美しい韓国語は敬語から!韓国語でも敬語を使って聞き手に恥ずかしくない正しい言い方・表現を身に着けよう
日本語でも難しいものですが、韓国語でも正しい敬語を使えるようになりたいと思いませんか?ビジネスにおいて、先生に対して、年上の目上の人に対して、正しく敬語を使えるようにしておくことは大人のたしなみとしてとても大切なことです。
日本と似た文化を持つ韓国でも敬語はとても大切な表現です。しっかり覚えて恥ずかしくないようにしておきましょう。
正しい韓国語の敬語を覚えよう!
韓国語で正しく敬語が使えますか?日本語でも敬語には自信がないという人も少なくないですが、韓国語となるともっと難しいように思ってしまうかもしれません。
しかし、目上の人に対して正しい敬語を正しい表現で使うことは大切です。敬語を使うことももちろんですが、間違った言葉や表現のまま使ってしまうと聞き手の人に失礼に当たることにもなりかねません。
韓国も日本と同じように、目上の人を敬い、敬語を使うことは大人のたしなみとしてとても大切なことです。ビジネスシーンにおいても大切ですよね。きちんと表現ができていると会話美人ともいわれるようになります。
正しい韓国語の敬語の表現を身に着けて聞き手に恥ずかしくない美しい敬語の韓国語を話せるようになりましょう。
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韓国語の敬語【格式体・非格式体】とは?
まず、敬語の前に韓国語には日本語と同じように、ですます調と呼ばれる表現と、パンマルと呼ばれる口語、いわゆるタメグチと呼ばれる表現があります。
目上の人やビジネスで使うのがですます調で、友達や家族、年下の人に使うのがタメグチ(パンマル)です。
日本語のですます調は一つですが、韓国語には2種類あります。~ニダ形と~エヨ形ですね。ハムニダ体、ヘヨ体ともいうこともあります。この二つはどちらも丁寧な表現ですが、~ニダ形が格式体と~エヨ形が非格式体と区別があります。
どちらも正しい丁寧語にはなりますが、ニダ形の方がより丁寧で、エヨ体の方は柔らかい印象になります。
敬語を使うということでこのニダ形、エヨ形は基本となりますので、まず押さえておきましょう。
韓国語の動詞の敬語の言い方とは?
それでは早速、敬語の作り方、韓国語の動詞の表現を見ていきます。
基本の敬語の文法的にまず覚えておきたいのが、「動詞の語幹+시」という形です。
韓国語の動詞の語幹とは、動詞は原型にすると「~다」となりますが、それより前の部分を指します。語幹は敬語に限らずどんな活用をしても基本的には変化をしません。
敬語を作る場合には、その語幹に「시」を用います。しかし単純に「시」を入れればよいというわけではなく、表現によって形が変わりますので、実際に動詞の「来る:오다(オダ)」で敬語の「いらっしゃる」で例文を見てみましょう。
先生は学生と一緒にいらっしゃいます。「来る:오다(オダ)」の敬語(ニダ形の現在形)
선생님은 학생와 같이 오십니다.(ソンセンニムン ハクセンワ カッチ オシンミダ)
先生は学生と一緒にいらしゃいます。「来る:오다(オダ)」の敬語(エヨ形の現在形)
선생님은 학생와 같이 오셔요.
(ソンセンニムン ハクセンワ カッチ オショヨ)
先生は学生と一緒にいらっしゃいました。「来る:오다(オダ)」の敬語(ニダ形の過去形)
선생님은 학생와 같이 오셨습니다
((ソンセンニムン ハクセンワ カッチ オショッスンミダ)
先生は学生と一緒にいらっしゃいました。「来る:오다(オダ)」の敬語(エヨ形の過去形)
선생님은 학생와 같이 오셨어요
(ソンセンニムン ハクセンワ カッチ オショッソヨ)
学生と一緒にいらしてください。「来る:오다(オダ)」の敬語(ニダ形でのお願い)
학생와 같이 와주십시요.
(ハクセンワ カッチ ワ ジュシプシヨ)
学生と一緒にいらしてください。「来る:오다(オダ)」の敬語(ニダ形のお願い)
학생와 같이 와주세요.(ハクセンワ カッチ ワジュセヨ)
表現によって動詞の敬語はこのように様々に変化します。一つの動詞でも変化がたくさん見られるので、なるべくたくさんの動詞の敬語表現に触れ、慣れておくことが大切です。
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人や名詞に用いる韓国語の敬語
次に、人や名刺に用いる韓国語の敬語について見ていきましょう。まず、文法や単語を見てく前に、大前提として韓国語の敬語では身内や社内の上司について話すときも、敬語を使うということを知っておきましょう。
日本では自分の両親のことや、上司のことを他の人に話すときに、へりくだるという意味から敬語を使わないことが正しい敬語として私たちは認識しています。
例えば普段、田中社長と呼んで敬語を使っているとしても、社外の人に田中社長はと言わないですよね。「田中は今、不在です。」「田中から申し付かっております」などと言います。「私の母は…」と言うのも同じですね。しかし韓国語ではそうではありません。社外の人や身内出ない人に対しても、敬語、敬称を使うのが正しい敬語です。
そして、人に対して敬称として日本では「様」を使いますが、韓国語では「님(ニム)」を使います。
お父様:아버님(アボニン)
お母様:어머님(オモニン)
社長様:사장님(サジャンニン)
部長様:부장님(ブジャンニン)
もちろん人の名前の後にも付けることもありますので覚えておきましょう。~씨(シ)と言うのは「~さん」ということで丁寧語になります。
また、名詞だけでなく韓国語には助詞が敬語になることもあります。全く違った形になるのでこちらも覚えておきましょう。
가/이(が)–> 께서
는/은 (は)–> 께서는
에게(に)–> 께
ではこれらを使って実際の敬語の例文を見てみましょう。
キム社長がこのプレゼントを贈ってくださいました。
김사장님께서 이 선물을 보내주셨습니다(キムサジャンニンケソ イ ソンムルル ポネジュショスンミダ)
お父様は会社に行かれました。
아버님께서는 회사에 가셨어요.(アボニンケソヌン フェサエ カショッソヨ)
おばあ様に写真をお見せしました。
할머님께 사진을 보여드렸습니다.(ハルモニンケ サジヌル ポヨトゥリョッスンミダ)
日本語よりも敬語に直すときに変換する箇所が多くて大変に感じるかもしれませんね。
形そのものが変化する韓国語の敬語
最後に、形そのものが変化する韓国語の敬語をご紹介しておきます。日本語も「食べる」が「召し上がる」、「来る」が「いらっしゃる」、「見る」が「ご覧になる」など敬語にするとき言葉自体が変わる表現がありますが、韓国語でもいくつかあります。
먹다(モッタ:食べる)の敬語
잡수시다, 드시다 (チャプスシダ、トゥシダ:召し上がる)
자다(チャダ:寝る)の敬語
주무시다 (チュムシダ:お休みになる)
주다(チュダ:あげる)の敬語
드리다(トゥリダ:差し上げる)
죽다(チュッタ:死ぬ)の敬語
돌아가시다 (トラガシダ:お亡くなりになる)
말하다(マルハダ:言う)の敬語
말씀하시다 (マルスムルハシダ:おっしゃる)
있다(イッタ:いる)の敬語
계시다 (ケシダ:いらっしゃる)
これらの敬語の表現は普段の会話でもよく使われる表現になりますので覚えておきましょう。
また名詞では、年齢のことを「나이(ナイ)」と言いますが、敬語では「연세(ヨンセ)」といいます。人のことも日本語では方と言いますが、韓国語でも「분(ブン)」と言う言い方もあります。たくさんあって難しいですね。
正しい韓国語の敬語を覚えよう!まとめ
韓国語の敬語についてご紹介しました。
正しい敬語を使えることは多くの人と韓国語で話すときにとても大切なことです。恥ずかしい思いをしないように、しっかり練習しておきましょう。
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