韓国の首都・서울(ソウル)について調べてみよう!使っている韓国語は標準語?他の方言は?
韓国の首都と言えば「ソウル」!
近くて便利に行けるし、おいしいものも、おしゃれなものも、体に良いものもそろっているソウルは人気の海外旅行先ですよね。
ハングルで書くと「서울」、英語表記は「Seoul」。
今回は韓国語というポイントに絞って、いろいろ「ソウル」について調べてみたいと思います。
ソウルで使っている韓国語は標準語?方言は?
まずソウルで使われている韓国語についてです。
ソウルで使われている韓国語は標準語なのでしょうか。
韓国語にも方言ってあるのでしょうか。
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日本は首都である東京で使われている日本語は、基本的に「標準語」と呼ばれています。
(厳密にいうと東京弁、江戸弁など方言に当たるといわれている言葉もあるそうですが)
ソウルで使われている韓国語も、厳密に言うと細かく分かれていて「서울말(ソウrマr)=ソウル言葉」という方言があるとのことなのです。
ですが、日本語と同じで首都で使われている言葉なので、ソウルで使われている言葉=標準語という認識で問題ないと思います。
つまりそれ以外に韓国語にも方言があるということ!
単語自体が違うものもあれば、語尾だけ少し変化するというもの、特定の音が違うように変わるというもの、文章や単語自体のイントネーションが違うもの、使う人の年代によって違うもの、などなど。
通常、私たちのような外国人が韓国語を学ぶ場合は標準語を勉強します。
もちろん、その韓国語は、そのままソウルに行っても通じます!
そして、方言を使う地域に行った場合、標準語なら知っている韓国語でもイントネーションや語尾、言葉が違ったりすることがあるので、わからなかったり、違和感があったりするということも当然起こりうるということ!
韓国語に自信がついてきたら、ソウルでの標準語だけなく、方言の韓国語にも挑戦してみるのも面白いかもしれませんね。
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ソウル以外で使われる韓国語の方言もチェック!
日本の東西比較で上がる場所と言えば「東京と大阪」ですが、韓国では「ソウルとプサン」です。
というわけで、ソウル以外の韓国語、方言が気になってきたところで一番代表できな韓国の方言である「プサン」の方言をいくつかチェックしてみましょう。
ありがとうございます
ソウル:감사합니다(カmサハmニダ)
プサン:감사합니데이(カmサハmニデイ)
まず一つ目のプサンの方言の特徴は「~습니다(スmニダ)」が「습니데이(スmニデイ)」となるところ。
語尾も「デイ~」とちょっと長く伸ばして言うとばっちりです。
ください
ソウル:주세요(チュセヨ)
プサン:주이소(チュイソ)
二つ目の特徴は「~세요(セヨ)」が「~이소(イソ)」となるところ。
「イ」のところをちょっと上げてアクセントをつけていうのがコツです。
何してるの?
ソウル:뭐 해?(ムォ ヘ)
プサン:뭐 하노?(ムォ ハノ)
三つ目の特徴はパンマル(ため口)になる時に語尾が「~노?(ノ)」となること。
「どこ行くの?」=「어디 가노?(オデ カノ)」というフレーズも有名です。
プサンの方言は聞いてみると、やわらかい印象でとても暖かいという人が多いです。
初めて聞くとちょっと戸惑うかもしれませんが、基本の標準語を知っていれば大丈夫。自然と慣れてくるでしょう。
また、勉強した標準語も、もちろんちゃんと通じますので心配いりません。
でも、プサンに行く機会があるなら、ちょっと練習して使ってみると地元の人と親しくなれるきっかけにもなると思うので、興味があるともっと調べてみるのも楽しいと思いますよ。
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韓国の首都ソウルは特別な都市
ソウルの韓国語、それ以外の方言について見てきたところで、次はソウルの都市自体についても見ていきましょう。
なんといっても韓国のソウルは特別な都市!
なぜなら「ソウル特別市」、ハングルで書くと「서울특별시(ソウrトゥkピョrシ)」だからです。
まず首都だからというのが一番の理由、そして韓国では「市」というのがそもそも特例なんです。
日本で「市」というと都道府県の次のくくりになるので、小さいイメージですが韓国ではそうではありません。
ちょっとややこしいのですが、日本で言う都道府県は韓国で言うと「市」や「道」に当たります。
さらに「市」は「特別市」と「広域市」があり、その下に「区」や「群」があります。
「道」のほうは「市」と「郡」があります。
とても分かりにくいので、表でみてみましょう。
特別市 | ソウル特別市 | ||
広域市 | 釜山広域市 | 大邱広域市 | 仁川広域市 |
光州広域市 | 大田広域市 | 蔚山広域市 | |
道 | 京畿道 | 忠清北道 | 忠清南道 |
全羅南道 | 慶尚北道 | 慶尚南道 | |
特別自治道 | 江原特別自治道 | 全北特別自治道 | 済州特別自治道 |
特別自治市 | 世宗特別自治市 |
名称に関してはいろいろと歴史的な背景があり、複雑になっていますが、ソウル市だけで言うと、もともとは京畿道の一部だったところを、戦後に独立を果たしたことを機に「道」と同じ権限を持つ地域として「市」と定められ、その後「ソウル特別市」となりました。
広域市となっている釜山、仁川なども同じく「道」から独立したものなんだとか。
でも、その中でもソウルは特別。
ソウル以外の場所は漢字で表記ができるのですが、ソウルだけは漢字表記ではないのも、歴史を経て新しく作られたものだからです。
市というだけでも特別な地域ですが、さらに首都なのでソウルは「特別」とつけられているんですね。
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魂=ソウルは韓国語で何て言う?
最後に、ソウルという言葉について、日本語の場合は「魂(たましい)」の英語に当たる【soul】が思い浮かびますよね。
「魂」という言葉自体には「心」や「精神」という意味もありますし、「幽霊」などの意味もあります。目に見えない、形のないものだけど体に宿っているものというイメージでしょうか。
英語では「soul」の他に「spirit(スピリット)」という言葉もこの「魂」に当たるでしょう。
では、韓国語ではどうなのでしょうか。
魂
혼
ホン
「魂」に当たる韓国語は「혼(ホン)」があります。魂という漢字を韓国語読みすると「혼」になります。
영혼(ヨンホン)と言って「霊魂」という漢字語の韓国語もあります。
例文を見るとわかりますが、韓国語でも日本語の「ソウル、魂」と同じような使い方をします
この歌手の歌声には魂がこもっています
이 가수의 목소리에는 영혼이 담겨 있어요
イ カスエ モkソリエヌン ヨンホニ タmギョ イッソヨ
これは彼の魂を表現している作品です
이것은 그의 영혼을 표현하는 작품입니다
イゴスン クエ ヨンホヌr ピョヒョナヌン チャkプミmニダ
首都のソウルとは全く違うものですが、せっかくなので覚えておきましょう。
韓国の首都・서울(ソウル)について調べてみよう!まとめ
韓国の首都・서울(ソウル)について調べてみようということで、言葉やソウル特別市について調べてみました。
韓国の中で私たちに最もなじみのあるソウルを知ることで、他との違いにも気づけます。
今回は軽めの内容でしたが、少し調べてみるとまだまだ知りたいこと、掘り下げてみたいことが出てきますね。

チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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