ハングルの激音・濃音とは?発音を完璧にマスターする練習方法も
ハングルの発音、難しいですよね…近い国同士なので韓国語と日本語は文法の形も同じ、似ている単語も多く、習得しやすいと言われていますが、その発音は…誰しもが苦労します。
特に、激音、濃音と呼ばれるハングルの発音には多くの人が苦労していることでしょう。
日本語にはない発音で、聞き分けも発音の区別もできるようになるまでには、練習が必要なことがほとんどです。
しかし、韓国語に限らず音の聞き分けや使い分けはとても難しいもの。
そこで今回はハングルの激音・濃音に注目してその発音をマスターできるようになる練習方法をご紹介したいと思います。
ハングルの激音と濃音を正しく発音できますか?
ハングルの最初の段階で待ち受けている大きな壁である、激音と濃音!
母音もㅓ、ㅡ、ㅣなど難しいものもありますけれども
特にその発音の区別や方法が難しいので困りますよね。
しかし、ハングルの基本となる反切表にも書いてある、最初からうまくできないにしても、今後韓国語と付き合っていくならば避けては通れないのが、激音・濃音でしょう。
「가、카、까…」を 「カ、カ、カ…」「다、타、따…」を「タ、タ、タ…」と懸命に練習するものの、聞いて違があることはわかるものの…自分が発音できるわけでもなく…母音が変わればまた難しい…単語の中に出てきたらもっと分からなくなる…
最初にハングルに触れた人は誰しもが抱える問題でしょう。
そこで今回は発音が難しい激音・濃音にフォーカスして、正しく発音できるように見ていきたいと思います。
ハングルの激音は4つ【ㅋ ㅌ ㅍ ㅊ】
まずは激音のハングルから見ていきましょう。
ハングルで激音は4種類の子音で表されます。
【ㅋ ㅌ ㅍ ㅊ】ですよね。
4種類と言っても実際には、母音がくっつくのでその発音の数はもっと多くなります。
激音の発音をマスターするために、平音と呼ばれるハングルと比較してみていきましょう。
まず、【ㅋ ㅌ ㅍ ㅊ】と対になる平音は【ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ】です。
まず、文字の形ですが基本の平音に一本の線が加えられている形になっていることにお気づきかと思います。
(ㅂ→ㅍだけはちょっとイレギュラーですが)書き方はそのように覚えれば記憶に残りやすいですね。
ハングルの激音の発音をマスターする練習方法
この激音ですが、聞くと強さや勢いを感じるはずです。
つまり、激音の発音の基本は、読んで字のごとく「激しい」のが特徴。
平音の「가」よりも激音の「카」は激しいのです!
初めて韓国語を聞いたときになんだか怒っているようだと感じる日本人が多いそうですが、それはこの激音が原因の一つだと言われています。
それくらい迫力を出すように発音することを意識するとうまくできます。
具体的な違いとしては、声を口から出すときに息も一緒に吐き出されるということ。
ちょっと日本語で説明しますね。
口の前に自分の息を艦られるように手を当てながら「かきくけこ」と言ってみて下さい。
かすかに自分の息がかかることが感じられるはずです。
普通に日本語の「かきくけこ」と言った場合、ハングルでは「가기구게고」という文字になります。
それを「카키쿠케코」と激音で言ってみましょう。
意識するのは、「声を口から出すときに息も一緒に吐き出されるということ」先ほどの普通の「かきくけこ」よりも、手のひらに息を激しく鋭く吹きかけるように意識しながら「かきくけこ」と言ってみて下さい。
息を吐きだすように言うと、きっと一息には続けて言えないはずです。
それが正しいハングルの激音の発音になります。
慣れないうちは肩に力が入って肩が凝る人もいるかもしれません。
しかし続けて練習すると自然に激音の発音が出来るようになりますので、頑張ってください。
ㅌは「たちつてと」、ㅍは「パピプペポ」ㅊは「チャチチュテチョ」で練習しましょう。
ㅍは普通の日本語の発音でも激音に近いので楽に習得できると思います。
ハングルの濃音は5つ【ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ】
【ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ】の5つです。
こちらも文字の形から見ますが、濃音は激音よりもわかりやすいですね。
対になる平音は【ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ】【ㄱ ㄷ ㅂ ㅅ ㅈ】です。
濃音は漢字を見ると、なんだか伸ばすのかなと想像する人が多いようですが、違います。
どちらかと言うと切るように、跳ねるように発音します。
よく参考書やテキストでは小さい「つ」や「ん」をくっつけると解説してあります。
でもそれではよくわかりませんよね。
では実際に発音の練習方法を見ていきましょう。
ハングルの濃音の発音をマスターする練習方法
濃音の場合は一文字ずつ練習しましょう。
「か」の発音で練習してみます。
「까」ですが、手のひらを口の前において、息を感じるようにします。
濃音の場合は、激音と違って手のひらに息は感じません。
むしろ一瞬声を出す前に飲み込むのがコツです。
息を出す前にちょっと喉の奥に空気を飲み込んで、喉と口を大きく広げながら「カ」という。
これが濃音の正しい発音です。
ちょっと分かりにくいですね。
しかし、安心してください。
この濃音ですが、私たち日本人も普段から使っているんです。
三日、発火、日課など。
「みっか」「はっか」「にっか」と発音していますが、この場合の「か」はほとんどハングルの濃音と同じです。
厳密には「っか」の部分と言った方がイメージが付くかもしれません。
日本語で書くと同じ「か」ですが、前に小さい「つ」が付く場合、じっくり自分の発音を意識してみると、その後の「か」は普通に発音する「かきくけこ」の「か」よりも鋭く、息を一瞬の見込むような感じで発音しているのが判ると思います。
息を飲み込むように、手のひらに息がかからないように。
これを意識しながら「みっか」の「っか」、「はっか」の「っか」、「にっか」の「っか」と意識しながら練習してみて下さい。
「買った」「行った」では「った」を意識して따の練習ができますし、「いっさ」「ほっさ」などでは싸の練習ができます。
普段使っている日本語で小さい「つ」が入る単語をイメージしながら練習しましょう。
この発音を正しくできていると、きっと喉が付かれてくる感覚を味わうはずです。
それは正しい発音が出来ている証拠です。
休憩をはさみながらじっくり自分の喉や息を意識しながら練習してみて下さい。
ハングルの激音と濃音とは?まとめ
ハングルの難しい発音である激音と濃音についてまとめました。
正しい発音を練習するには、特別な道具は必要ありません。
自分の手のひらを使って、吹きかかる息を意識すれば正しい発音が練習できます。
激音は手のひらに鋭く息が吹きかかるように発音する、濃音は手のひらには息がかからず、喉の奥に飲み込むように、「っか」んはど小さい「つ」が付くイメージで。
一つひとつ、自分の声や息を丁寧に意識して練習することが上達のコツです!
頑張ってマスターしましょう。
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