ハングルの読み方って?「王様が国民のために作ったやさしく習える文字」をご紹介
韓国から発信されるSNSには、オルチャンファッションやメイク、アイドルや韓国で話題のスポットなど、ホットな写真とともにハングルのコメントがアップされます。
翻訳アプリを利用しても、流行ワードがうまく翻訳されずに、よくわからない日本語にされてしまうこともしょっちゅうです。
韓国のおみやげでもらった現地のお菓子のパッケージには、レタリングされたハングルとクッキーのイラストがプリントされていますが、ハングルが読めないので、どんな味のクッキーなのかわからないまま食べることに……
あとで教えてもらい、「バタークッキー」だったことがわかりました。笑
ハングルの読み方がわかれば、韓国語がしゃべれなくても、飲食店のメニュー表を見て注文するくらいだったらできるよ!と、おみやげをくれた先生も言っています。
ハングルの読み方を覚えたい!
でも、まる、さんかく、しかく……図形を組み合わせた記号のようなハングルはとても難しそうに思えますよね。
そこで今回は、韓国語を表記する為に開発された「ハングル」の読み方についてご紹介していきます!
ハングルの読み方を覚えるのは「やさしい」
まずは少しだけ歴史から。
1446年、朝鮮王朝第4代国王、世宗(セジョン)王の指示のもと開発されたハングルが「訓民正音」として交付されました。
「わが国のことばは中国のことばとは異なり、民はその思いを文字で書き表すことができない。我はこれを哀しみ、すべての民がやさしく習い、日々用いることができる文字を作った」
世宗王が訓民正音の序文で触れたように、当時の朝鮮では文章はすべて漢文で書き記されていたため、一部の知識階級の人たちしか読み書きができませんでした。
そこで、世宗王はみんなが自分たちのことばを自分たちの文字で書いたり読んだりできるように、朝鮮民族固有の文字を作ることを決めました。
ハングル開発機関として「正音庁」が設置され、学者たちは明(中国)の音韻学を参考に朝鮮語の音声を分析することから始めました。
朝鮮語を話すときの、舌、唇、歯、喉などの発話器官の形から子音が作成され、天・地・人をイメージして母音字ができあがりました。
「民を訓(おし)える正しい音」の意味の訓民正音は、すべての民がやさしく習うことができることを目的に開発されたため、ハングルの読み方を覚えるのは決して難しくないのです。
表音文字のハングルの読み方は?
ハングルには子音字と母音字があり、それぞれ組み合わせることでひとつの韓国語の音声ができあがり、子音字と母音字を組み合わせた文字を配置していくことで、単語や文章を表記しています。
発話をするときに初めに発声される子音字を「初声」、日本語では「あ・い・う・え・お」にあたる母音字の発音を「中声」、終わりの子音字の「パッチム」があります。
24種類あるハングルは、子音字と母音字を組み合わせることで、たくさんの韓国語の音声を表記することが可能な、非常に合理的な表音文字なのです。
私たち日本人にとって身近な表音文字はひらがなでしょう。ワープロで使用されることが高いローマ字も日本語の音声をそのまま表記することができる表音文字です。
現在の韓国では、固有語・漢語・外来語が使われていますが、すべて表記する時にはハングルを使います。
なので、24種類のハングルを覚えるだけで、日本語を学習する外国人のように2,136字、4,388パターンの読み方がある常用漢字を覚えたりする必要はないんです!
中国語学習者のように、漢字でつまずいてフェードアウトしてしまうこともありません。
記号の組み合わせで難しそうに思われるハングルですが、韓国人はもちろん、韓国語を勉強する外国人にとっても、ハングルの読み方を覚えるのは決して難しいことではありません!
ハングルの読み方は発音がポイント
ハングルで表記される韓国語の音声には、日本語にはない音声がたくさんあります。
10個ある基本母音字だけでも、日本語とは口の開き方が異なる「ア」や唇の形が異なる「ユ」、異なる口の形をする「オ」と「オ」が2種類あったり、基本母音字との組み合わせで作られる11の母音字にも「ウェ」や「イェ」など、日本語にはない発音がたくさんあり、子音字と組み合わさって、少し複雑な発音になったりもします。
発音器官を緊張させて、つまったような音を出す「濃音字」や、「激音字」とよばれる強く息を出しながら発音するハングルもあります。
もしかしたら、テキストや付属CDだけだと、ハングルの発音が難しいと感じるかもしれません。ですが、ハングルの子音字は、発音器官の形に似せて作られているので、ネイティブスピーカーの口の開け方や舌の位置を見ながら学習すると、ハングルの発音はとても覚えやすいんです。
【まとめ】ハングルの読み方って?「王様が国民のために作ったやさしく習える文字」をご紹介
ハングルの読み方を覚えれば、韓国から投稿されたSNSでも、人名や簡単な単語だったら理解できるようになりますし、韓国の飲食店でもメニュー表の「ビビンバ」や「サムゲタン」を読み上げて注文することもできるようになります。
そのためにも、ハングルの読み方と一緒に、韓国語特有の発音も身に付けたいですよね!
K Village 韓国語では、ハングルの読み方を韓国語も日本語も堪能な先生が丁寧に教えてくれます。テキストや付属CDだけだと身に付けるのが難しい発音も、先生の発声をお手本にしっかりと覚えることができます。
韓国のSNSを読んだり、韓国の人とハングルでコミュニケーションをとるシーンでは、テキストにはない日常的なハングルの読み方が必要になってきます。そんな実用的なハングルの読み方も、授業で教わることができます。
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