就職にもプラス?韓国語の試験を受けるメリットって?韓国語レベルを判断する3つの試験を解説!
韓国語のレベルですか?
う~ん、多分、中級くらいだと思うのですが……
短期間韓国に滞在した経験がある、もしくは独学で韓国語を勉強したことがある方は、自分の韓国語レベルがどのくらいなのか、聞かれたときに戸惑ってしまうこともあるのではないでしょうか。
初級のテキストがわかるくらいなので、初級のはずです!
ハングルの読み書きができるようになったので、初級の真ん中くらいだと思います!
実際のレベルはそこまで到達していなかったり、もっと理解ができていたり……自分ではわからないものです。
韓国語を身に付けて、韓国に関わる仕事に転職したいと、大きな目標を持っている方だと、より自分の韓国語レベルを説明できないと、就職活動で困ってしまいます。
そのため、韓国語スキルがどの程度なのかを、客観的に判断するため、韓国語の試験を受けてみよう!と思っている方も少なくありません。
ですが、韓国語能力試験・ハングル能力検定試験・韓国語能力評価試験と、いくつか種類があるらしく、どの試験を受験すればいいのかわからず……参考書コーナーで途方に暮れてしまうことも。
そこで今回は、韓国語の試験について、試験内容から受験するメリットまで解説していきます。
韓国語初級者はハングル能力検定試験がマスト
ハングル能力検定試験は、ハングル能力検定協会が主催する民間資格です。
このハングル能力検定協会は、1992年10月9日のハングルの日に設立されました。
韓国語の習得を目指す日本人を対象とした試験なので、日本国内でのみ実施され、設問も日本語表記となっていることに特徴があります。
日本語母語話者にとって、韓国語のなにが簡単で、何が難しいのかを把握することで、韓国語スキルをバランスよく評価することに重点を置いています。
では、ハングル能力検定試験では、どのようなレベルの問題が出されるのでしょうか。
ハングル能力検定試験の5級は、60分授業を40回受講した程度の初級で、基本的な言葉を理解して表現することができるというレベルと位置付けられています。そのため、韓国語初心者でも受験することができるといえるでしょう。
日本人を対象とした民間試験であるため、受験してもメリットがないのでは?と思っている方もいらっしゃるようですが、まったくメリットがないなんてことはありません。
例えば、ハングル能力検定試験1級を合格すると、通訳案内士試験で韓国語筆記試験が免除されます。一部の高校・大学ではハングル能力検定試験を単位として認めています。さらに、韓国語教師、翻訳・通訳、韓国企業でも、採用の条件としているところが増えているのです。
ハングル能力検定試験の受験することで、民間試験であることに関わらず、就職・転職に役立つメリットがあったのです。
上級者は韓国語能力試験を狙え!
韓国語能力検定試験(TOPIK) は、韓国政府(教育省) が認定・実施を担う、唯一の韓国語試験として、世界各地で開催されています。
韓国語を母語としない外国人、または在外韓国系住民が受験対象です。ハングル能力検定試験のように、日本語母語話者をターゲットにした試験ではないので、設問はすべて韓国語で表記されています。そのため、初心者にとってはハードルが高い試験だといえます。
試験はTOPIK1とTOPIK2の2種類に別れます。申し込むときにどちらを受験するか選択することになります。試験の成績によって、TOPIK1は1~3級、TOPIK2は4~6級が決定するのです。
では、韓国語能力検定試験では、どのようなレベルの問題が出されるのでしょうか。
1級は800語程度の基本的な単語と初級の基本文法を理解し、簡単な文章を作ることができるレベルと位置付けられています。きちんとハングルの読み書きをこなし、初級テキストの内容を理解できていれば合格できるレベルです。
4級のレベルでは、韓国のニュース番組や新聞の内容がある程度理解でき、会社で一般業務に差支えがない韓国語能力が求められるため、難易度が高くなっていることがわかります。
韓国語能力検定試験の成績は、韓国国内の大学留学における選考基準となっているため、韓国の大学へ留学を目指している方は、ぜひ受験しておきたい試験だといえます。最近では、多くの企業でも、入社条件として採用が進んでいるようです。
また、韓国政府の留学生奨学金制度や韓国の永住権取得などでも、韓国語能力を判定する材料とされています。
韓国語能力評価試験(KLAT)とは?
ハングル能力検定試験、韓国語能力検定試験に比べると、知名度が劣る「韓国語能力評価試験(KLAT)」。韓国語学習者でも、KLATの存在を知らないことも珍しくありません。
韓国語能力評価試験(KLAT)は、韓国政府(文化体育観光省) が認定・実施を担う、唯一の韓国語試験です。韓国語能力検定試験は、韓国政府が主宰していますが、教育省によって執り行われているので、これとは異なります。
韓国国内と世界各国で実施されており、その目的は韓国語を外国語(第二言語)として学ぶ人の韓国語によるコミュニケーション能力を体系的に作評価することにあります。
では、韓国語能力評価試験では、どのようなレベルの問題が出されるのでしょうか。
初級レベルの「B-KLAT基礎」は、学習時間150-200時間程度、最小限の言語使用能力があるかどうか判断されます。「KLAT中級」では、学習時間400-800時間程度、自立的な言語使用能力が求められ、「KLAT上級」においては、学習時間800時間以上を基準とし、熟達した言語使用能力があるかどうか見極められます。
ただし、ハングル能力検定試験、韓国語能力検定試験に比べ、日本国内だと東京・大阪でしか試験が実施されていないため、遠方在住の方にとっては受けることが難しい試験だといえます。韓国留学中に、韓国国内で受験するのもひとつの手でしょう。
韓国語の試験 まとめ
韓国語のレベルを判断する試験は、ハングル能力検定試験・韓国語能力検定試験・韓国語能力評価試験の3つがあり、それぞれ韓国国内の大学への留学や、韓国企業への就職・転職などに役立てることができます。
韓国語を独学で勉強されてきた方は、とくに自分の韓国語スキルがわからないはずです。そのため、ハングル能力検定試験の比較的簡単な級から受験して、自分のレベルを知ることから始めてみるのもいいかもしれません。
ある程度、これから韓国語を活用した進路を決めている方は、韓国語能力検定試験、韓国語能力評価試験を受験して準備を備える必要がありそうです。
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