韓国語で「教える」を言えるようになろう!「가르치다」と「알리다」の違いや使い分けをチェックしよう!
韓国語で「教える」は何と言うかご存じですか?
「教える」って、日本語ではひとつの言葉なのに、実は中身が広い言葉です。
学校で先生が“勉強を教える”のも、友達に“待ち合わせ場所を教える”のも、どれも同じ「教える」。
でも韓国語になると、これを使い分ける必要があるんです。
しかし、日本語では普段意識して区別しないので、韓国語でどうやったらいいか難しいと思ってしまいますよね。
今回は、韓国語の「教える」を何というか、また日本語では同じ言葉になっているシチュエーションを韓国語ではどう使い分けているかをチェックしていきたいと思います。
韓国語で「教える」は「가르치다」と「알리다」の2種類を覚えておこう

「教える」と訳される韓国語は、大きく分けてこの2つあります。
以下の2つを使い分けます。
가르치다(カルチダ) …… 知識・技術・やり方を伝える
알리다(アrリダ) …… 情報を知らせる
たとえばダンスのステップを教える、外国語を教える、算数を教えるなど、できるようにさせるのは「가르치다(カルチダ)」。
一方で、時間や場所、出来事を伝える・知らせるのは「알리다(アrリダ)」。
どちらも「知らなかったことを知るようにする」という点では同じですが、韓国語ではこのように使い分けます。
もう少し詳しく見てみましょう。
【PR】K Village 韓国語K Village 韓国語は16,000人が通う日本最大の韓国語教室。講師は全員日本語もバッチリ。受付には韓国留学経験もある日本人スタッフもいて安心。
まずは無料体験レッスンで韓国語を楽しんでみませんか?全国25校 + オンラインレッスンでおまちしております!
韓国語で「教える」の「가르치다」と「알리다」の違い

たとえば、「バイオリンを教える」なら、相手ができるようになることが目的なので「가르치다(カルチダ)」。
逆に、「時間が変わったから教えてね」は、ただ情報を伝えるだけなので「알리다(アrリダ)」。
似ているようで、実際に扱っている内容はかなり違います。
私たちが日本語のネイティブなのでまとめて使っていることに違和感を感じなくて、韓国語の場合使い分けるというのが面倒に思ってしまうかもしれませんが、そう言うものだと納得して進むしかありません。
韓国語を読んだり聞いたりするときに、「これは相手が何かを身につけるのか? それとも情報だけ欲しいのか?」と考えると使い分けができますが、あまり難しく感じる必要はありません。
例文を見ながら、二つの言葉の違いを、感覚でつかんでいきましょう。
韓国語おすすめ記事・韓国語のあいさつ・日常会話・授業フレーズをわかりやすい一覧でご紹介! ・「夢」を韓国語で話せるようになろう!「夢は何ですか?」「夢みたい」「夢を見た」「夢から覚めた」など
こんな時の韓国語「教える」は「가르치다(カルチダ)」と「알리다」のどっち?

こんな時の韓国語「教える」は「가르치다(カルチダ)」と「알리다(アrリダ)」のどちらなのか、具体的な例で確認していきましょう。
私は日本語を教えてあげるから、あなたは韓国語を教えてください
저는 일본어를 가르쳐 줄테니까 당신은 한국어를 가르쳐 주세요
チョヌン イルボノルr カルチョ チュrテニカ タンシヌン ハングゴルr カルチョ ジュセヨ
→ 言語という“身につけるもの”なので「가르치다(カルチダ)」
雨が降ってきたら電話して教えてくださいますか?
비가 오면 전화해서 알려 주시겠어요?
ピガ オミョン チョナヘソ アrリョ ジュシゲッソヨ
→ 事実を“知らせる”だけなので「알리다(アrリダ)」
この使い方を教えてください
이 사용법을 가르쳐 주세요
イ サヨンボブルr カルチョ ジュセヨ
→ 方法=習得なので「가르치다(カルチダ)」
あの料理の作り方を教えてください
저 요리 만드는 법을 가르쳐 주세요
チョ ヨリ マンドゥヌン ボブルr カルチョ ジュセヨ
→ 作り方という技術なので「가르치다(カルチダ)」
パソコンの使い方を教えてください
컴퓨터 사용하는 법을 가르쳐 주세요
コmピュト サヨンハヌン ボブルr カルチョ ジュセヨ
→ 技術を身につけるので「가르치다(カルチダ)」
駅に着いたら知らせてください
역에 도착하면 알려 주세요
ヨゲ トチャカミョン アrリョ ジュセヨ
→ 状況を伝えることなので「알리다(アrリダ)」
子どもに文字を教えています
저는 아이에게 글자를 가르치고 있어요
チョヌン アイエゲ グルチャルr カルチゴ イッソヨ
→ 習得するものなので「가르치다(カルチダ)」
終わったらメールで教えてね
끝나면 메일로 알려 줘
クンナミョン メールロ アrリョ ジョ
→ 結果を知らせる、情報なので「알리다(アrリダ)」
この踊りを教えてもらえますか?
이 춤을 가르쳐 줄 수 있나요?
イ チュムルr カルチョ ジュル ス インナヨ?
→ ダンス=技術「가르치다(カルチダ)」
その結果を私にも教えてください
그 결과를 저에게도 알려 주세요
ク ギョルグァルr チョエゲド アrリョ ジュセヨ
→ 情報なので「알리다(アrリダ)」
韓国でのマナーを教えてください
한국에서의 매너를 가르쳐 주세요
ハングゲソエ メノルr カルチョ ジュセヨ
→ 知識の習得なので「가르치다(カルチダ)」
準備ができたら教えてください
준비되면 알려 주세요
ジュンビデミョン アルリョ ジュセヨ
→ 状況を知らせることなので「알리다(アrリダ)」
この単語の意味を教えてください
이 단어의 뜻을 가르쳐 주세요
イ タノエ トゥスルr カルチョ ジュセヨ
→ 意味を理解させることなので「가르치다(カルチダ)」
いかがでしょうか。
なんとなく感覚がつかめてきますね。
必ずしもそうではありませんが、先生と呼べるような人から教えられるものが「「가르치다(カルチダ)」と覚えるのもおすすめです。
韓国語おすすめ記事・韓国語は独学でマスターすることができるのか!?
「教える」は韓国語で가르치다だけど、「教えられる」の受け身は何て言う?

ここまで「教える」を見てきましたが、少し気になるのが「教えられる」の韓国語の言い方ではありませんか。
日本語では「私のほうが生徒から教えられることが多いです」のような言い方をします。
韓国語ではどうなのでしょうか?
実はそもそも「教えられる」というような受け身の言い方は、あまり韓国語では使われません。
あえて言うなら「教えられる」は「가르침을 받다」などですが、ほとんど聞かれません。
「教えられる」よりもシンプルに「学ぶ」という意味の「배우다(ペウダ)」を使うことが自然です。
日本語は謙遜の意味を込めて、受け身の言い方をよく使うことがありますが、無理にそのまま韓国語にしようとする必要はありません。
私のほうが生徒から教えられることが多いです
→私がむしろ生徒からよりたくさん学びます
제가 오히려 학생들에게 더 많이 배워요
チェガ オヒリョ ハㇰセンドゥレゲ ト マニ ペウォヨ
意味をシンプルにとらえて、それを韓国語にするという感覚で話してみるとよいと思います。
韓国語で「教える」を言えるようになろう!まとめ

韓国語で「教える」をなんていうかをチェックしてきました。
「가르치다(カルチダ)」と「알리다(アrリダ)」。
この二つで表しますが、シチュエーションに少し違いがありましたね。
“できるようにさせる”なら「가르치다(カルチダ)」。
“知らせる”なら「알리다(アrリダ)」。
どちらも日常でかなり使われる言葉なので、ふとした瞬間に「どっちかな?」と考えてみると、だんだん体に馴染んできます。
意識して使ってみて、身に着けていきましょう。



