【新宿と韓国】新宿区は韓国特区?ミニマム・コリア新大久保がある新宿区百人町エリアをご紹介!
平昌オリンピックが盛り上がりをみせましたね。当時メディアでも連日のように競技が中継され、結果が速報で流れていました。
1964年――54年前の東京・新宿も、オリンピックに沸き立っていました。
開会式の会場となった国立霞ヶ丘陸上競技場も新宿区に位置していたのです。
この新宿区の百人町エリアには、たくさんの韓国人が生活をしています。
日本最大(認定済)のコリアタウン・新大久保があり、働いている韓国人の生活拠点にもなっているからです。この界隈には韓国人留学生も生活しているといいます。
そこはまさに、韓国人の街――気が付くと、ソウルの路地裏に迷い込んだかのように錯覚するでしょう。
そこで今回は、平昌オリンピックにちなみ、新宿区の百人町エリアをクローズアップしてご紹介します。
【新宿と韓国】意外な百人町の由来
どの地域にも地名の由来はあるもので、「百人町」といわれると「百人の町人が集まって生活していたのかな?」とイメージするかもしれませんが、新宿・百人町の場合は違います。
遡ること江戸時代、「鉄砲組百人同心」とよばれる人たちが居住していた場所だったのです。
韓国時代劇は観るけど、日本の時代劇にはついていけない…という方にとっては、すんなり飲み込めることばではないはず。
この鉄砲組百人同心は、幕府直轄のおよそ百人で構成される鉄砲部隊で、江戸城の警備や将軍の護衛などを担当しました。
日本の歴史をみると、江戸時代は長く続いていますが、この鉄砲組百人同心ができたのは、江戸幕府ができてすぐのことでした。
とはいうものの、百人ばかり集められた鉄砲部隊は居住地がなくて困ってしまいます。それを知った徳川家康が、臣下に住む場所を手配させてできたのが、現在の新宿区・百人町なわけです。
そのため、百人町ができてから、すぐに韓国の人たちが住み始めたわけではなかったのです。コリアタウンとしての歴史は、戦後からスタートします。
【新宿と韓国】コリアタウンへの進化
日本でも最大規模のコリアタウンとして、多くの韓国ファンを魅了してやまない新大久保ですが、コリアタウンとして形成される以前は、アパートの家賃が安価であることを理由に、外国人労働者や留学生が集まっていました。
では、どうして韓国系住人の比率が高くなり、かつコリアタウンが形成されるようになったかというと、さらに百人町の近代史を紐解いていく必要があるでしょう。
まず、新宿区内にロッテ工場ができたことです。積極的に韓国系住人を雇用したのです。そのため、必然的に新宿へと韓国人がやって来るようになり、家賃が安い百人町で生活をするようになりました。
もともと、コリアタウンは同じ新宿でも歌舞伎町内にありました。韓国系商店や韓国料理店ばかりでなく、歌舞伎町ならではのお店も多かったようですが、2000年頃から取り締まりが強化されたことを皮切りに、歌舞伎町を追われた韓国系住人が百人町へと流れてきました。
そのため、百人町では韓国人の比率が上昇し、コリアタウンが形成されるきっかけとなったというわけです。
【新宿と韓国】新大久保で楽しめる平昌グルメはおそば
江原道地方ではソバの真っ白い花が咲き誇る季節があります。
いわゆる「ソバの実」の栽培が盛んで、シーズンである秋をむかえるといっせいに収穫されるのです。
武士たるもの、ざるそばを食すときに、たっぷりとつゆをつけてはならぬなどいわれるように、すでに江戸時代からそばを食べていた日本人ですが、実は江原道地方を中心に、韓国にもそば文化があります。
「マッククス」といわれる韓国式の冷たいそばは、打ち出しではなく機会によって押し出しされるので、日本のものとは若干食感が異なることに特徴があります。具材や味付けは、韓国冷麺をイメージするといいかもしれません。半熟卵や味付け海苔、コチュジャンダレ、薬味などが盛り付けられています。
ソバ粉の活用方法は麺料理ばかりではありません。「メミルジョン」はソバ粉を使用したチヂミです。チヂミとしての具材は一般的なもので、季節ならではの野菜も取り入れられます。小麦粉のチヂミよりもモチモチとした食感が特徴です。
マッククスやメミルジョンなどの韓国そば料理も、コリアタウン・新大久保で見つけることができます。新大久保がある百人町ばかりでなく、新宿区内には本格的な韓国料理店専門店もたくさんあるので、探してみるのもいいかもしれません。
まとめ
新宿区の百人町エリアは、江戸時代初期から続く街ですが、近代になってからは多くの韓国人が生活をするようになり、コリアタウンが形成されるようなりました。現在では日本各地から、韓国マニアが足を運んでいるのです。
平昌オリンピックを意識して、江原道地方の名物である韓国式のそばや、日本にはないソバ粉を使用したそば料理を堪能してみるのもいいでしょう。
これまで、新宿区内で勤務をしているのに、それほど新大久保のコリアタウンへ行く機会がなかったという方も、平昌オリンピックを契機に、韓国料理を楽しんだり、韓国文化に親しんだりするきっかけになったかもしれません。
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