韓国語【ピゴネ】を徹底解説!類義語の「ヒンドゥルダ」「チチダ」との違いもチェック!
「ピゴネ」という韓国語をご存知ですか?
独り言なんかでよく韓流ドラマでも聞かれるフレーズです。とてもよく使われます。しかしこの「ピゴネ」は類義語もたくさんあって正しく使うには、違いや使い方を合わせて覚えておくことがおすすめなんです。
よく使う「ピゴネ」を徹底的に掘り下げてみたいと思います。
韓国語【ピゴネ】を徹底解説!
「피곤해 죽겠어…(ピゴネ チュッケッソ)」
「너무 피곤해서 더 이상 못 가겠어.(ノム ピゴネソ ト イサン モッカゲッソ)」
こんなフレーズを聞いたことがありますか?疲れている時、しんどい時などに聞かれる「ビゴネ」というこの韓国語、覚えておくとついつい独り言でも韓国語で言ってしまうかもしれませんね。
しかし、この「ピゴネ」は類義語もたくさんあります。細かく見ていきましょう。
韓国語【ピゴネ】の意味と発音
まずは「ピゴネ」の正しい意味と発音をチェックしましょう。
ハングルでは「피곤해(ピゴネ)」と書きます。原形は「피곤하다(ピゴナダ)」、하다形と呼ばれる単語ですね。意味は「疲れている」「くたびれている」などです。
先ほどの例文の意味はこちらです。
피곤해 죽겠어…
(ピゴネ チュッケッソ)
疲れて死にそう…
너무 피곤해서 더 이상 못 가겠어.
(ノム ピゴネソ ト イサン モッカゲッソ)
とても疲れてこれ以上行けない…
「피곤해(ピゴネ)」の「피곤(ピゴン)」は漢字で書くと「疲困」となります。よく似た言葉で「疲労」は韓国語で「피로(ピロ)」と言い、同じ漢字を使っている言葉ですが「疲困:피곤(ピゴン)」も疲労と同じ意味です。
「(疲困)疲労する」で「疲れる」という意味なので覚えやすいですね。
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「ピゴネ」は過去形「疲れた」と訳す?
「疲れた」「くたびれた」のように独り言で言う時は「피곤해(ピゴネ)」と言います。日本語では「疲れた」と過去形になりますが、韓国語では現在形で言います。
연휴에 여행을 갔다왔더니 너무 피곤해.
(ヨニュエ ヨヘンウル カッタワットニ ノム ピゴネ)
連休に旅行に行って来たらとても疲れたよ。
このように明らかに過去の「疲れた」を言うときには過去形にしますが、今疲れていることを言うときは現在形になりますので注意しましょう。
【ピゴネ】を使った韓国語フレーズ集
それでは「피곤해(ピゴネ)」、「피곤하다(ピゴナダ)」を使ったフレーズをもう少し紹介します。
피곤한 얼굴인데 무슨 일이 있었어?
(ピゴナン オルグリンデ ムスン イリ イッソッソ?)
疲れた顔してるけど何かあったの?
그 사람과 함께 있으면 아무것도 안 해도 피곤하네…
(ク サラムグァ ハムケ イッスミョン アムゴット アネド ピゴナネ)
あの人と一緒にいると何もしてないのに疲れる…
아기가 많이 피곤해서 일찍 잠이 들었네.
(アイガ マニ ピゴネソ イルチク チャミ トゥロンネ)
赤ちゃんがたくさん疲れて早く寝ちゃったね。
また、「피곤해(ピゴネ)」と合わせて一緒によく使われるフレーズもご紹介します。
死にそう=죽겠다(チュッケッタ)
더 이상 못 달려! 피곤해 죽겠어!
(ト イサン モッタルリョ ピゴネ チュッケッソ)
もうこれ以上走れない!疲れて死にそう!
死にそう=죽을것 같다(チュグルコカッタ)
머리가 아파서 죽을 것 같아.
(モリガ アパソ チュグル コ カッタ)
頭が痛くて死にそう…
もうだめだ=안되겠다(アンデゲッタ)
다리가 아파서 걸을 수 없어…안 되겠다.
(タリガ アパソ コルルスガ オプソ アンデゲッタ)
足が痛くて歩けない…もうだめだ。
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【ピゴネ】の類義語「ヒンドゥルダ」「チチダ」との違いは?
次は「피곤해(ピゴネ)」の類義語について見ていきましょう。
「힘들다(ヒムドゥルダ)」、「지치다(チチダ)」この二つが「피곤해(ピゴネ)」と並んで「疲れた」「しんどい」「大変だ」などの意味でよく使われます。
まずは簡単な違いから。どちらも「疲れた」という意味なのですが、「지치다(チチダ)」と「피곤해(ピゴネ)」の違いは疲れている時間の長さです。「피곤해(ピゴネ)」は今現在疲れている状態を表すときに使い、「지치다(チチダ)」は長い時間をかけて疲れている時に使います。
아무리 열심히 일을 해도 안 돼… 이제 이런 생활에 지쳤어.
(アムリ ヨルシミ イルル ヘド アンデ… イジェ イロン センファレ チチョッソ)
どんなに一生懸命仕事をしてもだめなんだ…もうこんな生活には疲れたよ。
人間関係や生活、お金のことなど長期間辛いことを表すときに「지치다(チチダ)」をよく使います。 ニュアンスとしては「피곤해(ピゴネ)」よりも深刻な印象です。
次は「힘들다(ヒムドゥルダ)」です。こちらは「아이고 힘들어…(アイゴ ヒムドゥロ)」などと独り言でよく使うのですが、日本語の「よっこらしょ」のようにも使われます。確かに意味はよく似ています。こちらは「疲れた」という意味もありますが「大変だ」の方が意味が近いです。
「힘들다(ヒムドゥルダ)」は一つの単語のようですが、実は「힘이 들다(ヒミ トゥルダ)」の意味。「힘이 들다(ヒミ トゥルダ)」は「力が入る」という意味です。なので「힘들다(ヒムドゥルダ)」は「力が入るわ…」の感じ。体がしんどい、重たいようなイメージがつかめるでしょうか。もちろん肉体的にだけでなく、精神的に力が入ってしんどい時にも「힘들다(ヒムドゥルダ)」を使います。
파티 준비는 정말 힘들었다… 피곤해 죽겠어…
(パティ ジュンビヌン チョンマル ヒムドゥロッタ… ピゴネチュッケッソ)
パーティーの準備は本当に大変だった、、、疲れて死にそう。
こんな風に両方一緒に使うこともあります。
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韓国語【ピゴネ】を徹底解説!まとめ
韓国語の【피곤해:ピゴネ】について正しい意味や使い方、そして意味のよく似ている類義語の「힘들다(ヒムドゥルダ)」、「지치다(チチダ)」との違いについても見てきました。どの言葉もよく使うのでしっかり覚えておきたいですね。韓国語が上達してくると思わず、疲れている時の独り言が「피곤해(ピゴネ)」となるかもしれませんね。
また、誰かが「피곤해(ピゴネ)」、「힘들어…(ヒムドゥロ)」と言っていたら、「何かあったの?」という意味で「무슨 일이 있어?(ムスンイリイッソ?)」と聞いてあげたり「おつかれさま」「大変だったね」の意味で「수고했네(スゴヘンネ)」「고생했네(コセンヘンネ)」や「ゆっくり休んでね」の意味で「푹 쉬어(プク シィオ)」と声をかけてあげるとよいでしょう。
チョン スジョン
韓国ソウル出身、高麗大学で日本語・日本文学専攻、韓国語教員資格2級 2016年からK Village 韓国語でレッスンを担当。講師歴5年以上。 レッスン通算時間は約10,000時間、約400人の生徒に韓国語の楽しさを教えてきた大人気講師。K Village プレミア講師としてレッスンはもちろん、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。
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