韓国語勉強の壁【基本パッチム】の覚え方！簡単な書き方や読み方もチェック！
韓国語勉強の壁【パッチム】を覚えましょう。
ハングル文字を覚えるのに一苦労の韓国語。
しかしその次に待っているのは、パッチムという新しい壁です。
日本語にはない概念なので苦手に思う人も多いようです。しかし、慣れれば大丈夫！
ここでは、パッチムの覚え方、基本となる簡単な書き方と読み方をチェックしていきたいと思います。
みんなが韓国語勉強で苦労する「パッチム」とは？
まず「パッチム」とは何か？と言うことです。
パッチムとはハングルで書くと「받침」となります。意味は「下敷き」。
下敷きとはノートを書くときに使うものです。何かの下に敷くものです。
ハングル文字で言う「パッチム＝下敷き」も同じこと。
反切表で覚えたハングル文字の下に敷く文字の事、それがパッチム、ハングル文字の下に来る文字の事を言います。
ハングル文字の下に来るという事で、パッチムを覚えるには、まずその上に来る基本のハングル文字を知っておく必要があります。
そちらにまだ自信が無いという人は反切表で基本のハングルから復習してみましょう。
ハングルの文字数はたった24文字！24文字ならハングルは簡単に覚えられる！ハングルをマスターしよう
パッチムのない基本のハングルが書けるという人は、大丈夫！
まずはパッチムの書き方から練習してみましょう。
パッチムの書き方
パッチムの書き方はとても簡単です。
パッチムは下敷きの事なので、「基本の子音と母音のハングル文字の下に子音を書く」それがパッチムの書き方です。
パッチムはたいてい一つだけ子音を書くのですが、二つ入る場合もあります。
この二パターンだけですので、見ていきましょう。
パッチムの書き方【一つだけの場合】
下の図を見て下さい。
図の一番下のオレンジになっている部分にパッチムを入れて書きます。
①は子音と母音を上下に書く場合のハングル文字の時のパッチムの位置です。
いくつか例を見ていきましょう。
「고」に「ㄱ」というパッチムをつける時は「곡」と書きます。
他には「누」+「ㄴ」＝「눈」、「무」+「ㄹ」＝「물」となります。
②は子音と母音を左右に書く場合のハングル文字の時のパッチムの位置です。
「가」に「ㄱ」というパッチムとつける時は「각」と書きます。
他には、「니」+「ㅁ」＝「님」、 「허」+「ㄹ」＝「헐」となります。
漢字の要領で書けば大丈夫。
パッチムになることが出来る子音は、次のものです。
ㄱㄴㄷㄹㅁㅂㅅㅇㅈㅊㅋㅌㅍㅎ
そうです。反切表の基本の子音全てです。読み方については後で詳しく見てみましょう。
まずはどんな子音もパッチムになるんだという事を覚えておきましょう。
パッチムの書き方【二つの場合】
次はパッチムで子音が二つ来る場合の書き方です。
二重パッチムやダブルパッチムと呼ばれています。
二つ来ると言っても下敷きであるパッチムであることには変わりないので、基本的には下に二つ並べて書けば大丈夫です。
③は子音と母音を上下に書く場合のハングル文字の時のパッチムの位置です。
いくつか例を見ていきましょう。
「으」に「ㄹ」と「ㅍ」というパッチムをつける時は「읊」と書きます。
他には「뚜」+「ㄹ」+「ㅎ」＝「뚫」となります。
こちらも漢字の要領と同じです。
④は子音と母音を左右に書く場合のハングル文字の時のパッチムの位置です。
「가」に「ㅂ」と「ㅅ」というパッチムをつける時は「값」と書きます。
他には、「이」+「ㄹ」+「ㄱ」＝「읽」、 「사」+「ㄹ」+「ㅁ」＝「삶」となります。
図は間隔が等分されていますが、文字のバランスを見て少し大きさを変えることもあります。
あまり大きくなりすぎないように気を付けて書くのが、綺麗なパッチムのあるハングル文字をコツです。
まずは小学校の時に漢字を練習したのを思い出して、正方形の枠に点線のガイドがあるマスに書くことから練習して、慣れるのがおすすめです。
二重パッチムに来る組み合わせは決まっている
二重パッチムの書き方を見てきましたが、どんな子音でもパッチムになるわけではありません。
難しいなぁと心配になる必要はありません！
使われる2重パッチムと言うのは実は決まっています。
ㄻ ㄿ ㄵ ㄶ ㄺ ㄳ ㄼ ㄽ ㄾ ㅀ ㅄ
この11種類の子音の組み合わせだけです。
しかし、この11個を見て、一生懸命覚える必要はあまり、ありません。
それよりも、覚えたい単語が出てきたときに、単語ごとに、その都度覚えるのがおすすめです。
あまり難しく考えず、どんどん行きましょう！
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パッチムの読み方はローマ字式が覚えるのがおすすめ！
次は、パッチムの読み方です。
パッチムの読み方は、ローマ字式で覚えるのがおすすめです。
そうです。反切表でハングル文字の発音を覚えたのと同じ要領ですね。
例えば「각」の場合は、
「가」+「ㄱ」＝「각」
KA + K = KAK
フリガナを付けるとすると「カッ」となります。
「님」はNIMとなるので「ニム」、「물」はMURとなるので「ムル」となりますね。
でも、「ニム」と日本語で書くと正しい発音と比べるとおかしくなってしまいます。
正しくは、ム（MU）ではなくMの発音だけだからです。
より正しく覚えるために、カタカナと組み合わせて「ニｍ」のように書いて、解説しているテキストもありますね。
どちらでも自分に合っていればよいですが、なるべくなら正しい発音に近づけるために、反切表でひとつずつの子音の発音をしっかり覚えて、パッチムの段階に進むのがおすすめです。
しかし、パッチムの読み方はそれほど、難しくはありません。
子音14文字すべてがパッチムになりますが、実はパッチムになった時、たった7種類に集約されるからです。
詳しく見てみましょう。
韓国語おすすめ記事・韓国語は独学でマスターすることができるのか！？
パッチムの発音は7種類
子音が一文字だけのパッチムの場合、発音は7種類にまとめられます。
次の表で確認しましょう。
| パッチム | 発音 |
| ㄴ | ㄴ（N） |
| ㄹ | ㄹ（L） |
| ㅁ | ㅁ（M) |
| ㅇ | ㅇ(NG) |
| ㄱㅋㄲ | ㄱ（K） |
| ㄷㅌㅅㄲㅈㅊㅎ | ㄷ（T） |
| ㅂㅍ | ㅂ（P） |
下の3つのマスにあるものは、発音がパッチムになるとまとめて整理することが出来ます。
カッコの中にローマ字式で発音を覚えるためのアルファベットもあるので、慣れるまでは確認しながら覚えていきましょう。
まずは簡単な単語からパッチムを覚えよう！
上の表を参考に、まずは簡単なパッチムから読み方とセットで覚えていきましょう。
김치
これは「キムチ」のことですね。ハングルでパッチムの発音を確認すると「ム」ではなく「M」の発音になることが分かります。
한국
これは「ハングッ」、韓国のことです。
선생님
これは「ソンセンニム」、先生のことです。
三つともすべてパッチムが違うで発音も異なります。正しく区別して発音できるように練習しましょう。
韓国語勉強の壁【基本パッチム】の覚え方！まとめ
韓国語勉強の壁である【パッチム】の基本の覚え方を見てきました。
書き方、読み方をチェックしてきましたが、それまでに基礎である反切表でしっかりハングル文字を覚えていれば、乗り越えられるのではと思えたのではないでしょうか。
仕組みが理解できていれば、一文字ずつ覚えるというよりも、単語や文章の意味と一緒に書き方や発音を覚えていくのがおすすめです。
苦手意識を持つことなく、少しずつマスターしていきましょう！
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