韓国語コラム | 韓国語の基本のハングル!ハングル語?朝鮮語?どれが本当?いろんな呼び方をすっきり解説!

韓国語の基本のハングル!ハングル語?朝鮮語?どれが本当?いろんな呼び方をすっきり解説!

お隣の国で使われている韓国語、その韓国語の文字であるハングル。これくらいは知っていて当然ですよね。しかし、韓国語と呼んでいるこの言葉ですが、ハングル語と呼ばれていたり、朝鮮語と呼ばれていることもあり、どれが本当の呼び方なのか、何が正しいのか、どういう違いがあるのかなどはいまいちあいまいでですよね…

身近にあるハングルですが、そう考えると知らないこともたくさんあります。なんだかすっきりしないあいまいな呼び方など、だれもが持つ疑問についてまとめてみました。

ハングルのいろんな呼び方~韓国語?ハングル語?朝鮮語?~

韓国で使われている文字と言えば、ハングル。韓国語を勉強しよう!となればひらがな、カナカナのように基本となる文字であるハングルが使われている韓国語ですが、ハングル語や朝鮮語と言ったいろんな呼び方があり、どれが本当の呼び方なのか、またどういう風に違いがあるのかなど言われてみれば不思議なことがあると思いませんか??

ご存知の通り韓国、正式には「大韓民国」は、朝鮮半島にある国で、戦争が原因で南北に分断されてしまった国です。北緯38度の軍事境界線で区切られていて、北朝鮮と呼ばれる朝鮮民主主義人民共和国と、韓国になっていますよね。しかし、使っている言葉は基本的には同じものです。しかし、韓国で使われているから韓国語と呼ぶのであって、北朝鮮では朝鮮語と呼ぶのが正しそうですが…正確にはどうなのでしょうか。また使われている文字、ハングルは同じものなのでしょうか?呼び方はどちらもハングルと呼ぶのでしょうか。

考え始めると、いろいろ疑問が浮かびますね。整理してみましょう。

韓国語と朝鮮語は何が違うの?ハングルは同じ?

韓国で使われている言葉は、韓国語。文字はハングル。

ですので、まず、「ハングル語」という言葉は間違いということになります。これは日本語で言うと「ひらがな語」や「カタカナ語」と呼んでいるのと同じようにおかしいことはわかりますよね。ハングルは文字のことです。

そして、韓国語、朝鮮語という区別はご想像の通り。韓国語は南の韓国で使われているものをさし、朝鮮語は北朝鮮で使われているものを指すというのが一般的な認識です。ハングルで書くなら「조선어(チョソノ)」「조선말(チョソンマル)」となります。

そして文字であるハングルですが、北朝鮮の場合は「조선글(チョソングル)」や「조선글자(チョソングルチャ)」と呼ぶのだそうです。ハングルのハンという音が、韓国の韓に通じるためハングルとは呼ばないのだそうです。

しかし、実際に使っている言葉も文字も、基本的には同じ。韓国で使われているハングルは北朝鮮でも通じますし、韓国語も通じます。とはいえ、地域ごとに方言があるように、若干異なるような言い回しや単語は存在するのだそうですよ。

韓国語とハングルに様々な呼び方があるのはこういった複雑な歴史的要素がかかわっていることが原因のようですね。

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ハングルは韓国で生まれた知識の革命とも呼ばれる素晴らしい文字

さて、呼び方の区別についてご案内したハングルですが、「知識の革命」とも呼ばれている素晴らしい文字であるということもご紹介しておかなければならないでしょう。

ハングルはその昔、学問は上流階級にのみ許されていたため、文字の読めない平民にも読める文字をと考えた王様が作り出した文字。それまでは中国の影響で韓国でも漢字が使われていました。漢字は難しく、平民が覚えるようになるのは大変だと、そのため効率よく習得が出来るように、子音と母音の組み合わせで、書いたり読んだりができるようにととても考えて作られているのがハングルなのです。

実際にはヤンバンと呼ばれる上流階級や学者の反対などが原因で、定着するまでには時間がかかったハングルですが、このように考えられて作られたという背景から「知識の革命」とも呼ばれる素晴らしい文字であるということが知られています。すごいですね。ハングルを覚えてみたくなりませんか?

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韓国語の文字はハングルだけ!でも昔は漢字も使っていた

素晴らしい文字であるハングルが使われている韓国語ですが、文章になっている状態を見たことはありますか?日本語ではひらがなに漢字やカタカナが混ざって使われていますが、韓国語の場合は基本的にはハングルのみが使われています。(どちらもアルファベットが入っていることはありますが)

でも、韓国語には漢字語という言葉があり、日本語に使われているものとも共通点が多いことも良く知られています。例えば、「自動車」これは韓国語では「チャドンチャ」、ハングルでは「자동차」と書きます。元々は同じ自動車という漢字語からきており、発音もとてもよく似ていますよね。

このような漢字語は実は韓国でも昔はハングルではなく漢字を使って書かれていたということはご存知でしょうか。使わなくなったのには、これも戦争などの歴史的な原因なのですが、昔は韓国語もハングルの中に漢字が混ざった状態で使われていました。

もし、現在もそうであったら韓国語やハングルの勉強は日本人にとってもう少し楽だったかもしれませんね。しかし完全には同じではなく、違うものもあるので本当に楽になるかどうかはわかりませんが、似ている単語が漢字語などで多いことは事実です。

韓国語には「ハングル」のようにハンが付く言葉がたくさん!

さて、韓国語に使われているハングルについてあれこれ見てきましたが、ハングルの意味も見ておかなければなりませんね。ハングルは「偉大なる文字」という意味なのです。韓国がハングッ(한국)、文字がグル(글)ということから、韓国の文字でハングルと思う人も多いようですが、ちょっと違います。

しかし、韓国はハングッ(한국)というのに、ハングルのようにハンと付く単語が韓国語にはたくさんあります。韓国を意味する単語が多いのでまとめて覚えてみましょう。

한복(ハンボッ):韓服
한식(ハンシッ):韓食
친한(チナン):親韓
한일전(ハニルジョン):日韓戦

韓服は、チマチョゴリなどの韓国のÐ年頭衣装のことです。韓食は韓国料理のことで、親韓とは韓国が好きな人や立場を言う言葉です。

日韓戦は、サッカーや野球など日本対韓国の時によく使われる言葉ですが、ハングルの場合は、韓日戦をハングルで言うので한일전といいます。日本も韓国も自分の国を最初に書くのは同じですね。

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韓国語の基本ハングルのいろんな呼び方のあれこれまとめ

韓国語の基本となるハングルについて、呼び方から成り立ちなど、いろいろなエピソードをまとめてみました。

韓国語の勉強以外にもこんな角度からハングルについて掘り下げてみるのも面白いですね!もっとハングルと仲良くなりましょう。

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