韓国語のルールを覚えて正しい文法を勉強!
どの言語の勉強についても言えることですが、文法を学ぶのは簡単なことではありません。
韓国語を学んでいる人の中には、なかなか韓国語の文法のルールが覚えられなくて困っている人もいるのではないでしょうか。
そんな人のために、今回は韓国語を話す上で必要となる文法のルールについて解説していきます。
韓国語の文法がなかなか理解できないという人は、ここでまずは復習してみてください。
基本的な文法をきちんと整理すると、難しい文法にも挑戦できるようになりますよ。
なぜ韓国語は文法のルールを学んだほうがいいの?
韓国語の文法がなかなか覚えられないと、「文法なんて勉強する必要があるの?」と、イヤになってしまうかもしれません。
しかし、正しい韓国語を話すためには、文法のルールをマスターすることが必須です。
文法のルールを疎かにしていると、いつまで経ってもカタコトの韓国語から脱却することができません。
正しい韓国語を話すため
韓国語の文法の基本は、「主語+目的語+述語」です。
この文法は日本語と同じなので、極端な話、日本語で考えた文章に、韓国語の単語を当てはめていくだけで韓国語は話せるようになります。
韓国語と日本語の基本文型は同じなので、単語をとにかく増やしていくと、韓国語で会話することも可能です。
ただ、文法の知識が「主語+目的語+述語」だけで、これに単語を当てはめているだけでは、変な韓国語になってしまうこともあるでしょう。
正しい韓国語を話すためには、助詞や接続詞、疑問形や過去形など語尾の変化など細かな文法の知識を取り入れることが必要になります。
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韓国語のマスターしたい文法は?
韓国語を話す上でマスターしておきたいのが、①言葉をつなぐ助詞や接続詞、②疑問形や過去形など動詞の変化、③丁寧語や尊敬語のルールの3つ。
単語をいくら覚えていても、言葉をつなぐ助詞や接続詞を知らなければ、カタコトの韓国語しか話せず自分の気持ちを伝えられません。
また、疑問形や過去形などの動詞がどう変化するのか分かっていないと、質問しているのか、今の話なのか、過去の話なのか聞いている人は理解できません。
そして、特に重要なのが丁寧語や尊敬語のルール。
韓国は儒教の影響で上下関係がはっきりしているので、このルールを押さえておかないと韓国の人とのいい人間関係を築くことができません。
韓国語の文法その1:言葉をつなごう
言葉をつなぐのに必要なのが助詞、文と文をつなぐのに必要なのが接続詞です。
助詞と接続詞のルールを覚えて、正しい韓国語の文法をマスターしましょう。
助詞のルール
直前の単語によって使う助詞が決まっている
【主格(~は)】은(ウン)/는(ヌン)
【主格(~が)】이(イ)/가(ガ)
【所有(~の)】의(エ)
【目的・人(~に)】에게(エゲ)/한테(ハンテ)
【目的・物(~を)】을(ウㇽ)/를(ルㇽ)
【場所(~へ)】에(エ)
上記が最重要助詞になります。
単語と同時に覚えていくことで、韓国語が読めるようになってきます。
パッチムによって助詞の文字が変わる
【主格】や【目的・物】の助詞は2つ助詞があります。
なぜ2つあるかというと、パッチムがあり・なしで助詞が変わるというルールがあるからです。
【主格(~は)】の助詞の場合、直前の単語にパッチムがある場合は은(ウン)、ない場合は는(ヌン)。
【主格(~が)】の助詞の場合、直前の単語にパッチムがある場合は이(イ)、ない場合は가(ガ)。
【目的・物(~を)】の助詞の場合、直前の単語にパッチムがある場合は、을(ウㇽ)、ない場合は를(ルㇽ)。
正しい韓国語を話したいと思ったら、「パッチムによって助詞の文字が変わる」という文法のルールもマスターしないといけません。
接続詞のルール
ふたつの文を結びつける役割がある接続詞。
代表的な接続詞は以下のとおり
【でも】그런데(クロンデ)
【しかし】그러나(クロナ)
【そして】그리고(クリゴ)
【それで】그래서(クレソ)
【だから】그러니까(クロニッカ)
【どうせ】어차피(オチャピ)
【しかも】더구나(トグナ)
日常会話の中で意外と多用するのが、【どうせ】어차피(オチャピ)と【しかも】더구나(トグナ)ですので覚えるようにしましょう。
【とにかく】を表す接続詞は場面で使い分ける
아무튼(アムトゥン)、어쨌든(オチェットゥン)、그나저나(クナジョナ)、하여튼(ハヨトゥン)、これらは全て【とにかく】の接続詞です。
どれを使ったらいいか迷ったら、아무튼(アムトゥン)を使いましょう。
どんな場面でも使えるユーティリティー接続詞です。
어쨌든(オチェットゥン)は、やや軽い会話で使われます。
まずはこの2つを覚えておくといいでしょう。
漢字語の接続詞は日本語と意味が同じ
【結局】결국(キョㇽグッㇰ/結局)、【一旦】일단(イㇽタン/一旦)、【要するに】요컨대(ヨコンデ/要) 、【実は】실은(シルン/實)などが漢字語の接続詞。
日本語と同じ漢字をもとにしている接続詞は多く、日本人にとっては覚えやすくなっています。
韓国語の文法その2:動詞の変化を覚えよう
会話するときに使う動詞の形は現在形だけではありません。疑問形や過去形も使うことで、自然な会話をすることができます。
そこで今回は疑問形や過去形に変化させるときのルールを解説していきます。また、丁寧語や尊敬語のルールについても触れていきます。
疑問形や過去形のルール
疑問形のルール
名詞+입니까?(イㇺニッカ)、動詞・形容詞の語幹+ㅂ/습니까?(スㇺニッカ)が基本。
動詞・形容詞で疑問形を作るときは語幹のパッチムの有無によって形が少し変わるので気を付けましょう。例えば、語幹にパッチムがない単語は「ㅂ니까?」、語幹にパッチムがある単語は「습니까?」を付けて疑問形を作ります。
例)
日本人일본 사람(イㇽボンサラㇺ)⇒日本人ですか?일본 사람입니까?(イㇽボンサラミㇺニッカ)
食べる먹다(モッㇰタ)⇒食べますか?먹습니까?(モッㇰスㇺニッカ)
行く가다(カダ)⇒行きますか?갑니까?(カㇺニッカ)
会話では名詞の語幹+이에요?(イエヨ)、動詞・形容詞の場合は「ヘヨ体」というものが使われます。
例)
日本人일본 사람(イㇽボンサラㇺ)⇒日本人ですか?일본 사람이에요?(イㇽボンサラミエヨ)
食べる먹다(モッㇰタ)⇒食べますか?먹어요?(モゴヨ)
行く가다(カダ)⇒行きますか?가요?(カヨ)
過去形のルール
動詞の語幹+았습니다(アッスㇺニダ)/었습니다(オッスㇺニダ)が基本。
会話では動詞の語幹+았어요(アッソヨ)/었어요(オッソヨ)が使われるケースが多いです。
語尾に持ってくるハングルの使い分けのルールは、動詞の語幹の母音がㅏ・ㅗの時は、았습니다・았어요、それ以外のときは었습니다・었어요というルールがあります。
例)
食べる먹다(モッㇰタ)⇒食べました먹었어요(モゴッソヨ)/먹었습니다(モゴッスㇺニダ)
遊ぶ놀다(ノㇽダ)⇒遊びました놀았어요(ノラッソヨ)/놀았습니다(ノラッスㇺニダ)
丁寧語や尊敬語のルール
丁寧語のルール
丁寧語というのはタメ語(パンマル)の反対で日本語で言うと「ですます調」に当たります。
上で説明してた「습니다(スㇺニダ)/ㅂ니다(ㇺニダ)」と語尾が요で終わる「ヘヨ体」が丁寧語に当たります。
尊敬語のルール
パターン1:動詞+으시(パッチムあり)/시(パッチムなし)
例)
座る앉다(アンタ)⇒お座りになる앉으시다(アンジュシダ)
行く가다(カダ)⇒行かれる가시다(カシダ)
パターン2:動詞の置き換え
原形をとどめず尊敬語の動詞に置き換わるというパターンです。
このパターンの尊敬語は以下の5つほど覚えておけば十分でしょう。
食べる먹다(モッㇰタ)/飲む마시다(マシダ)⇒召し上がる 드시다(トゥシダ)
いる있다(イッタ)⇒いらっしゃる 계시다(ケシダ)
寝る자다(チャダ)⇒お休みになる 주무시다(チュムシダ)
話す말하다(マラダ)⇒おっしゃる 말씀하시다(マㇽッスマシダ)
死ぬ죽다(チュクタ)⇒亡くなる 돌아가시다(トラガシダ)
文法のルールは韓国語教室で学ぼう!
韓国語をマスターするには、助詞や接続詞を覚え、疑問形や過去形など動詞の変化、丁寧語や尊敬語にするときのルールなど覚えないといけません。
独学で文法のルールをマスターするのが厳しいなと感じたら、韓国語教室で勉強してみるのはいかがでしょうか?
韓国語は文脈によって微妙に使う言葉が変わるため、全部覚えるのは大変です。
独学だと、間違って覚えていても訂正してくれる人が誰もいないので、そのまま覚えてしまうかもしれません。
韓国語教室なら間違ったときは指摘され、分からないときも質問できるので韓国語の知識がより深まりますよ。
複雑な文法のルールをしっかりと把握したいというときには、ネイティブの講師がいるスクールで学ぶのが効率的でしょう。
日本最大の韓国語教室K Village(https://kvillage.jp/)は日本語堪能なネイティブの講師と楽しく韓国語レッスンを行っています♪また、1レッスン550円(税込)からでリーズナブルに1レッスン受けることができますのでぜひご検討ください。
まとめ
日本語と韓国語の基本文型は同じではありますが、やはり韓国語をマスターしようと思うと、覚えるべき文法のルールが数多くあります。
動詞を疑問形や過去形、丁寧語に変化させるルールを理解したら、知っている動詞をルールに則って疑問形や過去形に変えてみましょう。
試してみることで、自分が文法のルールをどれほどはっきり理解できているかも確かめることが出来ます。
確実かつスピーディーに文法をマスターしたいと思ったら、やはりネイティブに直してもらうのが一番です。
韓国語教室に通えば、ネイティブからの指導を受けられますので、韓国語のルールを早くマスター出来るでしょう。
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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