韓国語「パリパリ」の意味とは?正しい発音と使い方や他に二回繰り替えす韓国語ワードもチェック!
「パリパリ!」という韓国語、聞いたことはありますか?
緊迫した韓国ドラマのシーンでよく耳にするこの「パリパリ」。
どういう意味かご存知でしょうか?
また韓国人の国民性を表す言葉として「パリパリ文化」なんて言葉もあるそうで、どんな意味なのか気になりますよね。
よく使う言葉ではあるのですが、韓国語独特の濃音が二回続く言葉で発音も難しいということで練習にはピッタリの言葉なんです。
「パリパリ」の意味や正しい使い方、そして発音についてご紹介していきたいと思います。
「パリパリ」のように二回続けて使う韓国語ワードも合わせてご紹介します。
韓国語「パリパリ」の意味とは?
韓国語の「パリパリ」、どういう意味なのでしょうか。
また韓国人の気質を表す言葉として「パリパリ文化」なんていうのもあるそうですがどういう事なのでしょうか。
正しい意味と使い方、そして濃音が二回続けて出てくる難しい発音についてもコツをご紹介したいと思います。
韓国語「パリパリ」の意味と正しい発音
まず「パリパリ」という韓国語、ハングルで書くと「빨리빨리」となります。
意味は「早く早く」です。
元々の原形は「빠르다(ッパルダ)」で、意味は「早い」です。
反対語の「遅い」は「느리다(ヌリダ)」なのですが、「早く:빨리빨리(パリパリ)」の反対語はというと「ゆっくり」という意味の「천천히(チョンチョニ)」をよく使います。
また後程、例文でご紹介しますね。
この「早く早く:빨리빨리(パリパリ)」ですが、韓国語の発音の難しいポイントが2つも詰まっています。
まず一つ目は「ㄹ」のパッチムです。
アルファベットの「R」の音ですね。
それが2つも付いているので難しいです。
二つ目は빠という濃音の発音です。
まず一つ目の「ㄹ」パッチムのコツは舌を巻くように言うことです。
빨리빨리のパッチムを強調すると「パルリパルリ」と発音したくなりますがそれだと不自然な韓国語になります。
「ル」と発音してしまうのは間違いです。
それよりも「パrリパrリ」のように少し舌を巻くように言う方が正しい発音に近づきます。
そして二つ目の빠の濃音です。
ポイントは息です。
試しに手のひらを口の前に当てて発音してみましょう。
短くはじけるような感じで「빠(パ)」と言いますが、正しく発音できていると息は出ません。
手のひらに息がかかるようであれば、それは激音の「파」の発音に近くなります。
濃音の빠は、日本語の「葉っぱ」のように「ッ」前に付けるイメージで発音すると、韓国語の発音に近くなります。
発音する前に少し息を飲み込むようなイメージでやると上手くいくかもしれません。
빨리빨리(パリパリ)の単語自体の発音は、パッチムの「ㄹ」よりも、「빠」の濃音が上手にできている方が大切です。
ネイティブに近い発音で表記すると「ッパrリッパrリ」になるでしょう。
韓国語おすすめ記事韓国語の激音・濃音の正しい発音方法を解説!韓国語の激音・濃音をヒアリングで区別をする方法もご紹介
韓国語「パリパリ」を使ったフレーズ集
それでは次に「빨리빨리(パリパリ)」を使ったフレーズ集をご紹介します。
「早く早く」とせかすような時にも使いますし、「さっさと」のような時にも使います。
지각이다! 빨리 빨리!
チガギダ ッパrリッパrリ
(遅刻だ!早く早く!)
언제까지 잘 거야? 일어나! 빨리 빨리!
オンジェッカジ チャルコヤ イロナ ッパrリッパrリ
(いつまで寝てるつもり?起きなさい!早く早く!)
빨간 불이 되기 전에 빨리 빨리 가자!
ッパルガン ブリ テギ ジョネ ッパrリッパrリ カジャ
(赤信号になる前にさっさと行こう!)
일찍 가고 싶으니까 빨리 빨리 끝내자!
イㇽチッ カゴ シップニッカ ッパrリッパrリ クンネジャ
(早く帰りたいからさっさと終わらせよう!)
빨리빨리(パリパリ)は本当に急いでいる様子がよく伝わる言葉ですよね。
빠をはっきり強く発音するのがコツです!
韓国語おすすめ記事韓国語のあいさつ・日常会話・授業フレーズをわかりやすい一覧でご紹介!
韓国語「パリパリ」は「パリ」だけでも使える
빨리빨리(パリパリ)は「빨리(パリ)」と一回だけでも使います。
日本語でも「早く」と一回だけでも意味が通じますが、気持ちがせいている時には二回続けていってしまいますよね。빨리빨리(パリパリ)もまさにそのような感じです。
韓国人のせっかちで気が短いという国民性を表す言葉として「パリパリ文化:빨리빨리문화(パリパリムナ)」という言葉もあるそうです。
ですが、もちろん「早く!」と빨리(パリ)を一回だけつくことも多いです。
빨리 먹어!
ッパrリ モゴ
(早く食べて!)
빨리 와!
ッパrリ ワ
(早く来て!)
빨리 해 줘!
ッパrリ ヘジョ
(早くしてちょうだい!)
相手をせかすときにはつい二回も빨리빨리(パリパリ)と言ってしまうんですが、一回だけでもちゃんと意味は通じますよ。
実際に韓国の人がみんな빨리빨리(パリパリ)なのかという点については、人によります。
確かにスピードが感じられるというイメージはありますが、みんながみんなそうかというと必ずしもそうとは限りません。
外国の人からすると日本人は細かい、気が長いというイメージがあるという話もありますが、それは人によりますよね。
韓国の「パリパリ文化:빨리빨리문화(パリパリムナ)」もそれと同じようなものでしょう。
実際に韓国人のお友達に聞く機会があったら話してみるのも面白いですね。
「パリパリ」のように二回繰り返す韓国語ワード
最後に빨리빨리(パリパリ)のように二回同じワードを繰り返して使う韓国語をご紹介しますね。
1、바삭바삭(パサクパサク)
これは日本語の「パリパリ」や「カリカリ」で、何か固いものや薄いものを噛む時の音です。
2、반짝반짝 (パンチャクバンチャク)
これは「キラキラ」です。星や宝石などキラキラと輝く様子を表した言葉です。
3、빙글빙글(ピングルビングル)
これは「くるくる」や「ぐるぐる」の意味です。何か物が回っている様子の韓国語です。
4、둘둘(トゥルドゥル)
これは日本語で言うと「くるくる」や「ぐるぐる」で、包帯や紙などを丸くしている様子を表した音です。
5、꼬불꼬불(ッコブルッコブル)
これは「くねくね」という意味です。道や蛇のようなくねくねと曲がっているものを表している音です。
6、왔다갔다(ワッタガッタ)
これは同じ言葉ではありませんが、リズムがいい言葉でよく使うのでご紹介しました。
「行ったり来たり」の意味です。韓国語では「来る;오다」が先なので日本語と逆なんですね。
韓国語おすすめ記事韓国語は独学でマスターすることができるのか!?勉強方法を解説
韓国語「パリパリ」の意味とは?まとめ
韓国の「パリパリ文化:빨리빨리문화(パリパリムナ)」もとても興味深い言葉ですね。
よく使われる言葉なのでドラマなどでも注意して聞いてみましょう。
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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