングルでどのように言うのかなどは、大切なトピックですよね。
ここでは、韓国の結婚や家族についてのあれこれを集めてご紹介したいと思います。
また、韓国は日本に負けないくらい家族を大切にするお国柄ですので、仲良くなってくると必ず家族の話が出てくるでしょう。そんな時、家族をハングルでどうやって紹介するのかはしっかり押さえておきたい大事なポイントになってきます。正しくハングルでの家族の呼び方を覚えておきましょう。
気になる韓国の結婚・家族にまつわるあれこれ
韓国の結婚・家族にまつわるあれこれをご紹介ということですが、日本と共通する点も多いのですが、はっきりと違う点も多々あります。
一番大きな特徴としては、夫婦別姓であることがあげられるのではないでしょうか。日本では結婚すると夫もしくは妻の姓のどちらかに苗字を統一しますよね。しかし韓国では結婚しても妻の苗字は変わりません。子供が生まれればお父さんの姓がそのまま子供の姓になり、家族の中でお母さんだけが違う苗字になるんです。
また、同じ苗字同士では結婚できないという風習があったというのも韓国での結婚では日本人が驚く点でしょう。厳密にいえば、姓が同じだからダメというのではなく、本貫(ポングァン)という出身地のようなものが同じだと結婚が出来ないという制度がつい最近の1997年までありました。
現代ではちょっと受け入れがたい制度でしょう。実際に本貫(ポングァン)が一緒だが恋に落ちてしまうというケースは多くあったようです。有名なドラマの「冬のソナタ」や「秋の童話」などでも思いを寄せる相手が、実は血が繋がっているのではなんてパターンはよく見られましたが、このようなことが背景にあったからなのかもしれませんね。
ドラマでもよく登場する「愛してる」をハングルできちんと言いたい!という人はこちらをご覧ください。
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韓国の結婚式はどんな感じ?
ドラマのシーンでも感動的で盛り上がる結婚式。韓国でも大事なセレモニーです。
日本での結婚式と言えば、前もって招待状をもらった人だけがドレスアップして出席するイメージですが、韓国の場合はみんなわりとフランクに「キレイ目の恰好」で、招待状をもらっていなくてもちょっとした知り合いでも参加が可能です。
ですので、式には200人から300人という大きな規模になるのも珍しくないのです。日本のように披露宴も行う風習は有りません。チャペルで結婚式はします。そこで参列者が新郎新婦を見守り祝福。そしてそのままお食事会へどうぞというのが一般的です。
式が終わったらハネムーンへ行くのはまだまだ韓国では根強い習慣です。招待状が無くても参列は可能なので、機会があればお知り合いの指揮に行ってみるのも良い経験になるでしょう!
ハングルで家族を紹介しましょう!(両親・子供・兄弟姉妹)
結婚の次は家族です。韓国はとても家族のきずなを大切にする国です。仲良くなれば、きっと両親に子供、兄弟姉妹の紹介をする場面も多く出てきます。しっかりハングルで言えるようにしておきましょう。
お父さん:아버지(アボジ)
お母さん:어머니(オモニ) この二つは基本ですよね。
마버지を아빠(アッパ)、어머니を엄마(オンマ)と呼ぶ家庭も多いです。小さい子はこちらの方が多いでしょう。最近は韓国でもパパママと呼ぶところも増えているようですよ。子供はこのように言います。
息子:아들(アドゥル)
娘:딸(タル)
日本では、上の息子、下の娘などという風に兄弟の順番を言いますが、韓国では「大きい、小さい」と言います。큰 딸といえば上の娘のことになります。
次に兄弟、姉妹ですが、韓国では女性が兄・姉を呼ぶ場合と男性が呼ぶ場合では言い方が変わります。
男性が呼ぶ場合
兄:형(ヒョン)
姉:누니(ヌナ)
女性が呼ぶ場合
兄:오빠(オッパ)
姉:언니(オンニ)
弟妹は同じ。동생(ドンセン)が下の兄弟姉妹のこと。男女をしっかり区別する場合には남동생(ナムドンセン)で弟、여동생(ヨドンセン)で妹となります。
ちょっと日本の感覚と違うのは、ほかの人に自分の家族を紹介するとき。日本では普段お父さんと呼んでいても紹介の時には「私の父です。」と言い換えますがハングルではそのまま「처 아버지입니다(チョ アボジインミダ)」とそのまま使います。
また、韓国では自分の恋人のことをお兄さんという意味で「오빠(オッパ)」と呼ぶのは当たり前ということで驚かれる文化の一つです。もう家族も同然という感覚からこう呼ぶのだと言われていますが、親しみを込めて오빠(オッパ)と呼ぶカップルはとても微笑ましいですよ。
また、付き合っているときに오빠(オッパ)と呼んでいた相手と結婚したら、子供ができればお父さん=아빠(アッパ)になるということで、「오빠 아빠가 됐다」何て言い方は韓国でよく聞かれます。
ハングルは男性・女性の区別が細かい?
軽く紹介しましたが、男性が呼ぶ場合と女性が呼ぶ場合でハングルの呼び方が異なる兄、姉について初めて聞いた人はとても驚かれたのではないでしょうか。慣れれば違和感はないのですが、最初はハングルってややこしいんだなぁと思った人も多いことでしょう。
日本で分かりやすいたとえで言うなら、サザエさんのことをカツオは「누나(ヌナ)」と呼び、ワカメは「언니(オンニ)」と呼ぶのです。
このように家族の呼び方が男女で異なるというのはハングルでは、他にも実はけっこうあるのです。
たとえば、父方の親戚、母方の親戚で名前が違うのもその一つ。
例えばおじいちゃん、おばあちゃん。普通に訳すと할아머비(ハラボジ)、할머니(ハルモニ)ですがこれは厳密に言うと父方のおじいちゃん、おばあちゃんのこと。母方の方は외할아버지(ウェハラボジ)、외할머니(ウェハルモニ)と言うのが正しいです。
외とは「外(そと)」のこと。日本でも孫のことを、息子に生まれた孫を内孫、娘に生まれた孫を外孫と呼ぶことがありますがそれと同じ感覚です。
家庭の基本は男性という昔ながらの考えからこのような呼び方が生まれてきたと言われています。最初はややこしいですが、慣れてしまえば一言で「おばあちゃん」というよりも呼び方でどんな関係性なのかが把握できるので便利だというメリットもありますよ。
ハングルのおじさん、おばさんは意味が色々
おじいちゃん、おばあちゃんに続いて、ハングルでややこしいのが「おじさん」と「おばさん」です。日本語でも両親の兄弟、姉妹をおじさんおばさんと呼び、また近所の知り合いの年上の人もおじさんおばさんと呼び、ややこしいなぁとなることがよくあります。漢字で叔父さん、伯父さん、小父さんと書き分けることは有りますがあまり一般的ではありませんよね。でも韓国ではそういうことは有りません。
どういった血縁関係かによってしっかりハングルでの呼び方が異なる為です。父方母方の区別の他に、既婚か未婚かでも異なるのでご注意ください。
父の兄(既婚):큰아버지(クナボジ)
父の姉(既婚):고모(コモ)
父の弟(既婚):작은아버지(ジャグナボジ)
父の妹(既婚):고모(コモ)
未婚の父の兄弟:삼촌(サンチョン)
母の兄(既婚):큰외삼촌(クネェサンチョン)
母の姉(既婚):이모(イモ)
母の弟(既婚):작은외삼촌(ジャグンウェサンチョン)
母の妹(既婚):이모(イモ)
큰아버지(クナボジ)の奥さんのことを큰어머니(クノモニ)と呼び、고모(コモ)の旦那さんを고모부(コモブ)、이모(イモ)の旦那さんを이모부(イモブ)と呼んだり…ハングルでの血縁の呼び方はとても厳密です。しかしそれだけ家族の繋がりが重要であるというあかしともいえるでしょう。日本語では一言でおじさん、おばさんで済みますがハングルは大変ですね。
最初はなかなかハングルでの親戚の呼び方を覚えるのは大変かもしれませんが、慣れればどういう関係なのかがすんなり把握できるので便利ですよ!
韓国の結婚・家族についてまとめ
韓国の結婚・家族についてと、親・息子娘・兄弟姉妹・親戚のハングルでの呼び方についてなどをご紹介しました。
まだまだご紹介したいエピソードはたくさん尽きないハングルの「結婚」「家族」についてですがいかがでしょうか。なかなか興味深いですよね。
身近に韓国のお友達や知り合いが出来ればお互いの奥に事情を話し合ってみるのも面白いかもしれませんよ!
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