韓国語コラム | 韓国語の「パッチム」の発音を覚えたい!「パッチム」3つのポイントをご紹介!

 

韓国語のパッチムの発音を覚えたい!「パッチム」3つのポイントをご紹介!

韓国語ビギナーにとって難関となるのがパッチムです。

ハングルで子音字と母音字の組み合わせの下部にある子音になります。

パッチムがあるだけで発音が複雑になり、難しいと感じてしまうものです。

どうすればパッチムの発音をスムーズにマスターできるのでしょうか。

パッチムの発音ができるだけで、ネイティブにとっても流暢な韓国語という印象になるはずです。

それなのに、テキストだけでは、どうしても理屈としてはわかっても、やはり発音が追いつきません。

韓国語の「パッチム」の発音を覚えたい!簡単な3つのポイントをご紹介!

そこで今回は、突き詰めると韓国語のおもしろさも感じることができる、パッチムを簡単に覚えるためのポイントを3つご紹介します。

韓国語の難関「パッチム」。パッチム音声は7種類だった

韓国語の子音はトータルで19個あります。

ですがひとくくりに子音だからといって、すべてがパッチムになるというわけではありません。

子音のうちパッチムになるのは16個のみ。

それでも16個の発音を覚えなければいけないのかと思うところですが、これも勘違いです。

16個あるパッチムのうち、発音は7種類のみなのです。

パッチムとその発音を「パッチム(発音)」でみていきます。

ㄴ(n)
ㅇ(ng)
ㅁ(m)
ㅂ/ㅍ(p)
ㄷ/ㅌ/ㅅ/ㅆ/ㅈ/ㅊ/ㅎ(t ※ッの発音)
ㄱ/ㅋ/ㄲ(k ※ックの発音)
ㄹ(l)

注目したいのがㄴ(n)とㅇ(ng)です。

日本語にすると「ン」という発音になりますが、韓国語でそれぞれのパッチムで「ン」の発音を区別しています。

ㄴ(n)は舌先を上部歯茎にあてて発音します。

ㅇ(ng)は舌先を下部へとあてて発音します。

また、ㄷ/ㅌ/ㅅ/ㅆ/ㅈ/ㅊ/ㅎの7つのパッチムは、どれも発音するときは小さい「ッ」になります。

まずは16個のパッチムがこのような7種類の発音に分類できること、そしてその7種類の発音を覚えておきましょう。

韓国語の難関「パッチム」。イレギュラーなダブルパッチムは11種類

パッチムは16個ありますが、さらにダブルパッチムが11種類あります。

「ㄵ」「ㄺ」といった、ふたつのパッチムが左右に並んでいるものです。

ここで混乱する韓国語ビギナーも少なくありません。

右側と左側、どっちを発音すればいいのかわからなくなるからです。

混乱してしまった、とりあえず右側を発音しよう……と会話をしてしまうと、韓国人が首をかしげてしまうことも。

まずは、このタイプのパッチムを「ダブルパッチム(発音)」でみていきます。

ㄵ/ㄶ(n)
ㄻ(m)
ㄳ/ㄺ(k̚)
ㅄ/ㄿ(p̚)
ㄼ/ㄽ/ㄾ/ㅀ(l)

このとおり、ダブルパッチムの発音そのものは5種類のみとなっています。

韓国語ではこれを終声といいます。

このうち、(m)で発音されるㄻ、(k̚)で発音されるㄺ、(p̚) で発音されるㄿ、この3つ以外は、すべて左側の子音を発音すればいいのです。

これさえインプットしてしまえば混乱することはありません。

3/11の確率で左側を発音します。

韓国語の難関「パッチム」。パッチムの発音を発音器官で分類する

ハングルは発音器官をイメージして作成されました。

当時の言語学者たちが発音するときの口の動きを記号に模したのです。

パッチムも発音器官ごとに分類することができます。

発音器官というのは、例えば舌で発音するのか、唇で発音するのかなどです。

口蓋は口腔内の上側の部分になります。

この口蓋で発音するのはㄱとㅋ、いわゆるカ行音のパッチムになります。

舌の位置で発音をするのがㄴ/ㄷ/ㅌ/ㄹです。

こうしてみるとハングルで表記したときの形が似ています。

舌を丸めている様子を現わしているといわれている為です。

唇で発音するㅁ/ㅂ/ㅍもよく似ています。

いわれてみると、唇の形状をしているのがわかります。
歯を駆使して発音するㅅ/ㅈ/ㅊ、それからのどから発音するㅇ/ㅎにわけられます。

このうち、ㅇ/ㅎはあきらかに口を開いたときにみえる喉の形状であることがうかがえます。

パッチムがどのようにハングルで表記されるかをイメージすれば、おのずとどの器官を意識して発音すればいいのかわかってきます。

より韓国語本来の発音に近づくので、よりネイティブのように流暢な韓国語になるはずです。

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まとめ

韓国語のパッチムを発音するのは、ビギナーにとっては難関となっていますが、

このようにパッチムの音声が7種類であること、

ダブルパッチムは基本的に左側の子音を発音すること、

パッチムの発音は「口蓋」「舌」「唇」「歯」「のど」の発音器官ごとに分類できること。

この3つのポイントをおさえるだけでスムーズに覚えれますし、発音もぐんとよくなります。

特に、パッチムのハングル表記をみてみると、発音器官ごとに形状がそっくりなため、イメージもしやすいですし、韓国語とハングルのおもしろいところでもあります。

韓国語のパッチムをマスターしたら、さらに韓国語を覚えたくなるのではないでしょうか。

難しいパッチムを理解できたのだから、どんどん韓国語を覚えていきたいところです。

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