韓国語のジュセヨ(주세요)をマスターしよう!より丁寧にお願いする言い方・フレーズも!
韓国語の「ジュセヨ」や「チュセヨ」というフレーズを聞いたことはありますか?
意味は「ください」という、何かをお願いするときに使うフレーズです。
この「ジュセヨ」や「チュセヨ」は覚えておくと、韓国への旅行中はもちろん、普段の会話でもとても活躍する基本中の基本の会話です。
何かを頼みたい時には、相手の人を考えて「ありがとう」という気持ちを込めてお願いしなくてはいけません。
それは韓国語でも日本語でも同じですよね。
「ジュセヨ」や「チュセヨ」は日本語の発音は違いますが、韓国語では同じ言葉です。
なぜ発音が違うのか、どうやって使い分けるのがいいのかも知っておきましょう。
韓国語でも何かを頼みたい時にきちんとお願いできるように「ジュセヨ」や「チュセヨ」をマスターしましょう。
韓国語のジュセヨ(주세요)をマスターしよう!
韓国語の「ジュセヨ」というフレーズは「ください」という意味です。
「コーヒーください」「お水ください」など、物が欲しい時にも使いますし、「行ってください」や「教えてください」など何かのアクション・行動を頼みたい時にも使います。
自分一人ではどうにもならない、誰かの力を借りたい、何かが欲しいときなど「ください」というフレーズはいろんな場面で活躍します。
韓国語でもしっかり覚えておく必要がありそうですよね。
そんな「ください」という意味の「ジュセヨ」は韓国語で書くと「주세요」となります。「ジュセヨ」の他にも「チュセヨ」と最初の発音が濁らないケースもあります。
でも意味はおんなじなんですが、なぜ発音が変わるのでしょうか。
そこで、今回は「ください」という意味の「ジュセヨ」をマスターできるように、意味や発音、使い方などを解説したいと思います。合わせて「ください」よりももっと丁寧に相手に何かを頼む言い方もご紹介したいと思います。
韓国語のジュセヨ(주세요)の意味や発音
まず、「ジュセヨ」という韓国語の意味や発音から確認していきましょう。
韓国語・ハングルで書くと「주세요」となります。これは動詞で原形は「주다(チュダ)」、日本語の意味は「あげる」となります。
そして「~세요(セヨ)」という語尾は「~してください」という意味で、敬語になります。
ですので、「주세요(ジュセヨ)」は直訳すると「あげてください」になるのですが、自然な日本語としては「~ください」となります。
そして、この「주세요」ですが、発音は「ジュセヨ」と「チュセヨ」の2種類があります。
同じ文字なのですが発音が変わるのには韓国語の独特のルールが関係しています。
全部のハングルではないのですが、韓国語には文字によって同じ音でも、濁ったり濁らなかったりと変化する文字があります。
濁音化というルールなのですが、濁音化するルールが適応される4つのハングルの子音が「ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ」です。「주세요(ジュセヨ)」の一文字目の子音も「ㅈ」なのでこの濁音化のルールが適応されてます。
濁る「ジュセヨ」と濁らない「チュセヨ」はどうやって区別するのかというと、その文字の位置です。「ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ」が語頭、言葉の一番最初に来ている時は濁らない、語中、語尾などそれ以外の場合は濁ります。
ですので、「ください」という一言だけで「주세요」と使う場合の発音は「チュセヨ」となり、「してください」という意味の「해 주세요」の時は「ヘジュセヨ」と濁るように発音が変わります。
同じ文字なのに、文字の位置によって発音が変わるというこの濁音化のルールは、韓国語の勉強で多くの人が混乱してしまうことなのですが、いろんな文章の発音に触れながら覚えていきましょう。
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韓国語のジュセヨ(주세요)を使ったフレーズ集
それでは実際に「주세요」(ジュセヨ・チュセヨ)を使った韓国語のフレーズをどんどんチェックして行きましょう。
まずは、何か物を欲しいときの「주세요」(ジュセヨ・チュセヨ)からです。
커피 주세요.
コピ ジュセヨ
(コーヒーください)
이거 주세요.
イゴ ジュセヨ
(これください)
김치 주세요.
キムチ ジュセヨ
(キムチください)
물 주세요.
ムル ジュセヨ
(お水ください)
次は動詞に「주세요」(ジュセヨ・チュセヨ)を付けて「~してください」と言うときです。
「아 주세요(ア ジュセヨ)」、または「어 주세요(オ ジュセヨ)」を付けます。
動詞の活用の場合は、まず語幹を見分けます。
その動詞を原形にすると韓国語は「~다」となります。その「~다」の前が語幹となります。
語幹の最後の母音がㅏ、ㅗなら「아 주세요(ア ジュセヨ)」、語幹の最後の母音がㅏ、ㅗ以外なら「어 주세요(オ ジュセヨ)」を付けます。
パッチムがない行く:가다(カダ)のような動詞や、する:하다(ハダ)など、活用に仕方に一部特別な方法があるものもありますが、実際に文章で見ていきましょう。
닫아 주세요.
タダジュセヨ
(閉めてください)
열어 주세요.
ヨロジュセヨ
(開けてください)
가 주세요.
カジュセヨ
(行ってください)
봐 주세요.
パジュセヨ
(見てください)
해 주세요.
ヘジュセヨ
(してください(やってください))
공부해 주세요.
コンブヘジュセヨ
(勉強してください)
動詞の「주세요」(ジュセヨ・チュセヨ)はいろんな動詞で練習して覚えていきましょう。
ジュセヨ(주세요)よりも丁寧なお願いの言い方【1】
「ください」という意味の「주세요」(ジュセヨ・チュセヨ)の意味や使い方を見てきましたが、ここでより丁寧に相手に何かを頼む言い方もチェックしておきましょう。
日本語でも「ください」とお願いするよりは、もっと他に「~してくださいませんか?」や「~したいんですけど」など、ちょっと言い方を変えて、より柔らかいニュアンスで相手にお願いしたりすることがありますよね。
韓国語にもそういう言い回しがあるんです。
まずは、「~してくださいませんか?」とお願いだけど、疑問文にすることによって相手の都合も聞くという言い方する場合です。
~해 주시겠어요?(~ヘジュシゲッソヨ?)
~してくださいませんか?
봐 주시겠어요?
パ ジュシゲッソヨ?)
(見ていただけませんか?)
물을 주시겠어요?
ムルル ジュシゲッソヨ?
(お水をいただけませんか?)
日本語でも 「ください」というよりも、よりお願い事をされる相手の人の印象がいいですよね。
韓国語でも「주세요」(ジュセヨ・チュセヨ)というと、言い方によっては一方的に話をしている感じがするので、「~してくださいませんか?」の意味で「~해 주시겠어요?(~ヘジュシゲッソヨ?)」を覚えておきましょう。
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ジュセヨ(주세요)よりも丁寧なお願いの言い方【2】
「~해 주시겠어요?(~ヘジュシゲッソヨ?)」の他にももう一つ、丁寧なお願いのフレーズとして「~したいんですけど」という言い方もあります。ちょっと遠慮気味にお願いをする感じになります。
~고 싶은데요…(~ゴ シップンデヨ)
~したいんですけど、、、
물을 마시고 싶은데요…
ムルル マシゴ シップンデヨ…
(お水を飲みたいんですけど…)
도서관에 가고 싶은데요…
トソグァネ カゴ シップンデヨ…
(図書館に行きたいんですけど…)
ちょっと話しかけにくい時や、お願いをする時に気が引けるときなどこの言い方を覚えておくと、言い出しやすくなるので便利ですよ。
韓国語のジュセヨ(주세요)をマスターしよう!まとめ
韓国語のジュセヨ(주세요)をマスターしよう!ということで、ジュセヨ(주세요)の意味や発音、そしてジュセヨ(주세요)を使ったフレーズをチェックしてきました。
また、「ください」という直接的なお願いをする言い方だけでなく、より相手の人に印象の良いお願いになる言い回しもチェックしてきましたね。
とてもよく使う表現なので覚えておきましょう。
「ジュセヨ(주세요)」とお願いをして、何かしてもらったときは「감사합니다(カムサハムニダ)」というお礼の言葉も忘れずに言うようにしたいですね。


チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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