韓国語で〈使う〉はなんて言う?韓国語の使える言い方をご紹介!
日本語でも韓国語でも、普段何気なく会話で「使う」といっていませんか? ある物を何かのために働かせることをいうのだそう。何かをおこなうときの方法であったり、材料であったり、手段であったりもします。想像しているより頻繁に「使う」といっているはずです。
韓国語で会話をするときも同様でしょう。〜を使います。〜が使えます。〜が使えません。
このようにいいたいときもあればいわれるときだってあるはず。特に、〜が使えませんといわれるときは、安全に関係する場合があります。韓国語の〜使う、〜使えるという言い方は知っておいたほうがいいでしょう。
そこで今回は、韓国語の〈使う〉について、使える言い方をご紹介していきます。韓国滞在中、きっと役立つはずです。
韓国語で〈使う〉は쓰다(スダ)
韓国語で〈使う〉は一般的に쓰다(スダ)といいます。
カジュアルな敬語のヘヨ体、フォーマルな敬語のハムニダ体、そしてタメ口であるパンマルにするとき、特徴的な変化をするので気を付けるといいでしょう。
辞書形 | 쓰다(スダ) |
ヘヨ体 | 써요(ソヨ) |
ハムニダ体 | 씁니다(スンニダ) |
パンマル | 써(ソ) |
쓰다(スダ)のヘヨ形、ハムニダ体、パンマルは丸暗記してしまったほうがいいかもしれません。会話でも活用がわからなくて言葉が詰まることもないはずです。
ですが、この쓰다(スダ)ではいえない「使う」があります。それが、以下のようなパターンです。
- 交通手段
- 機会
おおむねこの2種類があげられます。それぞれのパターンについて、具体的にみていきましょう。
交通手段
バスを「使って」行きます。地下鉄を「使って」行きます。タクシーを「使って」行きます。
このように交通手段を使うというときは쓰다(スダ)が使えません。利用するという意味の이용하다(イヨンハダ)になります。
機会
どのタイミングを「使う」という時、쓰다(スダ)は使用しません。例えば、「長期休暇を使って」、「チュソクの休暇を使って」というような場合です。この場合も交通手段と同様、이용하다(イヨンハダ)になります。
さらに、韓国語には様々な「使う」に関係する慣用句があります。意外と日本語の慣用句に似ています。日本人にとってはおもしろいのではないでしょうか。
신경을 쓰다(シンギョンウル スダ)
韓国語で気を使うという言い方です。신경(シンギョン)とは神経のこと。日本語にすると神経を使うになります。日本人にとってもニュアンスがつかみやすいはずです。気を使いますという場合は、신경을 써요(シンギョンウル ソヨ)です。
また、日本語でもよく「気を使わせてしまい……」という言い回しがされます。これは韓国語でもみられます。韓国語の場合、신경 쓰게 해서(シンギョンスゲヘソ)といいます。
머리를 써요(モリルル ソヨ)
韓国語で머리(モリ)は頭のこと。頭を使うことを머리를 써요(モリルル ソヨ)といいます。頭を働かせるという意味はもちろんのこと、機転を利かせるといった意味合いもあります。
마음을 쓰다(マウムル スダ)
韓国にも気配りがあります。気配りができる女性は、やはり魅力的です。韓国語では気を配ることを마음을 쓰다(マウムル スダ)といいます。마음(マウム)とは心のこと。日本語にすると心を使うになります。日本語の気配りという言い方とは違いますが、気配りが心を使うというのは納得できるのではないでしょうか。
韓国語の쓰다(スダ)は〈使う〉だけじゃない
韓国語の쓰다(スダ)。実はたくさんの意味を持つ言葉なんです。これほど複数の意味を持つ韓国語の珍しいかもしれません。どのような意味があるのかみていきましょう。
- 使う
- 書く
- 被る
- 進める
- 差す
- 埋葬する
一般的には前後の文脈で解釈することになります。韓国語の初級レベルでも、쓰다(スダ)として「使う」「書く」という意味が紹介されます。
これだけの意味があるため、他の言葉にできるときはあえて쓰다(スダ)はいわないともいいます。韓国語のポキャブラリーが不十分なため、初級者にとっては難しいテクニックではないでしょうか。韓国語上級者にもなると、쓰다(スダ)を他の言葉と置き換えながら使えるはずです。
韓国語の〈使う〉には사용하다(サヨンハダ)もある
韓国語には사용하다(サヨンハダ)という言葉があります。사용(サヨン)は漢字にすると「使用」になります。つまり사용하다(サヨンハダ)は「使用する」という意味です。韓国語では「使う」の言い方のひとつだといえます。
辞書形 | 사용하다(サヨンハダ) |
ヘヨ形 | 사용해요(サヨンヘヨ) |
ハムニダ形 | 사용합니다(サヨンハムニダ) |
パンマル | 사용해(サヨンへ) |
では、쓰다(スダ)と사용하다(サヨンハダ)は、どのように使い分ければいいのでしょうか。韓国語において明確に区分けされているわけではありません。
ですがあえていうなら、使うというのがしっくりくるのなら쓰다(スダ)、使用するというのがしっくりくるのなら사용하다(サヨンハダ)と認識しておくといいでしょう。
例えば、「当店ではクレジットカードが使えません」という場合、당점에서는 신용 카드를 사용할 수 없습니다(タンジョメソヌン シンヨンカドゥルルハルスオプスムニダ)になります。使用できませんといっても違和感がありません。
まとめ
韓国語では「使う」というとき、쓰다(スダ)、あるいは사용하다(サヨンハダ)といいます。また、交通手段、時刻、機会に限っては、쓰다(スダ)ではなく이용하다(イヨンハダ)になります。
韓国語会話では〜が使えます、〜は使えますか? というようなやりとりがよくあります。特に、韓国旅行ではよくみられるやりとりではないでしょうか。
韓国語の쓰다(スダ)、사용하다(サヨンハダ)、そして이용하다(イヨンハダ)がわかっているだけで、韓国語のコミュニケーションがスムーズにできるはず。韓国語でもっと会話してみたいという気持ちになるかもしれません。
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