韓国語の単語は、韓流映画を「見てるだけ」で覚えちゃうってホント?
韓国語を効率よく学ぶためには、まず単語を覚えることが大切です。韓国語を学び始めたものの、「単語が難しくて覚えられない」という人は少なくないのではないでしょうか。日本人にとって聞きなれない発音に、見なれないハングル文字が難しく感じられることでしょう。
しかし、韓国語は覚え方のコツさえ知ってしまえば、効率的に身につけることが可能です。同じ覚えるなら、大変な思いをしながらコツコツではなく気軽に楽しく覚えたいものですよね。そこで、単語から韓国語を覚えられるおすすめの学習方法についてご紹介します。
韓国語の単語の覚え方
どうすれば、韓国語の単語を覚えられるでしょうか。ポイントは、日本人の日常生活にとって身近な文化や習慣から手をつけていくこと。また声に出したり手で書いたりと、全身で覚えていくことも近道です。単語を覚えるための具体的な方法を見てみましょう。
漢字語から始めると早く覚えられる
韓国語の単語を効率よく覚えるには、漢字語から学び始めることです。
韓国語には、漢字語をハングル読みにした単語が沢山あります。言語のルーツが日本と韓国、どちらも中国にあるためです。とりわけ日本語の音読みと共通している単語が多く、漢字語は韓国語の60%を占めていると言われています。
音読みに似通ったハングル語からであれば、日本人でも早く覚えていくことが可能です。例えば「大学」という漢字語は、ハングル語で「テハク」(대학)という発音になります。「運命」は「ウンミョン」(운명)という読みで、日本語に似ています。
ルールとしては1つの漢字語につき、基本的にハングル語は1文字。シンプルな法則をつかめば覚えやすくなります。
2つの単語を挙げます。
「社」=「サ」(사)
「会」=「フェ」(회)
このルールに当てはめれば「社会」は「サフェ」(사회)、「会社」であれば「フェサ」(회사)という読み方となります。
法則に従って覚えれば、それほど難しくはありません。これで、韓国語を覚えることへのハードルが下がったのではないでしょうか。
漢字語から覚えるメリットは他にもある?
しかし、現在の韓国において漢字語はあまり使用されていません。1970年頃から「漢字廃止政策」がスタートしたのを皮切りに、ハングル語での表記が主流となったのですが、韓国語の単語を漢字語から覚えるメリットもあります。
先述したとおり、日本語に似た発音やわかりやすいルールはもちろん、漢字語を理解することで、併せて学ぶことができる単語のボキャブラリーも増やすことが可能です。
例えば「税」という漢字語は、ハングル語で「せ」(세)と発音します。「消費税」や「自動車税」など「税」の部分は、「せ」(세)と読めばいいことがわかります。
もし「세」というハングル語から覚えていった場合、記号のような独特の文字に難しさを感じることでしょう。「감사」という言葉を見ても、何の意味がよくわかりません。
では「感謝」であればいかがでしょうか。日本人でも身近な韓国語の1つである「カムサハムニダ」。日本語では「感謝します」という意味ですが、ハングル語では「감사합니다」と表記します。
「감사합니다」を解体すると「감사」が「感謝」、「합니다」が「します」に該当。このようにハングル語よりも、漢字語の方が身につけやすいことがわかります。
さらに1文字ずつ覚えていくことで何通りもの組み合わせができるようになっていくので、語彙力は確実に上がっていきます。
韓国語の単語を観て聴いて覚える
単語を覚えるうえで、続いて取り上げたいのが目で観て、耳で聴きながら覚える方法。
一般的に単語を覚えるためには教材やテキストを使います。これも方法の1つではありますが、流行している韓流ドラマや映画、街中で流れている音楽(K-POP)を通してなら、気軽に楽しく単語を記憶に刻めますね。
ドラマや映画を観て覚える
近年、韓流ドラマや映画作品は日本国内でも普及しており、手に入りやすくなっています。
映像を観ながら語彙力をつける方法があります。おすすめしたいジャンルは、恋愛系やコメディ、ミュージカルなどポピュラーな系統です。
一方で芸術系や医療、歴史ものは、専門用語や難解な表現、現代的ではない単語が使用されているため、韓国語のレベルがまだ単語の習得段階にある、初心者の人にはあまり適しません。
好きな役者やタレントが出演しているものや、好きな物語・作家の作品を選びましょう。好奇心を持って学ぶことが大切です。
作品が決まれば、まずは日本語訳がついた字幕版で観てみましょう。いきなり学習モードに入るのではなく、ざっと物語の内容と流れを把握します。
ストーリーを頭に入れた状態で、印象的な場面や好きなシーンを特定します。目安は、5分から長くても20分まで。慣れない期間は1フレーズだけでも構いません。
次は、抜粋した箇所を字幕なしで鑑賞します。聴きとれる部分を、ノートに文字起こししていきます。単語の意味がわからない場合は、辞書で調べましょう。
ノートに書いたら、日本語訳と照らし合わせながら答え合わせをします。ドラマ・映像の一場面に使われる単語を覚えるため、記憶に残りやすいだけではなく、物語と関連づけることによって思い出しやすくもなります。
韓国語の歌を聴いて覚える
日本だけではなく世界中でK-POPブームが起きています。男女関わらず韓国発のアーティスト・アイドルの楽曲が、爆発的な人気を集めています。
流行している韓国語の楽曲を聴きながら単語を覚えることが可能です。気になるアーティストの楽曲や好きな歌を探してみてください。動画サイトで簡単に調べられます。
ただし、アップテンポで速すぎる楽曲やラップが多用される歌は、単語を聴きとることが難しく学習には適していないので避けた方が無難です。
入門編として取り掛かりやすいのは、バラード曲でしょう。まず歌を聴きながら、歌詞をノートに写していきます。はじめはサビの部分だけでも構わないので、歌詞を正確に聴きとることに集中します。
ハングル語の発音に表記、そして日本語の意味を一致させる作業によって、歌を聴きながら単語を覚えることが可能です。
単語を声に出す・大きな文字でメモをする
インプットを主軸にした学習方法を挙げてきましたが、次に紹介をしたいのはアウトプット中心の記憶術です。
短期的に覚えるためにインプットは役立ちますが、アウトプットでは記憶を定着させる効果が期待できます。
韓国語の単語は「発音」して覚えること
韓国語の学習をする上で、日本人が苦手なのは発音です。しかし、文法は覚えやすいので、難しい発音さえ身につけてしまえば記憶は楽になります。声に出しながら覚えてみましょう。
韓国語は基本的に母音が10個。そして子音は14個あります。日本語と同じように、母音と子音の組み合わせによってハングル語も成立しています。組み合わせを理解すれば単語の意味を知らなくても、発音がわかるようになります。
中には喉を閉めたような音、激しい息づかいをする音もあるので、習得するまでは時間がかかるかもしれません。
さらにパッチムと呼ばれる語幹末子音は、舌の位置や音の作り方が難しいとされますが、事前にルールを覚えれば上達しやすくなります。
覚えるためには単語をメモ帳に大きな字で書くこと
単語を大きな字でメモ帳の書くことも、記憶への近道です。意味を知らなくても、発音できなくても構いません。
韓国語にしかない特有の文字の形状を、ヴィジュアルとして脳に記憶させます。メモ帳には単語だけではなく、メモをした日付やきっかけ(ドラマや映画の台詞や楽曲の歌詞)を入れておくと、思い出す際のトリガー(きっかけ)になるでしょう。
まとめ
韓国語の単語を、楽しく効率的に覚える方法について解説してきました。方法をまとめると以下の通りです。
見慣れない形をしたハングル文字や独特の発音。習得が難しい印象の韓国語ですが、日本語との共通点もあり、単語から学び始めれば決して習得が難しいものではありません。ご自身に取り入れやすい方法で、多様な工夫をしながら覚えていきましょう。
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