ハングルは全部で何文字?韓国語を全部カタカナで覚えるのは可能?ハングル24文字について徹底特集
ハングルは全部で何文字?韓国語を全部カタカナで覚えるのは可能?
韓国語を知らない人からすると、全く読めないハングル文字。
当然どういう意味なのかも想像すらつかないということで頭を抱えたことのある人は多いのではないでしょうか。
しかし、一念発起してハングルを勉強してみよう!
と思い立っても暗号にしか見えないハングル…一見すると何の規則性もなく記号のようなハングルの見た目は知らない人からするとちんぷんかんぷんであるということもよく聞かれる話です。
一体ハングルは全部で何文字あるのでしょうか。
また発音もいきなり基礎となる母音からして日本語にもない発音も数多く登場します。
ハングル文字を覚えることをあきらめてカタカナで韓国語を覚えるということは可能なのでしょうか?
ハングル学習の最初の壁となる文字を覚えるところでだれもが思いつく「ハングルは全部で何文字なのか?」
という疑問からカタカナを使った学習方法などを検証してみたいと思います。
ハングルは全部で何文字?全部覚えるなんてありえない?
暗号にしか見えない、全く読めないハングル文字。
縦に並んでみたり、横に並んでみたり…カクカクしているかと思えば、丸い部分もちらほら見える…
規則性すらつかめず迷宮入りするばかりです。
同じ読めないとしても英語はアルファベットの種類を知っているので、AからZまでの26文字を知っていれば、とにかく何となくの発音が分からないということはありません。
しかしハングルは文字の形から読み方まで教えられてないと分からないというのが現状です。
日本語のひらがな・カタカナはそれぞれおなじみの五十音表にある通り、約50個。
正確には全部で各46文字です。
中国でも使われている漢字は正確に全部で何文字というのは膨大過ぎて意味が余りませんが…しかしハングルは全部で何文字なのでしょうか。
答えは「24文字」です。
「ハングルが24文字なんて嘘っ!」という声が聞こえてきそうですが、基本は24というのが「ハングルは全部で何文字?」の答えとしては正しいです。
ただし、その24文字は子音と母音に分かれており、そこから2つ、もしくは3つか4つと組み合わせることによりハングル文字として成立します。
組み合わせることにより文字としての完成形の種類が多いということが、ハングル文字の文字数がとても多いように感じる原因です。
しかし、言い換えると基本パーツは日本語や英語よりも少ない24種類しかありませんので、覚えるのは易しいはずなのです。
しかも、そのハングルは発音とセットになっている表音文字なので発音を覚えるのは英語よりもずっと簡単なんです。
同じ文字でも単語によって発音が異なるケースのある英語と違い、ハングルは基本見たまま文字を発音すれば読めるようになります。
もう少し具体的に解説してまいりましょう。
ハングルは24文字ですべての文字が書けるようになる!
韓国語の勉強をしたことがある人ならご存知の反切表。
これは日本語の五十音のようなもので、ハングル文字の基本を一覧できる便利な表です。
全部で24文字であるハングル文字は14個の子音【ㄱㄴㄷㄹㅁㅂㅅㅇㅈㅊㅋㅌㅍㅎ】と10個の母音【ㅏㅑㅓㅕㅗㅛㅜㅠㅡㅣ】に分かれています。
その子音が縦に、母音が横に並んで、交わる場所に組み合わせが示されていますね。
ㄱ:가갸거겨고교구규그기
ㄴ:나냐너녀노뇨누뉴느니
:
:
このように整理されています。
反切表は24文字のハングルの2つが組み合わさるパターンのみの一覧表ですので、残りの3つ、4つの場合の組み合わせはちょっとイレギュラーとなります。
パッチムと呼ばれるおまけがくっつくパターンですね。
これは子音+母音に加え、子音+母音+子音(子音+母音+子音+子音)といわゆる終声と呼ばれる一文字の最後が子音で終わるパターンもハングル文字は一文字で表現できることを表しています。
しかし、3つ、4つの組み合わせの場合は基本的な2つの組み合わせの下に来るだけ。
パッチムとは直訳すると「敷物」や「下敷き」という意味なのでまさに下に敷いているという具合です。
こちらは全部の文字を覚えるというよりは、書き方だけは頭に入れておいて単語に登場するたびに覚えていくという方法がおすすめです。
どんな韓国語教室でもテキストでも最初はパッチムのない文字、単語から韓国語を学ぶのが定石。
一見ややこしいパッチム(終声)ですが、気負いせずに学習を進めていきましょう。
ハングルは読めないからカタカナで韓国語を覚えたい?!
しかし読めないハングル文字。
韓国語はマスターしたいけどハングル文字はあきらめて、いっそのことカタカナやひらがなで覚えてしまうというのはどうだろう?
と考えたことはありませんか。
見渡すと「アニョハセヨ」や「カムサハンミダ」「キムチ」に「カルビ」。
すっかり私たちの日常には韓国語がカタカナで浸透しているものも多くあります。
大好きな芸能人に向かって例えば「サランヘヨ!チャングンソクシ~!」というようにちょっとだけ韓国語を話したいというときにはカタカナでも十分でしょう。
英語でも読めない単語を覚えるときにはカタカナやひらがなでテキストに読み仮名を振って覚えたなんて記憶はだれにもあることでしょう。
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ハングルをカタカナで表記しきれない理由
しかし、韓国語はカタカナやひらがなでは表記しきれない発音が存在するということもまた事実。
例えば「ん」はㄴ、ㅁ、ㅇと3種類もありますし、「お」はㅗとㅓで2種類もあります。
英語でも、日本語にない発音には苦労しましたよね。
例えば、NとMの発音の違い、カタカナでアップルと書くけど実際はアとエの中間のような独特の発音であったり、RとLの違いにRの巻き舌を使うような発音であるなど…
こういう母国にない発音があるので、外国語の習得には苦労することはよく知られています。
韓国語もそれは同じ。
と言うわけで読み方を覚えるまでカタカナで読み仮名を振ったり、そもそも文字を覚えることを後回しにしてカタカナだけで韓国語を覚えるという案が出てきます。
それが可能かどうかでいうと、「できなくはない」しかし、主観になるかもしれませんが韓国語に関しては「最終的にハングルで勉強した方が習得が楽」であると申し上げたいです。
なぜなら、韓国語にはリエゾンという発音ルールがあり、語彙が増えてくればハングルで単語を覚えていた方が活用が効き、長期的に見れば、最初に苦労してもハングルで勉強を始めた方が効率的であるということ、そしてハングル文字は表音文字なので一度頑張って覚えてしまえば、読み方に苦労することはなく、覚えた後は知らない単語でも読めるようになるからです。
でも、よく使う単語や、たった今覚えたいフレーズなどはカタカナで覚えてしまうのも、活きた韓国語を習得するという意味ではお勧めです!
カタカナで韓国語を始めたとしてもどんどん上達すればいずれハングルにもなじみ自然と覚えたいと思うようになると思いますのでまずは、とっつきやすいところからはじめるのが一番だと思います。
ハングルは全部で何文字?韓国語をカタカナで覚えるのは可能か?まとめ
読むのに苦労するハングルは全部で何文字?
韓国語をカタカナで覚えるのは可能か?などを検証してみました。
最初の入り口や勉強方法は、十人十色。
自分がやりやすい、続けられる方法が一番です。
ハングルに興味を持つことが出来ればその機会を是非継続させて使ってみるところまで頑張ってみて下さい!
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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