ハングルの「パン」は日本語から来ている?パンにまつわるハングルフレーズも
日本の主食はお米、ご飯です。それはお隣の国、韓国でも同じですね。しかし私たちはパンも食べます。学校の給食でもパンや牛乳が出ていましたし、コンビニでも主食のおにぎりやお弁当に負けないくらいのスペースでたくさんの種類のパンが売られていますし、街には美味しいパン屋さんがたくさんあり、いい匂いを漂わせています。
日本でもすっかり定着しているパンですが、韓国ではどうなのか?日本と同じような食文化として根付いているのか、またパンはハングルでは何と言うのか?パンにまつわるハングルフレーズ集と合わせて覗いてみたいと思います。
ハングルでパンは何という?日本語と同じ?
まず、ハングルでパンは何というのか?
ハングルでパンは「빵」と書きます。発音も日本語のパンとほとんど同じ「パン」ですが、濃音のパンなので注意しましょう。日本語のまま「パン」というとちょっと違うな?ということになってしまいます。あえてハングルで書くなら、日本語のパンの発音は「판」でしょうか?
同じパンでも、ンの発音や、子音の濃音・激音の区別があるハングルの方は厳密に分かれることになるので難しいですね。
しかし、とにかくハングルでパンは「빵」です。
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日本語もハングルも「パン」は英語ではない?
この「パン=빵」という言葉ですが、外来語ということはわかりますが、英語ではないというのはご存知でしょうか。
英語でパンは「Bread」カタカナで書くなら「ブレッド」です。外来語と言えば、英語だというイメージがありがちですが、日本では16世紀ごろ、キリスト教が伝わってきたのと同時にたくさんのポルトガル語が、外来語として定着して現在に至るという言葉がたくさんあります。
そのポルトガル語のパンも元々はラテン語の「Panis(パニス)」という言葉が語源なんですって。英語でパンというと「鍋(ナベ)」を意味します。フライパンのパンですね。パンが食べたいといって「I want to eat PAN.」なんて言うと「私は鍋を食べたい」となるので注意しないといけませんね。
日本語でポルトガルから伝わった食べ物をパンと呼ぶようになり、それがそのまま韓国でも同じように言われるようになったという説があります。距離的にも近い国なのでそういうこともあるのかもしれませんね。
しかし、韓国語でも日本語のカタカナで表記する英語からきている外来語はたくさんありますので、韓国語で何と言うかわからないようなハングルでも、英語で言ってみるというのは、実際の会話のシチュエーションでは、けっこう活躍するので困ったときには試してみてはいかがでしょうか。
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ハングルでも昔からパンと呼んだの?
最初ポルトガルから日本に伝わったパンは、パンという呼び名ではなく「麦餅」なんて言う言い方をしたそうです。なるほどと思わせる呼び方ですね。
米ではなく小麦でできているから「麦」の字がついて、丸く形作ってあるから「餅」ということなのでしょう。英語では餅のことを「rice cake」餅のケーキと呼びますし、なんだかそう思うと面白いですね。
ハングルでは何というのかも探してみたのですが、これと言って探せませんでした。しかし広くパンが食べられるようになったのは日本と同じように、戦争が終わってからのこと、西洋化の流れがあったことが大きいようです。
日本ではそのパンの普及に一役買ったのが学校給食だというのは有名な話ですが、韓国ではそうではないようですね。現在も日本の学校給食はパン食の日、ご飯の日を混在していますが、韓国の給食は基本ご飯が一般的なんだそうです。
そういう意味ではパン文化は日本と韓国を比べると日本の方がちょっとリードしているのかな?という人が多いような気がします。パンに限らず洋食全般ですが、韓国食の方がやはり店舗の数も比率が高いようですね。
ハングルであんぱんなどパンを言ってみよう!
食パン 식빵 (シッパン)
乾パン 간빵(カンパン)
あんぱん 단팔빵(タンパルパン)
卵パン 계란빵(ケランパン)
蒸しパン 찐빵(チンパン)
フランスパン 프랑스빵(フランスパン)
ちなみにパンと言えば、日本語では有名なキャラクター「アンパンマン」がいますよね。実は韓国の子供たちでもアンパンマンは結構人気があります。しかし、名前がちょっと違います。ハングルでアンパンマンは호빵맨(ホッパンメン)というんです。
カレーパンやクリームパンはそのまま外来語なので「카레빵」「크림빵」と言って通じます。韓国の人には日本のパン屋さんのように専門店はちょっと珍しいそうなので、お気に入りのおすすめのパン屋さんに案内してあげると喜ばれるかもしれませんよ。
호빵(ホッパン)とは、あんぱんよりもどちらかと言うと肉まんやアンマンなどの中華まんの総称なのですが、韓国でもホカホカの호빵は大人も子供も大好きな食べ物。まんまるなアンパンマンは、そんな人気の호빵から韓国では名前が付けられたようですね。
ちなみに、日本のアンパンマンのような子供ならだれでも知っている韓国での代表的なキャラクターと言えば、포로로(ポロロ)でしょう。ペンギンが基になっているキャラクターで仲間もいろんな動物がいます。韓国の航空会社の飛行機になると、視聴できるアニメには高確率でラインナップされていますし、子供にもらえるサービスのおもちゃでも포로로(ポロロ)は長年の人気キャラクターのようですね。
Youtubeなどでも動画がたくさんありますので、韓国語の勉強に楽しく見てみるのもおすすめです。
パンにまつわるハングルフレーズ集
나는 아침은 거의 매일 빵을 먹어
私は朝はほとんど毎日パンを食べるよ。
発音:ナヌン アッチムン コイ メイル パンウル モゴ
구운 빵에 버터를 붙여 먹으면 맛있어
焼いたパンにはバターを付けて食べるのが美味しいよ。
発音:クウン パンエ ボトルル プチョ モグミョン マシッソ
한국에서도 요즘 맛있는 빵집이 인기 있다
韓国でも最近美味しいパン屋さんが人気だ。
発音:ハングゲソド ヨジュン マシンヌン パンチビ インキ イッタ
할아버지 할머니는 역시 식사는 빵아니고 밥이라는 사람이 많다
おじいさんおばあさんはやっぱり食事はパンじゃなくてご飯だという人が多い。
発音:ハラボジ ハルモニヌン ヨクシ シクサヌン パンアニゴ パビラヌン サラミ マンタ
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ハングルでパンは何という?まとめ
ハングルでパンは何という?ということでパンについて見てみました。
ほとんど同じ呼び方をするパンですが、英語ではないというのは面白いですね。
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