韓国語コラム | 【独学】韓国語の勉強方法4ステップ!初心者におすすめのアプリや学習のコツを解説

【独学】韓国語の勉強方法4ステップ!初心者におすすめのアプリや学習のコツを解説


韓国語は他の外国語とくらべ、勉強が難しくないといわれています。

とはいえ、外国語である以上、何の予備知識もないままで勉強を始めても、なかなか思うようには進まないケースも多いでしょう。

韓国語を独学で勉強するならば、事前にコツやある程度の知識を身につけておくとよいでしょう。

勉強のためのコツを押さえて学んでいき、自分なりに自信がついたら、読み書きよりも実践的に活用することも視野に入れるのがおすすめです。

韓国語の勉強を今から始めてみませんか。

この記事でわかること

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韓国語が勉強しやすい理由

韓国語が初心者でも勉強しやすいと言われている理由は、主に以下の2つです。

  • 覚える内容が少ない
  • 日本語と単語・文法が似ている

ハングルは一見難しそうに思えるかもしれません。しかし、仕組みを理解すれば案外簡単です。

とくに、反切表を使えば比較的覚えやすいです。反切表は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事韓国語のハングルの書き方は?歴史や仕組み、書き順を徹底解説

また、単語や文法の語順も日本語と似ているので、理解しやすい点も挙げられます。英語は後ろから訳すように習いましたが、韓国語は日本語と同様、そのまま訳していきます。

【独学】初心者におすすめな韓国語の勉強方法4ステップ

ここからは、初心者にもおすすめできる独学の勉強手順4ステップを解説します。

韓国語をマスターしたい方は、ぜひ実践してみてください。

ステップ1.ハングルの基礎・書き方を理解する

韓国語を独学で勉強するなら、まずはハングルから勉強を始めるとよいでしょう。

韓国語=ハングル」と認識されているケースが多くありますが、実際は少し異なります。

ハングルは「韓国語の文字」を意味しています。日本語に置きかえると、「日本語=ひらがな」と同じ意味合いとなります。

基礎

外国語を勉強する場合、まずは「読み書き」から始めるのが良いといわれます。文字から勉強を始めれば、同時に発音を覚えることになります。

そのため、韓国語の勉強を始めるなら、ハングルから取り組むとよいでしょう。

ハングルには「母音」と「子音」、「パッチム」があります。

韓国語の基本母音は「10」個あり、さらに複合母音が「11」個あります。子音「平音、激音、濃音」に分かれ全部「19」個あります。

母音や子音は日本語と同じようにとらえてよいですが、パッチムは「終音」。日本では聞きなれない言葉ですが、文字を発音するときに最後に出す音がパッチムです。

ハングルの一文字にはいくつかのパターンがあり、「子音+母音」が一番シンプルで発音もしやすいです。

パッチムはこの「子音+母音」のパターンにもう一つ、もしくは二つ「子音」が組み合わさったパターンです。文字の書き順で考えると3番目以降がパッチムに当たります。

例えば、韓国で一番数の多い苗字「김(キㇺ)」は「ㄱ +ㅣ+ ㅁ」の組み合わせで作られた一文字で、3番目の「ㅁ」がパッチムに当たります。

少し難しい内容になってきましたが、初心者は母音と子音をマスターすることから始めるとよいでしょう。

韓国語の発音にも、アルファベットのような規則があるので、その規則を着実に覚えていくことが大事です。

韓国語のテキストにCDが付いているものがたくさんあります。

発音を覚えるには、最初は耳で確認をしながら口に出して調整をしていくのが一般的です。発音は頭で考えるのではなく、耳で覚えるように意識するとよいでしょう。

ハングルを勉強する際に良いとされている覚え順は、「母音」「子音(平音)」「激音」「濃音」「パッチム」「複合母音」の順番です。

書き方

ハングルには漢字や平仮名のように「書き順」があります。

また、書き順をしっかり覚えることは、「読みやすいハングル」につながります。書き順はハングルを学ぶうえで重要な要素です。しっかりと覚えて、韓国語マスターにつなげましょう。

先にも述べましたが、ハングルにはアルファベットのような規則があります。平仮名と同じ「音(読み)」で対応するハングルの表で確認していきましょう。

「ㅇ」の部分が子音となっています。

카 (가) 키 (기) 쿠 (구) 케 (게) 코 (고)

「か行」は、語中と語頭でハングルが変わります。左が語中、右が語頭のハングルとなります。

「ㅅ」の部分が子音となっています。

타 (다) 치 (지) 츠(즈) 테 (데) 토 (도)

「た行」は、語中と語頭でハングルが変わります。左が語中、右が語頭のハングルとなります。

「ㄴ」の部分が子音となっています。

「ㅎ」の部分が子音となっています。

「ㅁ」の部分が子音となっています。

韓国語では「や行」も母音とされていて、「あ行」と同じように「ㅇ」部分が子音となっています。

「ㄹ」の部分が子音となっています。

「ㅇ」部分が子音となっています。

ただし、ハングルをひらがなに当てはめた場合、日本語の「読み方(音)」と異なる場合があります。それでも、規則にのっとったハングルを覚えれば、韓国語マスターへの助走となるでしょう。

ステップ2.単語を覚える


ハングルがマスターできたら、次は「単語」へ進みましょう

ハングルを読むだけでは会話にならないので、意味を持つ単語を少しずつ覚えていくと会話でもう一歩近づいていけます。

今の韓国語にも漢字語が多く残っているので意外と日本語の発音と似ていたり、意味が同じっていう場合もあります。

単語を覚えるときはよく本屋さんに置いてある単語帳でもいいですが、自分が興味のある韓国ドラマのセリフやKPOPの歌詞などから勉強するのもおすすめです。

ステップ3.会話で簡単な挨拶文を使ってみる

いくつか単語が分かるようになったら韓国で日常的に使われるフレーズを覚えてみましょう。韓国人が毎日のように使ってるフレーズを身につけることで会話がよりスムーズになると思います。

初心者でもよく知っている「안녕하세요(アンニョンハセヨ)」「감사합니다(カㇺサハㇺニダ)」など、まずはあいさつのフレーズから覚えてみましょう。

韓国語おすすめ記事韓国語の挨拶・日常会話・授業フレーズをわかりやすい一覧でご紹介!

ステップ4.基礎文法を学んで韓国語の文を理解する

日本語と韓国語は、「SOV型」とよばれる言語で「語順」がほぼ同じです。

そのため、独学でも勉強がしやすい言語といわれる理由になっています。「主語+目的語+動詞」と、日本語と変わらないため、文法をマスターすればあとは応用です。

「助詞」は韓国語でも重要な部分です。日本語でいうところの「て・に・を・は」となります。韓国語で会話をするときは、助詞にも意識を向けましょう。

会話の相手に正確にものを伝えるためにも、韓国語を学ぶには助詞は重要なポイントです。

また、助詞がマスターできれば、単語を組み合わせて文章が作れるようになります。

次に「疑問形」を知っているか否かで、会話のスムーズさが変わります。韓国語で丁寧な疑問形とされているのが「ハㇺニカ体」です。

例:일본사람입니까(日本人ですか)?
読み方は「イㇽボンサラミㇺニカ?」になります。

また、「過去形」を覚えることで、会話の時系列が明確にわかるようになります。韓国語の過去形には規則があります。「ヘヨ体」の現在形の語尾に「ㅆ어요(ッソヨ)」をつけることで、文章や言葉が過去形になります。

例:먹어요(食べます)+「ㅆ어요」=먹었어요(食べました)
読み方は「モゴッソヨ」になります。

そして、韓国語にも日本語と同様に「尊敬語」があります。日本語との違いは、両親や祖父母の「身内」の行為に対しても尊敬語を使うところです。

言葉が違えば当然のことながら文化も異なります。その国の言葉を勉強することは、文化を知ることにつながります。

初心者におすすめな韓国語の勉強方法


韓国語を学ぶにあたり、最初はテキストを購入するのが一般的です。ほかには、スマートフォンのアプリは持ち運びがないため、移動中や空いた時間に勉強ができて便利です。

テキスト

独学で韓国語を勉強するならば、テキストは必須アイテムといえます。今ではたくさんの種類が書店に並んでいて、どれを買えばよいか迷ってしまうほど充実しています。

コツともいえるのが、テキストは一冊を最後まで読み終えることです。

一冊の中に重要な要素がたくさん組みこまれているので、最初から最後までしっかりと勉強すれば、韓国語のマスターにつながります。

また、同じテキストを繰り返し何回も勉強することで、知識が深くなります。

そのため、ページ数の多いタイプより少なめを選ぶとよいでしょう。

そして、テキストは自分に合ったものを探しましょう。色分けで説明がされていたり、イラストや例文が多かったりするものがおすすめです。

文字ばかりのテキストでは、一見してわかりづらいものが多くあり、もし、購入したテキストが難しく感じるようであれば、買いかえてみましょう。何より、自分にとってわかりやすいと思えるものが最適です。

韓国語おすすめ記事韓国語の勉強ノートの作り方は?おしゃれでかわいいまとめ方のポイントを紹介

簡単で分かりやすいテキストの代表例(K Villageの教材です)
https://kvillage.jp/flow/textbook

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音声

韓国語を独学で学ぶ場合、リスニングの勉強に活用できるツールがいくつかあります。

先に紹介したように、スマートフォンのアプリやCDもそうですが、韓流ドラマや講義動画も有効といえます。何回か繰り返し聞いて見たりすることで、フレーズが覚えられます。

それでも不安が残るようであれば、韓国語のスクールに通うとよいでしょう。ネイティブの先生の授業を受けて勉強を進めれば、着実に韓国語が身につくといえます。

少しでも気になった方は、1レッスン550円(税込)からで学べる日本最大の韓国語教室K Village(https://kvillage.jp/)で、無料の体験レッスンの受講を検討されることをおすすめします。

韓国語は日本人にとって、勉強しやすい言語といわれています。しっかりと勉強してコミュニケーションに困らないようなレベルに早く到達したいなら、独学よりスクールが確実となります。

ドラマ・映画

ドラマや映画であれば、自然な会話のなかで使われる韓国語を理解できます。実践的なので、実際の会話にも活かしやすいことが特徴です。

また、好きな作品であれば楽しみながら勉強できるので、継続しやすい点もメリットといえるでしょう。

ただ、何の目的もなく見ているだけだと、スキルや知識は定着しません。シャドーイングや書き起こしなど、アウトプットも欠かさず行うことを意識しましょう。

アプリ・サイト

アプリやサイトは、スマートフォンがあればどこでも気軽に勉強できます。

ゲーム感覚で遊べるアプリやネイティブの発音が聞けるアプリなど、色々な種類があるので、自分に合ったものを選択することが大切です。

なかでも、評判が高く初心者の方にもおすすめできるアプリは以下の3つです。

  • Duolingo|スピーキングといったアウトプットもできる
  • Eggbun|チャット形式で会話を楽しみながら勉強できる
  • 韓国語学習パッチムトレーニング|基礎をゲーム感覚で学べる
  • 韓国語学習ページ

    どれが合うかは人それぞれなので、一度全て登録してみてご自身に適したものを選ぶのも有効です。

    講座

    講座を受講すると費用はかかりますが、韓国語に精通した講師にサポートしてもらえるので、学習効率が高いです。勉強のコツや継続するためのマインドも教えてもらえるので、成果が出やすく楽しいと感じるでしょう。

    K Village 韓国語では、日本語に堪能な講師陣が、韓国語の基礎から応用までを徹底的に解説しています。

    楽しく学べることを重視しており、BBQといったイベントも開催されているので、語学力を鍛えながら友人を作ることも可能です。

    無料体験レッスンもあるので、少しでも興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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    初心者が避けるべき韓国語の勉強方法

    逆に、初心者が手を出さないほうがよい勉強方法も存在します。

    順番に解説するので、ご自身が実践していないか確かめながら読み進めてみてください。

    複数の教材に手を出す

    勉強意欲が高い人にありがちな失敗が、複数のテキストに手を出し、どれも中途半端になってしまうことです。学習を開始した初期で、情報を大量にインプットしようと考えると陥ります。

    勉強内容が多いとそれだけ多くの時間を費やす必要があり、継続できなくなります。また、出費が増え、本棚に使わないテキストだけが並び、場所を取ることもあるでしょう。

    韓国語の勉強は、色々なことにチャレンジするのではなく、どれかひとつの教材を極めることで知識を定着させられます。ひとつの教材を2周3周と継続するようにしましょう。

    レベルに合っていない勉強方法を実践する

    勉強方法は種類が豊富なので、そのなかから自分に合ったものを選択しなければなりません。

    たとえば、勉強を始めたばかりで上級者向けのテキストは難しく、挫折してしまうこともあるでしょう。そのため、自分に合った勉強方法を実践することが大切です。

    とはいえ、文字だけでなく図が多い・解説が丁寧など、人によってわかりやすいと感じるテキストは異なります。テキストの場合は、実際に書店に行って手に取って選んでみることが大切です。

    細かいところに執着しすぎる

    単語の発音や、ちょっとしたニュアンスまで全て理解しようとすることは避けましょう。最初から完璧にしようとすると時間がかかり、挫折につながるためです。

    学習初期で大切なのは、基礎を学んで韓国語の基盤を作ることです。こだわり過ぎるのではなく、ある程度妥協して、さらっと理解できたら次の勉強を進めるようにしましょう。

    初心者が韓国語の勉強で成果を出すコツ

    ここからは、初心者が韓国語の勉強をスムーズに進め、実際に成果を出すためのコツを5つ紹介します。

    すぐに行えるものばかりなので、実践しながら読み進めてみてください。

    目標を明確にする

    韓国語を勉強した後に何をしたいのか、目的や目標を立てることが大切です。目的や目標がなければ、何のために勉強しているのかがわからず挫折するかもしれませんし、学習効率も落ちてしまうためです。

    たとえば「留学に行く」「韓国語ドラマを字幕なしで見る」などを考えておくと、モチベーションが向上して勉強を継続できます。

    無理のないスケジュールを組む

    韓国語をマスターするにはある程度の勉強時間が必要になりますが、週末に一気にやるよりは、毎日コツコツしたほうが知識が定着しやすいです。韓国語に触れない時間が長いと、学んだ内容を忘れてしまい、思い出すのに時間がかかるためです。

    そのため、毎日継続できるように、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。毎日8時間勉強すると決めて実践できれば問題ありませんが、無理に設定すると継続できなくなります。

    まずは1日30分のように、目標を小さくして、慣れてきたら時間を長くしていきましょう。

    隙間時間を活用する

    電車の待ち時間や昼食、寝る前など、ダラダラしたり何もしていなかったりする時間はあるのではないでしょうか。そういった時間を使って韓国語の勉強をすれば、仕事や学校で忙しい方でも学習時間を確保できます。

    1日の量は小さなものかもしれませんが、積み重なると大きな成果につながりますよ。

    復習を繰り返す

    人は一度学習したことでも時間が経つと忘れてしまいます。

    ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」によると、一度学習しても1日後には74%忘れてしまうといわれています。

    そのため、毎日の復習を繰り返すことで、記憶の定着を目指しましょう。

    その日の勉強をする前に、前日に学んだことを復習する作業から始め、それを習慣化することで記憶が定着しやすくなります。

    完璧主義を捨てる

    語学学習において、完璧に全てを覚えようとすると時間がかかり、継続できなくなります。たとえば、1日10個の単語を完璧に覚えていくと、2,000語覚えるのに200日かかってしまいます。

    そうではなく、1日200個の単語をさらっとでもいいので目を通し、10日で1周するほうが記憶の定着はよいです。

    ひとつの単語が覚えられなくても、それに固執しすぎないようにしましょう。

    【まとめ】韓国語は独学でマスターすることができるのか!?勉強方法を解説

    韓国語は日本語と文法がほとんど同じであるため、単語を覚えておけばある程度のコミュニケーションがとれる、比較的習得が簡単な外国語です。

    それでも、せっかく勉強をするならば、なるべく正しく話せて相手の話す内容も聞き取れるようになりたいと思うことでしょう。

    独学で韓国語をマスターする方法は多くありますが、着実に勉強するなら、韓国語教室に通うのも一つの方法です。韓国の流行や文化は、日本でも人気となっているので、注目度の高い言語です。

    韓国語勉強のスクール選びに迷われた際は、ぜひ、K Village(https://kvillage.jp/)へお越しください。


    この記事の監修者

    チョン スジョン

    韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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