韓国語に関する資格を徹底調査!就職や仕事に役立つ韓国語の資格や検定試験は?
韓国語を勉強しているなら、せっかくだし就職や仕事に活かしたいと思っている人も多いと思います。そうなると、やはり履歴書に書けるような資格を取ろうと考えているのではないでしょうか。
韓国語の資格と言えば、どんなものがあるのでしょうか。英語などはTOEICや英検などがありますが、韓国語にも検定試験がありますね。しかし違いがよく分からない、どっちが有利なの?何が違うの?と思ってしまいます。また、検定試験以外に韓国語の資格は何があるのでしょうか。他に合わせて取るとすればどんな資格があるのでしょうか。
今回はそんな韓国語に関する資格を見ていきたいと思います。
韓国語に関する資格を徹底調査!
「韓国語を話せます!」これは仕事や就職にとても有利な武器となることは間違いないでしょう。英語や中国語などもそうですが、グローバル化が進む現代において、外国語は話せるというスキルは絶大なアピール力を持っており、多くの人が身に着けたいと思うスキルです。
また、韓国や韓国人が好きで韓国語を勉強しているとすれば、韓国語を生かした仕事や就職ができればそれはとても素敵なことですよね。
その為にはやはり選考や面接などで有利に印象付けることが出来る資格が、とても大切なポイントの一つになります。韓国語などの外国語スキルは、「話せる」というアピールだけでは客観的にどれほどの実力なのか図ることが出来ません。その為に韓国語の語学力を検定試験という形で実力を示せる資格が重要になってきます。
仕事や就職のためだけでなく、韓国語を勉強していて自分の今の実力がどれほどのものなのかを知る為にも、こういった資格や検定試験は有効です。
韓国語の資格として、メジャーなのは「ハングル能力検定試験」と「韓国語能力試験」(TOPIK)がよく知られていますよね。しかし何が違うのでしょうか?
そんな韓国語の資格について調べて見たいと思います。
韓国語の資格①ハングル能力検定
まず、最初に紹介する韓国語の資格として「ハングル能力検定試験」から見ていきましょう。こちらは韓国語に関する資格として人気があり、よく知られています。ハングル能力検定試験を略して「ハン検」と呼んだりもします。
春と秋の年に2回試験があって、検定を受けるのは「日本語を母国語とする人」つまり日本人を対象に作られた検定試験です。
レベルは6段階ありますが、ちょっとややこしいです。いちばん易しい級は5級で、一番難易度の高い級は1級なんです。並べるとこのようになります。
易しい → → → → 難しい
5級―4級―3級―準2級―2級―1級
日本語を母国語とする人を対象にしているということで、問題も基本はすべて日本語で出題されます。韓国語を学び始めたばかりの初心者の人でも受けられます。試験は聞き取り(リスニング)と筆記が両方あります。
この資格に挑戦してみたいけど、どの級を受けたらいいかわからないという人は、ハングル能力検定試験のホームページに、すぐにできるレベルチェック問題があります。何回でも無料で気軽に試せますので、興味のある人はためてみてはいかがでしょうか。
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韓国語の資格②韓国語能力試験(TOPIK)
次に紹介する韓国語の資格は、韓国語能力試験です。Test of Proficiency in Koreanの略称からTOPIK(トピック、トーピック)とも呼ばれます。
このTOPIKという名前からも想像できるように、こちらの韓国語の資格は英語で言うと、TOEICに似ています。ハングル能力検定試験が日本語を母国語とする人の韓国語の試験であると紹介しましたが、韓国語能力試験(TOPIK)は、対象は「全世界の韓国語学習者」つまり、韓国語を母国語としない人すべてを対象にしている検定試験です。
つまり日本人以外にも、アメリカ人もフランス人も中国人も対象となる試験なのです。その為、検定試験もすべて韓国語で出題されます。
こちらは年に3回試験が行われ、等級が韓国語能力試験Ⅰ(1~2級:初級)、韓国語能力試験Ⅱ(3~6級:中・上級)となります。韓国語能力試験Ⅰ(初級)の方は聞き取りと読解が出題され、韓国語能力試験Ⅱ(中・上級)の方はさらに書き取り・作文が加わります。
ハングル能力検定試験は1級が一番難易度の高い級ですが、韓国語能力試験(TOPIK)の場合は逆で1級が一番易しい初級、6級が一番難易度の高い級となります。
韓国語の資格はハングル能力検定か韓国語能力試験かどっち?
ここで悩ましいのが、韓国語の資格としてハングル能力検定か韓国語能力試験か、どちらが資格として有利なのか?ですよね。どっちを受ければいいのか悩む人も多いと思います。
韓国語を使って日本で仕事をするのであればハングル能力検定がおすすめで、韓国語を使って韓国やそのほかの外国で仕事をするのであれば韓国語能力試験が良いと言われています。
しかし、韓国語能力試験のほうは出題が韓国語でされるなど、ちょっと初心者にはハードルが高いという理由から、まずは試験に慣れるためという意味も含め、最初はハングル能力検定から挑戦し、韓国語能力試験には中級くらいから挑戦すると両方受ける人も多いそうです。
ハングル能力検定のほうは一番難易度の低い5級が3,700円、難易度の高い1級が10,000円(2022年9月現在)と難易度の高い級は、申し込み費用が高いけど韓国語能力試験のほうは難易度の高い級でもTOPIK Iが4,500円、TOPIK IIが6,000円(2022年9月現在)と割安なのも人気の理由のようです。
両方あればもちろんそれは素晴らしいことですが、しっかりそれぞれの試験の違いを理解してアピールできるようにしておけば一つでも十分立派な資格となるでしょう。
韓国語の資格③通訳案内士試験
次に紹介する韓国語の資格は「通訳案内士試験」です。こちらは先ほどのハングル能力検定や韓国語能力試験とは全く違い国家資格になります。
この資格は、高度な外国語能力と日本全国の歴史、地理、文化などの観光に関する高い知識を証明する資格なのです。
通訳として韓国語の能力が高いことはもちろん、日本へ訪れる外国人のお客様に対してしっかり日本を案内できる知識が求められます。
試験の内容は筆記試験が一次試験、口述試験(通訳案内の実務)が二次試験となり、筆記の方は①外国語 ②日本地理 ③日本歴史 ④産業・経済・政治及び文化に関する一般常識が出題されます。
だたし、一つ目の外国語の試験は、韓国語の場合ハングル能力検定試験1級、韓国語能力試験6級を持っている人であれば免除となります。
国家資格なだけあって、合格者も一回の試験で2000人に満たないなど狭き門なのだそうです。
他の資格としては、旅行業務取扱管理者、旅程管理主任者と言う資格は観光業においても人気の高い資格ですし、他には旅行地理検定、世界遺産検定、観光ビジネス実務士なども韓国語を使って観光の仕事をしたいという人には人気の資格です。
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韓国語に関する資格を徹底調査!まとめ
韓国語に関する資格を調べて見ました。韓国語の実力を測る為だけの試験もいくつも種類やレベルがあり、さらにそれに加えて専門的なスキルを図る試験などいろんな資格があるんですね。
韓国語のスキルを活かして自分が何をしたいのかに合わせて挑戦する資格を選ぶようにしましょう。
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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