韓国語のリスニングはどうやって勉強すればいい?効果的な方法は?レベルにあった最適な教材の選び方もチェック!
韓国語のリスニング、どうやって勉強すればもっとできるようになるでしょうか??
ゆっくりしたスピードならリスニングできるのに、ネイティブの人が話している会話はリスニングができない!
韓国語の文字や文章で見れば理解できるのに、音声だけでリスニングすると何を言っているのかわからない!
そんな風にリスニングは多くの人が苦手で苦労しているようです。
とは言っても、聞いても全然わからないから、どうやって勉強すればいいのか?何から始めれば上手になるのか、方法も分からないという人もいるでしょう。
しかし、リスニングはとても大切!
実際に韓国語を使うならば相手の話していることを聞いて理解するという事ができなければ、会話になりません。
逆にリスニングの力を伸ばせられれば、実際に韓国語を使った会話ができるので、知らない単語や文章をどんどん吸収し、ステップアップしていけます。
では、そんなリスニングをどうやって勉強していけばいいのか、効果的な方法や、自分のレベルにあったリスニングのための教材の選び方を見ていきましょう。
韓国語初心者にリスニングの勉強が難しい理由
まず、最初に「なぜ韓国語初心者にリスニングの勉強が難しいのか」その理由をチェックしていきましょう。
そこから、自分が苦手とする原因を探り、解決策を探していきましょう。
リスニングの勉強が難しい理由は、一つではありませんがいくつかのタイプがあります。
ここでは、初心者の人に韓国語のリスニングが難しい理由をおおきく4つのタイプでチェックしてみます。
文法(言い回しや表現)を覚えられていない
一つ目が、まだ韓国語の勉強を始めて間もない初心者の人は、まだ知らない韓国語の文法が多く、韓国語の言い回しや表現自体をあまり知らないという事が考えられます。
ボキャブラリー(単語)が少ない
二つ目が、知っている単語自体が少ない、ボキャブラリーが不足しているという事が考えられます。
知っている文法やボキャブラリーは、ある日突然増えるという事はありません。
一つずつ理解して、繰り返し練習して身に付ける必要があります。
一度覚えてもすぐに忘れてしまい、次に見た時には何だったか思い出せないなんて経験は誰にでもあると思います。
発音の聞き分けが出来ない
三つ目は、韓国語の発音の聞き分けができず、リスニングが上手くいかないという事が考えられます。
日本語でフリガナを付けると同じになるけど、韓国語では違う文字と書く発音は沢山あります。
例えば「オ」となるけど、韓国語では「ㅗ」や「ㅓ」となるものや、「カ」となるけど「가」「카」「까」となるなど。
他には、文章のどの位置にあるのかなどその時によって読み方が変わるものもあるので、韓国語は大変です。
そんな風に発音に慣れていない、または聞き分けができないと知っている単語でも音声だけではわからないという事が起きてしまいます。
スピードが速すぎる
四つ目は、リスニングに使っている音声のスピードが速すぎるという問題です。
実際に韓国の人と話せるようにリスニングを練習したいと思い、いきなり普通の会話のスピードで練習しているとすると、それは初心者の人には早すぎるスピードだと言えるでしょう。
だんだん上達してきて実践的なリスニングを鍛えたいと思うなら、いずれは早いスピードで練習することも必要ですが、最初の段階から早すぎるものは逆効果になってしまいます。
このように、リスニングが難しい理由はいろいろ考られます。
そこからわかる事として、初心者の人がリスニングの勉強をする時に気を付けたいポイントが分かりますね。
自分のレベルに合わせてやることが大切ということです。
難しぎるレベルで練習をしても、時間がかかるだけで効果が期待できません。
では、次にどうやって自分に合ったリスニングの教材(音声)を探せばいいのか、見つけ方を見ていきましょう。
自分の韓国語のレベルにあった教材の見つけ方
ここでは、初心者の人が自分に合ったリスニングの教材(音声)を探す方法ということで、見ていきますが、目安にしていただきたいのは「少しならわかる」です。
100%、一字一句聞き取れるものや、語尾や活用など細かい一部は除き、ほとんど言っていることが理解できるものは、簡単すぎる。
逆にほとんどなにを言っているのか聞き取れない、何のことを話しているのか全く想像もつかない、それは難しすぎる。
なので、具体的に「少しならわかる」くらいで挑戦してみましょう。一度聞いただけで、全部はわからなくても一部は聞き取れる、わかる単語があるくらいがちょうどよいと思います。
そして、最初からリスニングを高すぎるハードルにしてはいけません。
音声の長さ(ボリューム)も大切です。
最初は1分でも長い!30秒くらいで3つ、4つのフレーズから始めてみるのがおすすめです。
そして、意外と勘違いをしている人が多いようなのですが、リスニングの練習には音声だけでなく、韓国語の文字があるものでおこないましょう!
音声だけ、文字だけなら探すのは簡単ですが、リスニングを上達させていきたいなら、動画なら字幕、音楽なら歌詞という風に、手に入る教材で練習することが大切です。
これらの基準を踏まえて、難しすぎない・簡単すぎないに加え、まずは短い会話で、韓国語の文章が手に入るものという基準で、リスニングの教材を探しましょう。
教材といっても勉強のためと固くなる必要はありません。
参考書やテキストの方が、音声に合わせて韓国語の文章も手に入れやすいので簡単でおすすめですが、それ以外のところから探しても大丈夫です。
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初心者の韓国語のリスニングの勉強の進め方
リスニングのための教材の選び方を見てきたところで、いよいよ次は勉強の進め方です。
自分に合った音声とその韓国語の文章がある状態で始めてみましょう
- 韓国語の音声だけでリスニング
- 韓国語の文章(ハングル文字)を見ながらリスニング
- 分からない単語を調べて意味が分かった状態でリスニング
- 日本語訳と原文を一緒に見ながらリスニング
- 全体の意味が分かる状態で韓国語の音声だけでリスニング
同じ音声を何度も聞いて練習します。
まずは、韓国語の音声だけ、次は韓国語の文字を見ながら、そして意味を調べて、日本語訳と合わせてみながらリスニングというように、だんだん内容のヒントを増やしていきながら練習をします。
一つのステップで一回だけというわけでなく、何度も韓国語の音声だけを繰り返し聞くのもよいです。
一度目より二度目、三度目とどんどん聞き取れる内容が増えてくるはず。
そしてどうやっても分からないものを調べ、最後に仕上げのつもりで訳と照らし合わせて聞いて見ます。
この段階を踏むことで、自分がわからないものを明確に把握し、理解していくという過程を踏むことでリスニングがどんどん上手になっていきます。
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さらに効果を上げる韓国語リスニングの勉強方法
基本のリスニングの練習方法を見てきましたが、それに加えてさらに効果を挙げられる方法もあります。
リスニングだけでなく自分も声に出してみる
リスニングの音声に合わせて、聞くだけでなく自分でも声に出していってみましょう。
耳からだけでなく、口も使うことでより自分の力になります。
自分が話せる内容は聞き取りもおのずとできるようになるもの、発音の練習にもなりますし、真似して言ってみるという習慣を取り入れるのがおすすめです。
リスニングだけでなく韓国語を書き出してみる
もう一つの練習が、聞くだけでなく自分でも文字で書いてみるというものです。
これは単語をたくさん覚えたいという人にもおすすめの方法です。
聞こえたまま書き出しても、実際の文字を見てみるとリエゾン(連音化)していたり、子音が間違っていたりという事はよくあります。
でも、書きだすことで自分の間違いをはっきり確認し、正しく覚える事ができます。
自分の声に出すということもそうですが、聞くというインプットだけでなく、話したり書いたりするアウトプットを取り入れると、とても効果的な韓国語勉強になります。
是非、リスニングの練習に慣れてきたら取り入れてみて下さい。
韓国語のリスニングはどうやって勉強すればいい?まとめ
多くの人が難しいと苦労するリスニング。
特に初心者の人は難しい理由がたくさんありましたね。
韓国語のリスニングは、自分に合ったレベルの教材を見つけて、音声だけ、韓国語の文字を見ながら、わからない単語を調べながらと段階を踏んで、練習して行きましょう。
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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