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韓国語は単語と文法どっちから?ハングルの次の勉強と覚え方を初心者向けに解説

  • 韓国語コラム

この記事の目次

韓国語は単語と文法どっちから?結論は「少しずつ一緒に」

ハングルを少し読めるようになると、次に迷いやすいのが「単語を先に覚えるのか、それとも文法から始めるのか」です。単語帳を一冊終えてから文法へ進もうとすると時間がかかりますし、文法だけ先に覚えても、文に入れる言葉がなければ練習できません。

韓国語は、身近な単語を少し覚えたら、すぐに短い文法へ入れ、「単語→文法→自分の一文」を小さく繰り返すのが基本です。

たとえば학교(学校)と가다(行く)を覚えたら、そこで単語の暗記を止めず、학교에 가요.(学校へ行きます)まで作ります。次は학교を회사(会社)へ変えれば、同じ文法で別の文を言えます。

単語だけでも文法だけでも会話は広がりにくい

単語を知っていれば、聞き取りで意味を拾えたり、旅行先で必要な言葉を一語で伝えたりできます。ただ、理由や時間、否定、希望まで伝えようとすると、単語を並べるだけでは足りなくなります。

単語は「何を言うか」の材料、文法は「どうつなげて伝えるか」の形なので、二つを離さず覚える方が実際の韓国語につながります。

迷ったら「次に言いたい一文」から決める

「学校」という単語は知っているのに「学校へ行きます」が言えないなら、今足りないのは文法です。反対に、文の形は分かるのに「病院」「予約」「辛い」のような言葉が出てこないなら、単語を増やす番です。

先に終わらせる科目を決めるのではなく、作りたい一文に足りない方へ戻ると、単語と文法の順番で迷いにくくなります。

韓国語学習全体をどの順番で進めるか知りたい場合は、韓国語を勉強する順番の解説を見ると、ハングルから会話までの流れを一度に整理できます。

ハングルの次は単語を少し覚えて、すぐ短い文にする

ハングルを覚えたあと、最初から何百語も暗記してから文法へ進む形にはしません。家族、学校、食べ物、移動など、自分が日常で使いそうな言葉から少しずつ選び、その日のうちに短い文へ入れます。

最初の単語は「覚えやすい言葉」だけでなく、「自分の文に入れやすい名詞・動詞・形容詞」を混ぜて選ぶと使い道がすぐ見えます。

名詞だけでなく動詞・形容詞も一緒に覚える

名詞だけを増やすと、物の名前は分かっても動作や気持ちを言いにくくなります。가다(行く)、먹다(食べる)、보다(見る)、좋아하다(好きだ)のような基本語も一緒に覚えておくと、短い文へつなげやすくなります。

「学校・会社・コーヒー」のような名詞と、「行く・飲む・好き」のような言葉を組み合わせると、一つの文法から何通りも練習できます。

先に覚えやすい言葉 文にすると
학교(学校)+가다(行く) 학교에 가요.(学校へ行きます)
커피(コーヒー)+마시다(飲む) 커피를 마셔요.(コーヒーを飲みます)
한국어(韓国語)+공부하다(勉強する) 한국어를 공부해요.(韓国語を勉強します)
영화(映画)+좋아하다(好きだ) 영화를 좋아해요.(映画が好きです)

単語は日本語だけでなく音も一緒に覚える

ハングルを見て意味だけ言える状態より、音声を聞いて、自分でも一度声に出した方が会話や聞き取りへつながります。日本語のカタカナは発音の目安にはなりますが、それだけに頼ると韓国語の音を取り違えやすくなります。

単語を覚えるときは「ハングルを見る→意味を思い出す→音を聞く→声に出す」までを一組にすると、文字と音が離れません。

ハングルをまだほとんど読めない場合は、単語と文法を急ぐ前にハングル文字の仕組みへ戻って、簡単な文字を読める状態を作ります。

「韓国語は単語だけ覚えればいい」は本当?

韓国語は日本語と基本的な語順が近いため、「単語さえ知っていれば何とかなる」と言われることがあります。確かに、単語が多いほど聞き取れる部分は増えますし、一語でも相手に用件を伝えられる場面はあります。

ただし、日本語と韓国語はすべて同じ仕組みではなく、助詞、語尾、活用、丁寧さの違いがあるため、単語だけで学習を続けるのはおすすめできません。

語順が近くても文法を飛ばせない

「私はコーヒーを飲みます」と저는 커피를 마셔요.は、どちらも「私は→コーヒーを→飲みます」という並びです。この近さは日本語話者にとって助けになりますが、은/는、을/를、-아요/어요の使い方は韓国語として覚える必要があります。

日本語の語順を手がかりにできる場面は多くても、韓国語の助詞や語尾まで日本語と同じではないので、短い文法から覚えていきます。

単語だけで伝わる場面と、文が必要な場面を分ける

飲食店で「물(水)」と言えば水が欲しいことは伝わるかもしれません。しかし「水をください」「冷たい水はありますか」「水は要りません」まで言うには文法が必要です。

単語は緊急時にも役立つ強い道具ですが、会話を一語から一文へ広げるには文法が欠かせません。

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最初の文法は「知っている単語を入れ替えられる形」から

単語と文法を並行すると言っても、初級文法を一度に全部覚えようとすると、かえって使う場面が分からなくなりやすいです。最初は、知っている名詞を入れ替えるだけで何度も使える形から始めると、単語の復習も同時にできます。

「私は○○です」「○○へ行きます」「○○を食べます」のように、単語を入れ替えやすい基本文を一つずつ増やします。

「私は○○です」で名詞を入れ替える

丁寧な会話では저(私)を使い、저는 학생이에요.(私は学生です)のように言えます。前の名詞にパッチムがあれば이에요、なければ예요を使います。より改まった場面では입니다もよく使われます。

文法を覚えた日は、学生・会社員・日本人・好きな物など、自分に関係する名詞へ入れ替えて三つほど文を作ると形が残ります。

日本語 韓国語
私は学生です。 저는 학생이에요.
私は会社員です。 저는 회사원이에요.
これは本です。 이것은 책이에요.

은/는の「スン」は別の助詞ではない

이것은は、会話で「イゴスン」に近く聞こえます。これは이것のパッチムㅅが、後ろの은とつながって発音されるためです。

이것은の「슨」に聞こえる部分は、別の助詞「슨」が付いたのではなく、이것+은を続けて発音した結果です。

書くときは이것은のままです。発音の変化と、助詞そのものの形を分けて覚えると混乱しません。

文法を詳しく覚える順番は別記事へ分ける

この段階で必要なのは、単語を文へ入れる経験です。助詞、活用、過去、否定、希望などをどの順番で覚えるかまで一度に広げると、「単語と文法どっちから?」という迷いから離れてしまいます。

文法そのものを何から覚えるか知りたい人は、単語との比べ方とは分けて学ぶ方が整理しやすくなります。

文法の順番を詳しく知りたい場合は、韓国語の文法を覚える順番で、助詞や活用から先へ進む流れをまとめています。

単語と文法を一緒に覚える3つの練習

覚えた単語や文法は、見るだけより実際に使った方が自分の中に残ります。難しい会話練習へ進まなくても、短い一文を材料にすれば、初心者でも単語・文法・発音を同時に動かせます。

おすすめは「単語を入れ替える」「一文を少し変える」「声に出して戻す」の三つで、どれも新しい知識を大量に増やさず練習できます。

練習1|同じ文法で単語だけ入れ替える

학교에 가요.が言えたら、학교を회사(会社)、병원(病院)、카페(カフェ)へ変えます。文法はそのままなので、単語を増やしながら에と가요の使い方も何度も復習できます。

一つの文法につき単語を二つ、三つ入れ替えるだけでも、「意味を知っている単語」が「自分で使える単語」に変わります。

練習2|肯定文を質問や否定へ少し変える

오늘 공부해요.(今日勉強します)が言えたら、오늘 공부해요?(今日勉強しますか?)と聞いたり、오늘은 공부 안 해요.(今日は勉強しません)へ変えたりします。

一から新しい例文を作らず、知っている一文を少し変えると、前に覚えた単語を残したまま文法だけ増やせます。

練習3|日本語を見ずに短い文を声に出す

最後は韓国語の一文だけを見て意味を思い出し、次に文字を隠して言ってみます。音声付き教材なら、聞いたあとに同じ速さやリズムをまねすると発音の練習にもなります。

単語帳の一語を思い出すだけで終わらず、一文を口から出すところまで行うと、単語と文法を同時に引き出す練習になります。

単語を増やすとき・文法を増やすときの見分け方

勉強を続けると、「今日は単語をやるべき?文法をやるべき?」という迷いがまた出てきます。そのときは、今の自分がどこで止まったかを見れば、次に足すものを決められます。

言いたい物や動作の名前が出なければ単語へ戻り、単語は分かるのに文にできなければ文法へ戻る、と分ければ迷いません。

こんなときは単語を増やす

文法の形は分かるのに、食べ物、場所、気持ち、趣味など言いたい内容の韓国語が出てこないなら、単語不足です。自分がよく話すテーマを一つ選び、その場面で本当に使いそうな言葉からまとめて増やします。

「文の形は作れるのに中身がいつも同じ」なら、今は文法書を先へ進めるより、使いたい単語を増やす方が会話を広げられます。

こんなときは文法を増やす

単語は分かるのに、「昨日行った」「行きたくない」「一緒に行こう」のような意味へ変えられないなら、文法不足です。過去、否定、希望など、今言えない形を一つ選んで学びます。

知っている単語を並べても言いたい関係が作れないときは、単語を追加するより、その意味を作る文法を一つ覚えます。

困っていること 次にやること
物や場所の名前が出ない 単語を増やす
動作の言葉が少ない 基本動詞を増やす
単語は分かるが文にできない 基本文法へ戻る
過去や否定が言えない 必要な文法を一つ足す
読めるが口から出ない 短い文を音読する
何から勉強するか全体で迷う 10503の学習順番を確認する

単語の覚え方は「一語ずつ」より「使う場面ごと」

単語を覚えること自体が苦手な人は、五十音順のようにばらばらの言葉を並べるより、自分が使う場面ごとにまとめると意味を思い出しやすくなります。

家族、学校、仕事、食事、旅行など一つの場面を決め、そこで使う名詞・動詞・形容詞を短い文と一緒に覚えます。

単語帳には一語だけでなく短い例文も残す

커피(コーヒー)だけを書くより、커피를 마셔요.(コーヒーを飲みます)まで残しておけば、을/를と마시다も一緒に復習できます。最初は、意味をすぐ思い出せる短い例文の方が繰り返しやすいです。

単語帳を見るたびに一文まで声に出せる形にすると、単語の意味だけでなく「どう使うか」も一緒に戻ってきます。

復習は「思い出す」時間を作る

同じページを何度も読むだけでは、見れば分かる状態から抜けにくいことがあります。日本語を隠して韓国語を言う、韓国語を隠して意味を言う、例文の一部を空けるなど、自分で思い出す時間を入れます。

覚えた直後だけで終わらず、少し時間を空けて何度か思い出す練習を入れると、単語を長く使いやすくなります。

日本語の50音をハングルで書きたい場合は、韓国語の単語学習とは目的が違うため、日本語の50音をハングルで書く一覧を見ると、名前や日本語の音をどう表すかを分けて考えられます。

ハングルの次に単語・文法以外も必要?発音や会話は並行でいい

「単語と文法のどちらから」という二択で考えていると、発音や聞き取り、会話を後回しにしがちです。ただ、単語を覚えるときに音を聞き、文法を覚えるときに一文を声に出せば、別の勉強時間を大きく増やさなくても並行できます。

単語と文法を中心に進めながら、覚えた同じ材料を「読む・聞く・言う」に使えば、発音や会話も初級から少しずつ入れられます。

発音は単語を覚える日から始める

韓国語には日本語にない音や発音変化があるため、文字だけで読み方を決めると実際の音とずれることがあります。文字だけを見て自己流の読み方を固定する前に、教材の音声や先生の発音を聞き、自分でもまねします。

単語を10個書くより、その中の数語でも音を聞いて正しく言える方が、後のリスニングや会話へつながります。

短いあいさつは文法を全部覚える前から使える

안녕하세요、감사합니다のような短い表現は、文法を細かく説明できなくても会話で使えます。知っている表現を声に出すことは、単語や文法の勉強と矛盾しません。

「文法を終えてから会話」ではなく、今分かる短い表現だけ先に使い、あとから仕組みを学び直しても問題ありません。

あいさつや短い日常表現は韓国語のあいさつ・日常会話フレーズにまとまっているので、覚えた表現を声に出す材料として使えます。ハングルの次に単語・発音・あいさつ・文法をどう組み合わせるか広く知りたい場合は、ハングルの次にする韓国語勉強で、次の段階全体をまとめて読めます。

韓国語の単語と文法でよくある質問

単語と文法を一緒に進めると分かっても、「何語覚えたら文法へ行く?」「ハングルを完璧にしてから?」など細かな迷いは残ります。最後に、初心者が単語と文法を進めるときに迷いやすい点を、実際の判断に使える形で整理します。

目安の数字を先に決めるより、短い文を一つ作れるかを基準にすると、自分の今の段階に合わせて進められます。

Q. 単語を何個覚えたら文法を始めますか?

「○語覚えたら文法へ進む」と固定の数を決めなくても、身近な単語が少しあれば始められます。身近な名詞と基本動詞を少し覚えた時点で、저는 ○○예요.や○○에 가요.のような短い文を作り始めます。

単語帳を一冊終えるまで待たず、知っている言葉が一文に入るようになったら文法を始めて大丈夫です。

Q. ハングルは完璧に覚えてから単語へ進みますか?

基本の子音と母音を見ながら簡単な文字を読めるなら、短い単語にも触れ始めます。パッチムや発音変化は、実際の単語を読みながら戻って覚える方が理解しやすい場面もあります。

「ハングルを全部暗記してから次へ」ではなく、読める文字を単語で使い、分からない文字や発音へ戻る流れでも進められます。

Q. 韓国語は日本語と文法が同じだから簡単ですか?

基本の語順や助詞を使う点など似ている部分はありますが、発音、活用、語尾、敬語、自然な言い回しまで同じではありません。「日本人なら文法を勉強しなくても分かる」という意味ではありません。

日本語と似ている部分は学びやすさに使い、違う部分は韓国語として一つずつ覚えるのが安全です。

Q. 独学なら単語帳と文法書を一冊ずつ用意しますか?

手元の教材で短い単語と初級文法を往復できるなら、最初から何冊もそろえなくても学習は進められます。教材を増やすより、一冊の例文を自分の言葉へ入れ替えて使う方が進み具合を見やすくなります。

単語帳と文法書を使う場合も別々に終わらせず、同じ日に覚えた内容を一文でつなげます。

Q. どのくらいで話せるようになりますか?

学習時間、触れる頻度、目標、会話練習の量で大きく変わるため、「3か月なら話せる」のように一律には決められません。まずは自己紹介や毎日の行動を短い文で言える状態を一つの区切りにします。

期間だけを追うより、「知っている単語で一文を作れる」「聞いた基本文をまねして言える」といったできることを増やしていきます。

韓国語の勉強全体について、独学・教材・聞き取りまでまとめて考えたい場合は、韓国語の勉強法で、単語と文法以外の進め方も含めて整理しています。

【まとめ】韓国語は単語と文法を往復しながら覚える

韓国語は「単語を全部覚えてから文法」「文法書を終えてから単語」と完全に分けるより、二つを行き来した方が実際の文へつなげやすいです。ハングルを少し読めるようになったら、身近な単語を覚え、短い文法に入れ、言いたい一文に足りない方へ戻る。この繰り返しなら、覚えた単語をすぐ文へ入れながら、必要な文法も一緒に増やしていけます。

迷ったときは「単語か文法か」ではなく、「次に言いたい一文に足りないのはどちらか」で決めるのが一番分かりやすい方法です。

【おさらい】今日からは一語覚えたら一文作る

新しい単語を覚えたら、その単語を使う短い文を一つ作ります。新しい文法を覚えたら、知っている単語を二つ、三つ入れ替えます。この小さな繰り返しだけでも、単語と文法が別々の暗記で終わりにくくなります。

「학교を覚えた→학교에 가요.まで言う」のように、一語を一文まで動かす習慣を付けると、覚えた韓国語を使う練習へ自然につながります。

一人で勉強していて、助詞や活用が合っているか分からなくなった場合は、K Villageで先生に自分で作った文を見てもらう方法もあります。

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この記事の監修者

チョン スジョン

韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2015年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴10年以上。 レッスン通算時間は約15,000時間、約600人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、韓国語講師育成チームなど幅広い分野で活躍。

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