韓国のモルゲッソヨオブジェ、知っていますか?韓国語のわかりませんをご紹介!
韓国では「モルゲッソヨ」といいながら小首を傾げる様子がみられます。韓国国内の報道でもしかり、韓国ドラマでもしかりです。インタビュアーに対して「モルゲッソヨ」とあしらったり、韓国ドラマのと追従されるワンシーンで「モルゲッソヨ」といいわけしたり……珍しいことではありません。
こんなモルゲッソヨシチュエーションは、平昌(ピョンチャン)オリンピックでもみられました。ピョンチャンオリンピックでさりげなく話題をかっさらっていた「モルゲッソヨオブジェ」。いったい、このモルゲッソヨオブジェはどのようなものなのでしょうか。
ここでは、そんなモルゲッソヨオブジェについてご紹介してから、韓国語のモルゲッソヨについて説明していきます。韓国語のモルゲッソヨがわかると、モルゲッソヨオブジェのネーミングにも納得できるはずです。
モルゲッソヨオブジェがモルゲッソヨ
平昌オリンピックで話題になっていたのがモルゲッソヨオブジェです。メタリックなシルバーボディーがきらめいています。頭からかぶっているポリ袋のようなものも、もちろん光沢あるシルバーです。そして、モムチャンというにふさわしい、シックスパックのムキムキボディ……そんななんともいえない男性像が三体並んでいるのです。
モルゲッソヨオブジェのネーミング
平昌オリンピックのプレスセンター付近だったため、報道陣たちの目につかないはずがありません。とりあえずボランティアスタッフにインタビューしてみるというのも、当たり前といえば当たり前です。ですが、ボランティアスタッフたちは口をそろえて「モルゲッソヨ」といったのです。
韓国語でモルゲッソヨは「わかりません」という意味です。現地で生活しているボランティアスタッフがわからないのも無理はありません。なぜなら、平昌オリンピック以前から、そこにいたのですから。
もちろん、ボランティアスタッフはオブジェのタイトルさえ知りません。そのため、報道陣たちは「モルゲッソヨオブジェ」とよぶようになりました。そして、モルゲッソヨオブジェと発信したため、すっかりモルゲッソヨオブジェで浸透してしまったわけです。
モルゲッソヨオブジェは何者なのか
このモルゲッソヨオブジェ、オリンピックボランティアスタッフがモルゲッソヨといったからモルゲッソヨオブジェとネーミングされましたが、本当のタイトルは「弾丸マン&治癒する事が出来ない」だそう。韓国の芸術家であるキム・ジヒョンさんです。タイトルからわかるとおり、モルゲッソヨの頭部は弾丸を意味していたのです。
ちなみに、美術館ではビシッとスーツを着こなしていたというモルゲッソヨオブジェたち。ピョンチャンに設置されてからは、惜しみなくその肉体をさらしています。
韓国語のモルゲッソヨはわからない
平昌オリンピックのボランティアスタッフがモルゲッソヨ、つまりわかりませんといっていたとおり、韓国語のモルゲッソヨはわかりませんという意味です。韓国語ではわからないこと、あるいは知らないことを모르다(モルダ)といいます。
韓国語にはカジュアルな敬語のヘヨ体、フォーマルな敬語のハムニダ体、そしてタメ口であるパンマルがあります。モルゲッソヨは모르다(モルダ)のヘヨ体にあたるのです。
ヘヨ体 | 몰라요(モルラヨ) |
ハムニダ体 | 모릅니다(モルムミダ) |
パンマル | 몰라(モルラ) |
ちなみに韓国語では「ぐっすり眠っている」ことを아무것도 모르다(アムゴッド モルラ)といいます。아무것도(アムゴッド)は何も知らないという意味です。眠っているので何も知らない、何もわからないということを意味しているようです。
韓国語にはまだわからないの言い方がある
韓国語でわからないはモルラヨだけではありません。まだまだわからないの言い方があるのです。ここでは、そんなわからないの言い方についていくつかピックアップします。
이해하지 못해요(イヘハジ モッテヨ)
韓国語で이해(イヘ)とは理解のこと。이해하지 못해요(イヘハジ モッテヨ)は、日本語だと「理解できません」といったところ。「わかりません」と解釈することもできます。
이해가 안 가요(イヘガ アンガヨ)
韓国語で가다(カダ)が「行く」という意味であるのは知っているかもしれません。이해가 안 가요(イヘガ アンガヨ)を直訳すると、理解が行きませんになります。もうちょっと韓国語のニュアンスから意訳してみると、納得いかないといったところでしょうか。わかりませんというのにも似ていないわけではありません。
안 돼요(アンドゥエヨ)
説明不要かもしれない、韓国語の안 돼요(アンドゥエヨ)。「だめです」「いけません」という意味です。韓国ではわからないとき、飲み込めないとき、안 돼요(アンドゥエヨ)ということがあります。ひとりで「わからない」というときは、안 돼(アンドゥエ)とパンマルになります。
まとめ
オリンピックでピョンチャンの認知度がアップして、ウィンターシーズンにはピョンチャンでアクティビティに挑戦している日本人もいるかもしれません。韓国人の知り合いと一緒なんてこともあるでしょう。
そんなとき、もしかしたら「モルゲッソヨオブジェ」が話題になるかもしれません。ピョンチャンのことをリサーチしていて偶然、なんだこれは? となるかもしれませんし、たまたまモルゲッソヨオブジェをみかけて、なんだこれは? となるかもしれません。
なかなか衝撃的な芸術作品……もしみかけることがあれば、じっくりみてみるのもいいでしょう。現地オリンピックボランティアスタッフが、「わかりません」といったところを思い浮かべてみるのもいいかもしれません。
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