ハングルの母音の発音のポイントは口の形!口を意識して正しい発音をマスターしよう
ハングルの勉強で多くの人が苦労しているのが「発音」なのではないでしょうか。ネイティブの人が話していることを耳で聞いてそのまま口に出してはみるものの、それだけでは正確なハングルの発音が出来るようになるのは、難しいものです。
それは、ハングルの発音には日本語にはない音や区別しないような音がたくさんあるからです。英語でもそうですよね。「NとMの違い」、「RとL」の違いなどは何度も学校で説明を受け、練習をした記憶はだれにもあるはず。
特に母音の発音が難しいといわれるハングル。正しい発音をするためにはただ音を聞いて真似をするのではなく、口の形を意識して練習することが上達の近道です。
口の開き方や、唇の動き、舌の位置を正しく知って発音してみるともっと確実に正しいハングルの発音が出来るようになります!発音が難しいと困っている人は是非、チェックしてみて下さい。
口の形を意識して難しいハングルの母音の発音をマスターしよう
ハングルは、24個の子音と母音と組み合わせて成り立つ文字です。その一つ一つに発音が決まっていて組み合わせるだけで読めるようになるということから、「知識の革命」とも呼ばれるハングル。合理的で習得がしやすい文字だといわれています。
パッチムが付いたり、前後の文字によって少し不規則な変化はするものの、読み方に関してはとっつきやすいといわれているハングルですが、それでもやはり苦労するのが発音です。
それは何といっても、日本語にはない発音がたくさん出てくるからですよね。子音は激音、濃音などがありますので習得にはコツが必要です。しかし、もっと私達日本人にとって壁になるのが母音の発音です。
発音の壁を攻略するのは、練習あるのみ!でも、やみくもに練習しても習得には時間がかかります。どうすればいいのでしょうか?ポイントとなるのは「口の形」です。ネイティブの人が実際の発音の時に作っている口の形を意識して、取り入れることでより正しい発音に近づくことが出来るのです。
なかなかうまく発音が上達しないと感じている人は、是非試してみて下さい。
ハングルには日本語にない発音がある
正しい発音を身に着けることが難しいともいわれているハングル。その理由は、パッチムにより日本語はほとんどが母音で終わる言葉が中心ですが、子音で終わる音があることが原因です。
例えば、韓国料理の「キムチ」ですが、ハングルでは김치と書きます。本当の発音は「KIMCHI」とムではなく「ン」ですよね。これはパッチムがある為このような日本語にはない発音方法が必要となります。
それから、もうひとつ。ハングルの中に日本語には存在しない母音の発音が使われていること、これもハングルの発音が難しい原因です。子音と母音の組み合わせでできているハングル文字は母音が基本中の基本。つまりここに苦手とする発音があると最初からとても苦労することになってしまいます。このような日本人が苦労するハングルの母音の発音についてどうやって練習すればいいのでしょうか。
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発音にコツが必要なハングルの母音
日本人が苦労するハングルの母音の発音。基本のハングルの母音はこちらの10個です。あえて読み方(発音)カタカナで書いてみます。
ㅏ | ㅑ | ㅓ | ㅕ | ㅗ | ㅛ | ㅜ | ㅠ | ㅡ | ㅣ |
ア | ヤ | オ | ヨ | オ | ヨ | ウ | ユ | ウ | イ |
これは反切表の一部ですが、赤く記したところが日本語にはない母音になります。つまりカタカナで読み方を書いていますが、正しい発音ではないということなのです。
実際の発音を聞いてみても、なんだか違うということはわかるはずです。しかし、いざ発音するとなるとうまくできなくて困るもの。日本語では存在しない発音なので仕方ありません。ではどうやって正しい発音を身につければいいのか?それは音を聞いて真似をするだけでなく、正しい発音の為の口の形を意識することが重要になってきます。ひとつずつ見ていきましょう。
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口と唇の形を丸くする円唇のトレーニングを
日本語にはない発音のハングルの母音【어】と【여】と【으】を一つずつ確認していきましょう。ポイントとなるのは口の形です。
【어】の正しい発音の仕方から見ていきます。カタカナで読み仮名を書くと【オ】に近い【어】ですが、実際は日本語の「オ」の口よりも口の形を突き出したように丸くして、舌を後ろに引っ張るような形にして発音することが、正しい発音のコツです。日本語の「オ」よりも口の形を小さく、狭くして、唇に力を入れて舌の根元に力を入れるように、発音してみましょう。これで正しい【어】になるはずです。
次に、【여】の正しい発音の仕方ですが、【어】にYの子音をくっつければOKです。日本語の「ヨ」の口よりも口の形を突き出したように丸くして、舌を後ろに引っ張るような形にして発音することで本当の発音に近づきますよ。
唇を丸くして発音することを「円唇(えんしん)」と言いますが、ハングルではとても大切な発音方法です。
そして、【으】の正しい発音の仕方ですが、日本語の「ウ」と発音する前に口を「いーっ」というときのように、左右に横一杯に広げる口の形を作って、そのまま「ウ」と発音してみましょう。口の形は「イ」となりますが、「ウ」と言うことによって、日本語の「ウ」よりもちょっとくぐもった感じの韓国語らしい発音になるはずです。
また、【우】も実は厳密に言うと日本語の「ウ」に限りなく近い発音なのですが、より本当の韓国式に近づけるためには、口の形をちょっと意識するといいのです。【우】の本当の発音は、日本語の「ウ」よりももっと口の形を前に突き出して発音するとネイティブに近づきますので、試してみて下さい。
そもそも日本語は、他の言語に比べて口の動きが少ない言葉だといわれています。本格的に外国語を発音からマスターしようとするとそれまでにない口の動きを練習することになるので、口や頬の筋肉がそれまでと違った動きをする必要があり、痛くなるという人も珍しくありません。張り切りすぎには注意ですが、それくらい今までとは違った口の動きになるということを踏まえて、慣れるまでじっくり練習してみて下さい。
発音を覚えるのは母音の形そのものを参考に!
口の形を、文章で説明するのは難しいことなのですが、実はハングル。知識の革命というだけあってその形にも発音のヒントが隠されています。
例えば【어】ですが、母音のㅓ。縦の長い棒を首のラインに見立てて、横線の短い棒のように指を自分の口の中に差し込んでみて下さい。そうすると自然に口に力が入り、舌が後ろに引っ込みませんか?その状態で「オ」というと、自然とネイティブの発音に近づきます。
そして、【으】。これは見たまま口を左右一杯、横に広げればいいのです。その口の形のまま「ウ」と言えばいいのです。見たままの形を口にも反映させるというイメージで練習すれば、より記憶に残り正しい発音が身に付くのでおすすめです。こちらも是非試してみて下さい。
口の形を意識して正しいハングルの発音をマスターしようまとめ
苦手な人が多いという日本語にない発音の母音を、口の形を意識してマスターする方法をご紹介しました。
読み書きと違って体感的なトレーニングが必要な発音は本当に習得に苦労しますよね。耳を使って聞くだけでなく、口の形を意識してネイティブのような発音を目指しましょう。
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