ハングルは表音文字!その意味やメリットデメリットなど特徴を知ろう!
韓国語で使っている文字であるハングルですが、表音文字と呼ばれる分類をされることをご存知ですか?表音文字と対になるワードは表意文字と言いますが、どういう意味で、どういう違いがあるのでしょうか。
実はハングルが表音文字であるということは、ハングルの文字の仕組みや特徴を理解するのにとっても便利な切り口となり、韓国語を学ぶ最初の段階で理解しておくと、その後の学習に役立つことも多いのです。
表音文字・表意文字の意味や、表音文字であるハングルの特徴や仕組み、そのメリットやデメリットについてを韓国語の学習という視点から見てみたいと思います。
ハングルは表音文字!
안녕하세요!(アンニョンハセヨ!)
韓国語の文字であるハングル。これは表音文字と呼ばれる文字です。言葉や言語を学問的に見た時によく使われる文字の分類方法とでも言いましょうか。
「一つの文字が一つの発音を表しているもの。」
基本的にはこれが表音文字と呼ばれる文字となります。
ハングルは、一つの文字が一つの発音を占めているので「表音文字」と言えますね。音で表す=表音。なるほどという漢字です。
当たり前のことと言えばそれまでですが、「ハングルが表音文字である」という切り口からハングルを見てみると、面白い発見がたくさんあります。これはハングルの理解を深めてくれる田助にもなるので韓国語の勉強にも役立つこともあるでしょう。
ちょっと、言葉ではなくお勉強の話になってしまう面もありますが、「ハングルが表音文字である」ということを掘り下げてみましょう。
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日本語のひらがなやカタカナもハングルと同じ表音文字
まず、表音文字であるということをしっかり理解するために、私たちが使っている日本語を見てみましょう。
ひらがなやカタカナ。これもハングル文字と同じ「表音文字」なんです。一つの文字が一つの音を指しています。表音文字ですね。
日本語の場合は、一つの音でひらがなとカタカナの二つがあるのでもっと複雑ですが表音文字とはそういうことです。
日本語と韓国語の大きな共通点と言えるでしょう。だからというわけではありませんが、単語でも似ているものがたくさんありますね。
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表音文字とは?表意文字とは?
文字が音を示している表音文字ですが、それと対になるのが「表意文字」というワードです。
これは、漢字からも意味が想像できるように「文字が意味を表している文字のこと」です。
一番わかりやすいのが「漢字」です。これは意味を持っている文字ですよね。音ももちろんついていますが、意味があります。
「ま」というひらがなだけでは、音だけを表していますが、同じ読み方でも「魔」「間」「真」など。漢字で書くと種類がたくさん。つまり一つ一つの漢字に異なった意味を持っているということです。
音を示している「表音文字」、意味を持っている「表意文字」。日本語は文字としてどちらも使っている言語で、ハングルは表音文字であるハングルだけを使っているということですね。
ちなみに、英語で使っているアルファベット文字も表音文字です。A、B、C…とそれぞれ文字に一つの読み方が決まっています。しかし、ご存知の通り、英語のアルファベットは同じ文字でも違う読み方をすることがあります。英語は単語によって、発音の方法が全然違ったりするので、そう意味では日本語や韓国語は見たままの文字で読めばよいので、英語の苦労する点と言えます。
こういった状況になっているのは、英語の場合は、英語で使っている音に対して絶対的に文字数が少ないことが原因のようですね。ちなみにこの発音の通りに文字を綴らないという点は、英語を使うネイティブの人も苦労することなんだそうです。学校では文字の正しい綴りを小さいうちからきちんと学ぶということが、読み書きの学習でとても大切なプロセスとなっているのだとか。
言葉が色々あるというのは、こういった点でも違いがあるので面白いですね。
表音文字であるハングル文字の仕組み
こちらも日本語と比較してみるとよくわかります。
例えば、「かきくけこ」という音。
日本語では「かきくけこ」「カキクケコ」と書きます。それぞれはか行で一つのグループとして区切られていますが、それぞそれの文字には、何の関連性もありません。
「あかさたな」「アカサタナ」も同じですよね。同じ母音の「あ」のグループですが、やはり文字同士に関連性はありません。
しかし、ハングルは違いますよね。
가갸거겨고교… ㄱ という基準となる子音がきまっているため、同じグループで同じ文字を使っているという関連性があります。
가나다라마바사아… 母音を基準としたグループで見ても同じ文字を使う為、関連性がはっきりと見た目でもわかります。日本語の場合は発音してみて初めて、関連性が判りますがハングルの場合は見た目でもわかるので便利です。
これらはハングルが生まれた背景や成り立ちが大きく関連していますが、大きくはそれまで読み書きができない民衆の為にと、学びやすい文字を開発しようと思い~ハングルが生まれたという歴史も大きく関係しています。
成り立ちについても調べて見るともっとハングルが身近に興味深くなるかもしれません。こちらも是非チェックしてみて下さい。
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ハングルが表音文字であるメリットやデメリットについて
本来、言語にははっきりとした違いがあって当然です。また近い国や文化、歴史の関係から似ている要素が多いことも当然でしょう。それにはメリット・デメリットという考えをすること自体おかしいのかもしれませんが、私達日本人が韓国語を学ぶということで考えた時、というシチュエーションに絞って、あえて考えてみたいと思います。
まず、ハングルが表音文字であるというメリットですが、この恩恵は外国語としてハングルを学ぶ人にとっては絶大でしょう。
まず、例えば、韓国人が日本語を勉強するときに比べて、ハングルはどんな言葉を使っている人でも、勉強がしやすい!文字を覚えるのも発音を覚えるのも、格段に楽なはずです。
子音と母音の組み合わせで書くというのはそれだけ理論的に文字が作られているからであり、ハングルは知識の革命なんて呼ばれているほどなんです。
しかし、表音文字だけで言葉を表現しているため、同音異義語がどうしても増えることになり孫店はデメリットといえるかもしれません。
そう思うと日本語は覚えるのが大変だけどひらがな、カタカナで同じ表音文字でも見た目の印象を変えることもできますし、漢字を合わせて使うことで表意文字のメリットもバランスよく詰まっている素晴らしい言語だといえるかもしれませんね。
ハングルは表音文字!のまとめ
「ハングルは表音文字である」ということについて見てみました。
文法的な専門用語なので、表音文字であるということを知らなくても学習には関係ないかもしれませんが、特徴を知ることによりよりハングルへの理解が深まるという点を考えれば、いいことなのかも知れませんね。
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