韓国語の合成母音は難しくない!読み方・発音をマスターするコツとは?
韓国語に使われているハングル文字。
子音と母音を組み合わせて初めて一つの文字として成立します。
そして時にはその下にパッチムと呼ばれる子音がくっついたりもします。
覚えるまではただの記号のようにしか見えないハングル文字ですが、反切表を使って覚えていくととてもよく考えて作られた合理的な文字であるということがわかります。
基準となる母音・子音の書き方と読み方さえ覚えてしまえばどんな韓国語でも読めるようになります。
しかし、そんなハングル文字でも合成母音と呼ばれる文字がちょっと厄介だという話が聞かれます。
合成母音とはいったい何なのでしょうか。
またその合成母音の読み方・発音をマスターするにはどうすればいいのでしょうか。
実はとても便利な覚え方があり、コツさえ知っていれば案外すんなり覚えられるのです。
今回はそんな韓国語の合成母音について見ていきたいと思います。
韓国語の合成母音をマスターしよう
今回は、韓国語の合成母音をマスターしようということで、ちょっと一見複雑に思える合成母音をどうすれば覚えられるのか、読み方や発音をマスターするコツとしてご紹介したいと思います。
ハングルは、カナタラ(ㄱㄴㄷㄹ)、アヤオヨ(ㅏㅑㅓㅕ)など、基本となる子音と母音を組み合わせて一つの文字を作りますが、ㅐ ㅢなど、母音が何やら複雑に合成されたものまであるということで、なんだか韓国語を敬遠してしまう原因になる人もいるようです。(母音の方も、ㄱだけでなくㄲやㅋなど濃音、激音などのバリエーションもありますが)
しかし、見慣れてしまえば、合成母音もさほど難しくありません。
むしろなじんでくると他の母音と同じように違和感なく使えるようになってくるでしょう。
しかし、最初はやはり発音や読み方が難しいもの。
ですので、どうすればすんなり合成母音と仲良くなれるかをご紹介したいと思います。
韓国語の合成母音とは?
まず、韓国語には合成母音が11個存在します。便宜上、子音をㅇとしてご紹介しますと
애얘에예와왜외워웨위의となります。
子音が変わっても書き方は同じです。
ㄱの場合は개걔게계과괴궈궤귀긔となります。
1つずつの読み方、発音は他の文字と同じように基準となる子音に母音を組み合わせてくのですが、一つずつ丁寧に見てみましょう。
また、合成ということで、どんな母音で合成されているのかも見ていきます。
合成母音 | 発音 | 合成の組み合わせ | |
1 | 애 | エ | ㅏ + ㅣ |
2 | 얘 | イェ | ㅑ +ㅣ |
3 | 에 | エ | ㅓ+ㅣ |
4 | 예 | イェ | ㅕ+ㅣ |
5 | 와 | ワ | ㅗ+ㅏ |
6 | 왜 | ウェ | ㅗ+ㅐ |
7 | 외 | ウェ | ㅗ+ㅣ |
8 | 워 | ウォ | ㅜ+ㅓ |
9 | 웨 | ウェ | ㅜ+ㅔ |
10 | 위 | ウィ | ㅜ+ㅣ |
11 | 의 | ウィ | ㅡ+ㅣ |
一覧で見ると文字として違いは判りますが、発音をカタカナで記すと同じものがたくさんあってこんがらがりますね。
もちろん一つずつ丁寧に発音すると発音の違いは明らかなのですが、実際のところネイティブの人たちも会話の中では同じような音になっているということも珍しくありません。
私たち日本人も「お」と「を」を普段は意識せずに使っているのと同じような感じです。
前後の話の流れなどからどちらであるかを判断しているということです。
それではどうやってこれらの合成母音を覚えていけばいいのか、そのコツをご紹介したいと思います。
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韓国語の合成母音をマスターするコツは分解
先ほど一覧で、合成母音が度の母音で合成されているのか組み合わせも紹介しましたが、読み方・発音をマスターするにはその元の基本となる母音の発音、口の動きを意識して練習することが合成母音をマスターするコツです。
ちょっとめんどくさいと思うかもしれませんが、慣れれば大丈夫!
ひとつずつ見ていきますので、口を動かしながら発音を意識して練習してみて下さい。
1.애:エ
まず、애:エはㅏ + ㅣの組み合わせです。一つ一つの元の母音は「ア」と「イ」という発音ですね。口を「ア」の発音の時のように開けて「イ」と声を出してみて下さい。そうすると「エ」となるはずです。
2.얘:イェ
次に、얘:イェはㅑ +ㅣの組み合わせです。1番と同じように「ヤ」の口で「イ」と声を出すという覚え方もアリですし、基本の母音と同じで、母音に二本の短い線が加わるときはローマ字で「Y」の発音が加わるということで「YE」で얘:イェと覚えるのも有効です。
3.에:エ
3つ目は에:エ、ㅓ+ㅣの組み合わせですが1番とほとんど同じです。「ㅓ(オ)」の口で「イ」と声を出してみましょう。それで.에:エの発音になります。
4.예:イェ
예:イェも4番と同じです。ㅕ+ㅣということで「ヨ」の口で「イ」と声を出す、에に「Y」の音を付けるどちらでも大丈夫です。
5.와:ワ
와(ワ)はㅗ+ㅏの組み合わせなので、「オ」と「ア」を素早くどうっじに合わせて発音するような感じで言えば「ワ」となります。
6.왜:ウェ
왜:ウェは、基本お母音にさらに複合母音が組み合わさってきているので、ちょっと難しく感じますね。しかし、同じ要領です。ㅗ+ㅐなので「オ」の口で「エ」と声を出してみて下さい。
7.외:ウェ
7.외の(ウエ)は6ガンと混同しやすいかもしれませんが、慌てずに分解して発音してみましょう。ㅗ+ㅣなので「オ」と「イ」です。ちょっとウェと書くと違和感があるかもしれませんが、読み方に迷ったら分解してみるとわかるはずです。
8.위:ウォ
.위:ウォはㅜ+ㅓの組み合わせ。ここまでくるともうわかりますよね。「ウ」と「オ」で「ウォ」の発音ですね。
9.웨:ウェ
웨:ウェも同じ要領です。ㅜ+ㅔなので「ウ」と「エ」で「ウェ」となります。
10.위:ウィ
위:ウィはㅜ+ㅣの組み合わせなので「ウ」と「イ」で「ウィ」です。
11.의:ウィ
의:ウィはㅡ+ㅣの組み合わせなので、「ウィ」と「イ」で「ウィ」。カタカナで書くとなんだか分からなくなりますが、基本の韓国語のハングルの母音の読み方を思い出して発音していくと大丈夫、正確に韓国語の合成母音の発音に近づきます。じっくり練習してマスターしましょう。
よく使う単語で韓国語の合成母音を覚えてしまおう
最後に、よく使う単語から合成母音を意味ごと覚えてしまおうということで、使われている頻度の高い合成母音の単語をご紹介します。
안녕하세요!(アニョハセヨ!)
「こんにちは!(おはようございます/こんばんは)」あいさつのアンニョンハセヨにも複合母音が入っています。
왜?(ウェ?)
「なんで?」「どうして?」という意味の왜?は知っていると活躍します。
괜찮아요(ケンチャナヨ)
「大丈夫です」「問題ないです」この言葉も本当によく使いますよ!
알겠습니다(アルゲッスンミダ)
「分かりました!」と了解の時に使います。
가위(カウィ)
これは「はさみ」です。韓国語のじゃんけんは「가위바위보(カウィバウィボ)」といい、「はさみ、岩、風呂敷」の意味になります。やり方は日本と同じなので覚えておきましょう。
韓国語の合成母音をマスターしよう!まとめ
韓国語の合成母音をマスターしようということで、一つずつ分解して、元の母音の発音を意識して練習する方法をご紹介しました。
慣れれば、普通の母音と同じように使えるようになりますので、頑張ってマスターしましょう。
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