韓国語コラム | 初心者でも韓国語の資格試験は目指すべき?資格習得のメリットや勉強方法をチェック!

初心者でも韓国語の資格試験は目指すべき?資格習得のメリットや勉強方法をチェック!

韓国語の資格試験、なんだかとてもすごいものに思えますが、やっぱり勉強を始めたばかりの初心者にはまだまだ遠い、先の話なんでしょうか。

いいえ。

実は韓国語の初心者でも韓国語の資格試験を目指して勉強している人、そして実際に合格して資格を持っている人がいるんです。

韓国語の資格試験は、級でレベル分けされていて、初心者の人でも目指していける韓国語の資格試験があるんです。

資格は持っておくと、将来の仕事や自分のキャリアのためにとても有益なもの。

できるものなら欲しいですよね。

今後、韓国語が上手になりたい、話せるようになりたいと思っているなら、ぜひ韓国語の資格試験について一緒に調べてみましょう。

韓国語の資格試験ってどんなもの?

まず韓国語の資格試験とは、どんなものがあるのかを、チェックして見ましょう。

日本で受けられる韓国語の資格試験と言えば、メジャーなのは次の3つです。

1.ハングル能力検定試験

2.韓国語能力試験

3.通訳案内士試験

この中で3番の通訳案内士は、その名の通り、通訳ということでかなりの上級レベル。国家試験です。

韓国語が通訳ができるほどに精通しているのはもちろん、日本の案内をするために日本の地理や歴史、文化、政治などにもたけていることが求められる試験。

韓国語以外にも英語やフランス語、ドイツ語、中国語などいろんな言語が対象になります。

これはかなり専門的な資格試験なので、残念ながら初心者向きとは言えません。

今回のテーマは初心者でも目指せる韓国語の資格試験なので、1番のハングル能力検定試験と2番の韓国語能力試験に注目していきたいと思います。

ハングル能力検定試験は略してはハン検と呼ばれ、日本の団体が実施している韓国語の資格試験。

受験者を日本人を対象にしているので、問題も日本語で出題されます。

対して2番の韓国語能力試験は、略してTOPIKと呼ばれ、英語の資格試験でいうとTOEICに当たり、韓国政府の団体が実施している資格試験で、対象は母国語が韓国語ではない人。

つまり日本人に限らず、世界中の韓国語を勉強している人を対象にしている資格試験。問題も韓国語で出題されます。

どちらの試験がいい、悪いというのではありませんが、日本向けに韓国語の能力を示すのならハングル能力検定試験が人気ですし、韓国や世界に向けて韓国語の能力を示すなら韓国語能力試験(TOPIK)が選ばれます。

上級者の人はどちらの試験も持っている人いう人も珍しくありません。

よく間違えやすいのが、レベルを示す級なんですが、ハングル能力検定試験のほうは、一番易しいレベルが5級、そこから4級、3級、準2級、2級と数字が小さくなっていき、一番高いレベルが1級です。

しかし、韓国語能力試験(TOPIK)のほうは全く逆で、1級が一番易しいレベル、そこから2級、3級、4級、5級と数字が増えていき、6級が一番難しいレベルになります。

資格試験と聞くと、どのレベルも難しいイメージを持つかもしれませんが、どちらも韓国語の初心者でも目指すことのできる初級のレベルがちゃんとあります。

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韓国語初心者でも資格試験はチャレンジできる!

初心者が目指せる韓国語の資格試験として、ハングル能力検定試験と韓国語能力試験をご紹介しましたが、まずはハングル能力検定試験のほうが目指しやすいので、最初にチャレンジするならおすすめです。

一番易しいレベルの5級について、合格ラインや出題語句をチェックしてみましょう。

ハングル能力検定試験;5級のレベルと合格ライン・出題語彙の範囲

60分授業を40回受講した程度。韓国・朝鮮語を習い始めた初歩の段階で、基礎的な韓国・朝鮮語をある程度理解し、それらを用いて表現できる。
ハングルの母音(字)と子音(字)を正確に区別できる。
約480語の単語や限られた文型からなる文を理解することができる。
決まり文句としてのあいさつやあいづち、簡単な質問ができ、またそのような質問に答えることができる。
自分自身や家族の名前、特徴・好き嫌いなどの私的な話題、日課や予定、食べ物などの身近なことについて伝え合うことができる。

ハングル能力検定試験協HPより抜粋

いかがでしょうか。

初心者の人が最初に韓国語を勉強しようという時に、まず初めに勉強しようという内容に沿っていると思いませんか?

まずはハングル文字。母音と子音の正確な区別。こればハングル文字の読み書きですので、基本中の基本です。

次に約480語の単語、そして限られた文型。これは基本となる基礎単語と基本の文法の事。

そしてあいさつ、あいづち、簡単な質問の受け答え。それに自己紹介、家族、日課や予定、食べ物などの身近なこと。

韓国語初心者として、ぜひとも目指したい基本のポイントがまとまっていますね。

しかも、合格点なんですが、聞取40点が筆記60点の100点満点で、なんと60点以上で合格となるんです。ちょっと安心できる点数だと思いませんか?

このように詳細のレベルや合格ラインを見ると、十分韓国語初心者でも目指せると思えてきますよね。

ハングル能力検定試験は2022年から入門級はオンラインでの試験も受験できるようになって挑戦しやすくなっています。ぜひ検討してみてください。

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初心者から韓国語の資格試験にチャレンジするメリット

このように資格試験などのレベルや合格ラインをチェックすることは、韓国語の勉強を進めるにあたり、とても多くのメリットがあります。

韓国語に限らず語学の勉強は、何をどこまで勉強すればいいのかという目標設定があいまいになりがちなもの。

しかし、資格試験のように具体的にやることやレベルを知ることで、勉強をどのように進めていけばいいのかという目標設定をすることができるのです。

テストや試験は点数が出るから、怖い、苦手という意見もあるかもしれませんが、はっきりと判断ができる数字に表すことで、今自分がどれくらいできているのか、また何が足りないのか、次に何をすれば猪飼といういポイントを知ることができます。

また本当に資格試験に合格すれば、はっきりと韓国語の実力を証明できるのはもちろん、努力家であることの証にもなります。

なので、初心者だから、資格試験だからといって、まだまだ先の話だと決めつけるのはもったいない!

ぜひ、自分のペースで目標の一つに設定してみてはいかがでしょうか。

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韓国語資格試験に向けての勉強のポイント

それでは実際に韓国語の資格試験を目指そうとなった時、どのように勉強をすればいいのかという勉強方法について、チェックしていきましょう。

基礎であるハングル文字はしっかりとマスターする

まず一つ目は、ハングル文字。

韓国語の基礎中の基礎であるハングル文字はしっかりと丁寧にマスターすることから始めていきましょう。

正しい書き順と発音で、きちんと一つずつ練習することが大切です。

韓国語には日本語にない発音がたくさんあって、まずここで韓国語を苦手と感じ、敬遠してしまう人も少なくありません。

何事も最初が肝心!できればネイティブの先生からしっかりと基本であるハングル文字を教えてもらう機会を作るなどして、万全な状態からスタートしてください。

読み書きだけでなくリスニング、発音の勉強も忘れずに

二つ目は、韓国語の読み書きだけでなくリスニング、発音の勉強も最初のうちから取り入れて進める事。

紹介した資格試験はどちらも筆記試験だけでなく、聞き取り(リスニング)の試験があります。

ヒアリングは苦手とする人も多いものですが、上達のためには聞くだけでなく自分でもしっかり発音できるように話す練習をするのがおすすめ。

単語を覚えるのにも効果がありますので、ぜひリスニング、発音の練習も積極的に取り組んでいきましょう。

過去問を解いて万全の準備で

三つ目は試験の前には、過去問を解いておくこと。

問題の傾向を知ることができるので、当日安心して試験に臨めますし、必要以上に緊張せずに済みます。

採点してわからなかったところ、間違えたところを復讐するのも忘れずに。

どんなペースで問題を進めていけばいいのかもわかりますので、ぜひ時間も本番と同じに設定してやってみましょう。

初心者でも韓国語の資格試験は目指すべき?まとめ

初心者でも韓国語の資格試験を目指すべきかということで、初心者の人でも挑戦できるものを調べてみました。

韓国語を勉強したいというきっかけはひとそれぞれですが、継続するということは多くの人が苦労しているポイントです。

資格試験のような何かはっきりした目標を持っていると、勉強が進めやすくなります。

初心者だからと敬遠せず、ぜひチェックしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


この記事の監修者

チョン スジョン

韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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