韓国語の濃音化とは?そもそも平音・濃音・激音って何?発音のコツもチェック!
韓国語を勉強し始めると、最初のほうにぶつかる壁が「濃音化」ではないでしょうか。
「のうおんか」と読みますが、こんな言葉は韓国語を勉強するまで聞いたことがなかったよという人がほとんどではないでしょうか。
言葉の意味も分からなければ、濃音・激音などの発音がまた難しい…
そうやって韓国語に苦手意識を持っていませんか?
今回は、そんな濃音化を少しでも身近に感じられるよう、掘り下げてみたいと思います。
韓国語の濃音化とは?日本語の「っ」でイメージしてみよう

韓国語の濃音化。
こんな風に聞くとすごく特別で、難しい専門用語のように聞こえてしまうかもしれません。
でもそんなことはありません。
実は、この濃音化と同じような現象は、私たちの身近な日本語にも存在します。
具体的に見ていきましょう。
わかりやすいのが【学校】です。
【学校】は一文字ずつ漢字で書くと「学(がく)」と「校(こう)」ですよね。
でも、つなげて読むときに「がくこう」とは言わず、自然と「がっこう」と発音しています。
「がくこう」より「がっこう」のほうが言いやすいからですよね。
日本語では意識せずに使っていますが、これを初めて外国の人が勉強するとなるとややこしいはず。
「学」は「がく」で、「校」は「こう」なのに、つなげると「がっこう…」
ああ、日本語って難しい…
そんな声が日本語を勉強している人から聞こえてきそうですよね。
私たちが韓国語の濃音化を難しいと思うのは、これとよく似ています。
他にもいくつか例を挙げてみますね。
「洗濯(せんたく)」+「機(き)」=「せんたっき」
「欠(けつ)」+「席(せき)」=「けっせき」
「切(せつ)」+「鹸(けん)」=「せっけん」
このように、あとの音が「っ」を含んだような強い音に変わるのが「濃音化」です。
日本語の「がくこう」が「がっこう」になるあの感覚が、韓国語でも同じように起きていると考えると、少し親しみが湧いてきませんか。
「特定の文字が並んだときに、音がギュッと強くなる現象」なんですが、まずは「濃音化って言いやすく言葉が変わっている現象なんだ」くらいでリラックスして捉えてみてください。
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そもそも平音・濃音・激音って何?3つの音の違いをおさらい!

濃音化を掘り下げる前のおさらい。「平音・濃音・激音」です。
韓国語の基本の音には3つのグループがあります。
それが平音・濃音・激音なのですが、日本語にはそういったグループはないので初めて韓国語を勉強する時にはわからなかったですよね。
具体的な例で見ていきましょう。
韓国語で「歌手」は「가수(カス)」、「カメラ」は「카메라(カメラ)」、「さっき」は「아까(アッカ)」といいます。
読み仮名に注目してほしいのですが、どれもカタカナで書くと全部「カ」になっていますが、実はハングルでははっきり書き分けられているのに気づきますか。
「가 카 까」はカタカナで書くと「カ」ですが、韓国語では区別されます。
韓国語の勉強を始めるとき、この発音の区別をマスターするのに誰しもが苦労します。
「가 카 까」 「다 타 따」のように練習したという人も多いのでは。
それぞれの個性を、日本語のイメージでおさらいしてみましょう。
◇平音(へいおん):가(カ) 日本語の「階段」の「か」のように、力を抜いてリラックスして出す普通の音です。
私は歌手です
저는 가수예요
チョヌン カスエヨ
◇激音(げきおん):카(カ) 喉の奥から「カッ」と強い息を吐きながら発音する音です。
カメラを貸してください
카메라를 빌려 주세요
カメラルr ピrリョ ジュセヨ
◇濃音(のうおん):까(カ) 喉をギュッと詰めて、息を漏らさずに「ッカ」と鋭く出す音です。
さっき、友達に会いました
아까 친구를 만났어요
アッカ チングルr マンナッソヨ
濃音化を掘り下げるうえで、まずはこの辺りをおさらいしておきましょう。
韓国語の濃音化が起きるきっかけ!文字の組み合わせに注目

それでは本題の「濃音化」ですが、本来は平音なのに、特定の条件で「濃音」になる現象です。
「濃音化」がどんな現象か分かったところで、次はどんなときに起きるのか、そのルールをチェックしてみましょう。
少し専門的に聞こえるかもしれませんが、仕組みは意外とシンプルです。
基本のルールは、パッチム「ㄱ, ㄷ, ㅂ」のあとに「ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈ」がくるとき、「濃音化」が起こります。
そう聞くと、いろいろ覚えないといけないと思うかもしれませんが、あまり意識する必要はありません。
ルールを覚えていなくても慣れてくると、次の文字を発音しようとしたときに自然と力がこもって、後ろの音が濃音(詰まった音)に変わるようになります。
実際の単語で、その変化を感じてみてください。
学校
학교
ハッキョ
食堂
식당
シkタン
雑誌
잡지
チャpチ
ルールを丸暗記しようとしなくても大丈夫です。
「前の文字にパッチムがあるから、後ろの音がちょっと力んじゃうんだな」くらいの気持ちで眺めてみてください。
実際に口に出してみると、自然と濃音になるはずです。
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韓国語の濃音化をかっこよく決める発音のコツ

濃音化のルールがわかったら、次は実際に声に出してみたくなりますよね。
最初は日本語ではあまり使わない発音なので、戸惑いがあると思いますが、スポーツと一緒。
練習すれば必ずできるようになります。
濃音を出すためのコツを、いくつかご紹介します。
◇喉を「クッ」と止めるイメージ
日本語で「ったく、もう」と少し怒り気味に言うときの、最初の「っ」を思い浮かべてみてください。
一瞬だけ喉の奥にグッと力を入れて息を止めると、あとの音が鋭く出やすくなります。
その感覚で濃音を発音してみてください。
◇ティッシュを使ってチェック
激音(카)を発音するときは、口の前に持ったティッシュがふわっと揺れるくらい息を出します。
逆に濃音(까)のときは、正しく発音できているとティッシュがピクリとも動きません。
息を喉でせき止めてみるイメージで、発音を練習してみてください。
◇頭の中に「っ」を置く
文字としては書いていなくても、頭の中で小さな「っ」を準備してから次の文字を弾くように出してみましょう。
「ハッキョ」なら、心の中で少し「ハッ」と溜めるイメージ。
そこから「キョ」と言う感じです。
と、いろいろなコツがありますが、実際の音声を聞いてそのまま真似をしていくという練習をすれば大丈夫。
前の文字の「勢い」が残ったままパッチムで口や喉を閉じ、次の文字を発音しようとすると、音は自然と濃音になります。
たとえ上手に言えなくても、ここで止まる必要はありません。
発音が少しくらいおかしくても、外国語ですから!
それくらいの気持ちでどんどん話していきましょう。
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韓国語の濃音化とは?まとめ

苦手意識を持っている人が多い、韓国語の濃音化。
少しでもハードルを下げて、リラックスして取り組めるように濃音化について掘り下げてみました。
最初は「ルールがいっぱいあって大変」と思うかもしれませんが、心配する必要はありません。
日本語で「がっこう」や「せんたっき」と無意識に言っているように、韓国語の濃音化も意識しないで言えるようになっていきます。
発音をマスターするポイントは、音を一つずつバラバラに練習するよりも、実際の単語や文章を使って、声に出して練習すること。
実際にネイティブの音声をたくさん聞いて、それを真似して話してみることも大切です。
耳が慣れてくると、ドラマのセリフなども今まで以上にクリアに聞こえてくるはずです。
リラックスして練習していきましょう。
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2015年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴10年以上。 レッスン通算時間は約15,000時間、約600人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、韓国語講師育成チームなど幅広い分野で活躍。
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