韓国語コラム | 韓国語で「です」が言えるようになりたい!韓国語「です」の文法表現をご紹介!

韓国語で「です」が言えるようになりたい!韓国語「です」の文法表現をご紹介!

韓国語で「です」が言えるようになりたい!韓国語「です」の文法表現をご紹介!

韓国語と日本語はSOV……つまり、主語・目的語・動詞という語順になっているという共通点があります。英語は主語・動詞・目的語の順番のSVOになっています。漢字文化圏でありながら、中国語もSVOの語順です。

SVO言語では語尾の「です」という言い方はありません。しかし、韓国語では日本語のように「です」と言うことができます。ぴったりと「です」にあてはまる韓国語が存在しているのです。ですが、日本語とはちょっと勝手が違うところもあります。

韓国語の「です」は基本の文法表現でもあります。自己紹介をするときから、「私は〈名前〉です」と挨拶をしなければなりません。

そこで今回は、韓国語の「です」の文法表現についてご紹介します。

韓国語「です」のスタンダードは「イㇺニダ」

韓国語で「です」が言えるようになりたい!韓国語「です」の文法表現をご紹介!

韓国語のスタンダードな「です」は「입니다(イㇺニダ)」

比較的かしこまった言い方なので、どこのようなシーンでも相手に対して失礼な物言いになることはありません。韓国語初心者にとっては、입니다(ㇺムニダ)の前に名詞をあてはめるので簡単な文法でもあります。

日本人は입니다(イㇺニダ)の「ム」の発音を意識するのがポイントです。「mu」ではなく、口を閉じた状態で「m」と発音するようにしましょう。

さっそく、自己紹介のシーンで「입니다(イㇺニダ)」を使ってみます。

회사원입니다.

フェサウォニㇺニダ
(会社員です)

일본인입니다.

イㇽボニニㇺニダ
(日本人です)

학생입니다.

ハッㇰセンイㇺニダ
(学生です)

文法そのものは簡単ですが、名詞と接続したときに連音化によって発音が変わることがあるので、初心者だと発音が難しく感じられるかもしれません。ハングルごとの発音をきちんとできていれば、パッチムから発音がわかるので、慣れたらネックになることもないはずです。

韓国語「です」には「エヨ」と「イエヨ」もある

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韓国語ではフォーマルな「ハㇺニダ体」、カジュアルな「ヘヨ体」という敬語を使い分けなくてはなりません。

「입니다(イㇺニダ)」は丁寧な敬語表現である「ハㇺニダ体」の一つです。ハㇺニダ体だけでなく、ヘヨ体でも「です」と言うことができます。それが、예요(エヨ)」と「이에요(イエヨ)」という言い方です。

気を付けたいのが、名詞にパッチムがあるかどうかです。パッチムがない場合は「예요(エヨ)」、パッチムがある場合は「이에요(イエヨ)」を接続します。

ここで例文をみてみましょう。

회사원이에요.

フェサウォニエヨ
(会社員です)

일본인이에요.

イㇽボニニエヨ
(日本人です)

가수예요.

カスエヨ
(歌手です)

パッチムがある회사원(フェサウォン)と일본인(イㇽボニン)には「이에요(イエヨ)」がついて、パッチムのない가수(カス)には「예요(エヨ)」が付きます。カジュアルな「ヘヨ体」の「예요(エヨ)、이에요(イエヨ)」を使う時はパッチムの有無を必ず確認してください。

韓国語で「なんです」って言ってみる

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韓国語の「です」は「です」でも「なんです」という言い方をしたいときだってあります。ぴったりなのは거든요(コドゥニョ)という表現です。韓国語の日常会話でもよくある言い方ですが、話し言葉なので「ハㇺニダ体」はありません。

기쁘거든요(キップゴドゥンョヨ/うれしいんです)と感情の理由を説明したり、치즈 핫도그가 맛있거든요(チズ ハッドグガ マシッコドゥンヨ/チーズホットドッグがおいしいんです)と話題を提示したりするときにも活用できます。この場合は、같이 먹으러 갈래요?(カチ モグロ カㇽレヨ/一緒に食べに行きませんか?)と何かしらの話題が続かなければなりません。

日本語に翻訳されるときは、「なんだもん」「なんですよ」にもなります。なんですというのは、日本語にしたときの意訳であると認識しておいたほうがいいでしょう。

韓国語ではとてもフレンドリーな言い方でもあるので、親しい相手ともっと距離を縮めたいときにもふさわしい「です」のフレーズです。

まとめ

韓国語では「です」と言うときに、とても丁寧な입니다(イㇺニダ)、ある程度フランクな예요(エヨ)・이에요(イエヨ)、さらに「なんです」という言い方になる거든요(コドゥンヨ)があります。会話をしている相手と、自分が言いたい内容によって使い分けなければなりません。

状況に応じて適切な韓国語で「です」と言うことができれば、韓国人からも好印象を持ってもらうことができます。そのぶん、韓国人とも親しくなりやすいでしょう。韓国語で会話をする機会が増えるのも夢ではありません。

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この記事の監修者

チョン スジョン

韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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